2000年11月19日
よしみさん、こでさん、すぐりさん、みるくさん、ぬらりひょん。さん、あめのうおさん、円の亡者さん、しぇるぱ
山域:大峰

どこまでも快晴の大普賢岳

 

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朝の和佐又小屋おはよう、あめのうおさん、ほかの者は昨夜から和佐又小屋へ泊まって、あめのうおさんの到着を待っていたよ。
昨夜の食事はどうでした?
きのこ尽くし、きのこのバラエティが三皿、ほかに豚汁だったかな。朝食はおきまり、和風旅館と同様やね。
これでそろいましたね、出発しましょうか。
まずは主催者、円の亡者さんのあいさつ、今日は大普賢岳をピストン、わたしのホームゲレンデに親しもう、という企画です。大峰はええよぅ!さぁ、これから出発、いざ、大普賢へ
小屋からすぐにススキの原に入るのかい。ここがスキー場になるのかい。ほほぅ、上にもテント場があるんやね。けっこうテントが張ってあるじゃないか。
テント場の奥が大普賢岳、あのそびえる峰に登ります。おっ、マイルドセブン!
なになに、マイルドセブンとは、あぁ、飛行機雲のこと、青い空にすぅっと飛行機雲で、なるほど、マイルドセブンだねぇ。
じいじい爺爺
この辺の梯子はまだ序の口あれはヤマガラ、この時期、鳥はたいてい里へ降りて少なくなってます。
あめのうおさんがいると、鳥博士で勉強になるなぁ。
稜線に出た、この先、道は分岐してるがね、今日はまっすぐ、頂上を目指すことにするね。
とんとんとんと、道はらくらく、したんの窟、したんとは指弾だとさ、朝日の窟、笙の窟、ここで休憩。
中央に不動明王、岩清水がバケツに受けてある、味はどうかね、混じり気はないが、うぅん、後味に金属味が残るね。
ほらぁ、断崖のてっぺんから雫が降ってくるよ、キラキラと陽に照らされて、スローモーションで落ちてくる、ここんとこ雨が続いたからね、地下水が岩に阻まれて染み出しているのね。笙の窟
ここに木の札が貼ってあるでしょ、碑伝(ひで)というのだよ、山伏の名乗り、自分たちの一行何名は、○年○月○日、ここで行をして通った、ということ、例をあげるとね
  笙の窟 平成十二年 天台寺門宗 同行
  奉修大峰奥駈七十五靡如意満足祈所
  五月二七日 総本山三井寺十名

笙の窟、不動明王が真ん中に山伏には流派が二つ、聖護院派と三井寺派に大別できます。
先を急ぐでぇ。
ここから壁を登るけど、気持ちを引き締めてな。
ピィィ
鹿の声や。
あれが鹿の声なの?
石の鼻こんなんがあるね、奥山にぃぃ
そうそう、紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき 百人一首ね。
さぁコルに出た、ここからは梯子の連続やでぇ、気ぃ入れて行きや。
ほんまに連続や、一本梯子、三本連続梯子、踏み板が水平じゃないのがあるので、足の効きが流れるね、また、下りにここの梯子を降りるのは怖いね。
石の鼻、岩場のてっぺんです、切り立っているから落ちないようにな。
大普賢岳の頂上この先は、小普賢を回って大普賢に向かうことになる、広い梯子が着けられたな、去年はこんなのは無かったぞ。
おいおい、深い谷をいったん降りなきゃならんじゃないか、殺生な!
稜線についた、ここが奥駈道、頂上まではもうじきでっせ。
やあ、頂上やぁ。
雲ひとつないよ、どこまでもよく見える。
むこうの峰が弥山、となりが八経ガ岳、ずうっとたどってぴょんと飛び出したのが釈迦ガ岳。
大普賢岳、手前が三角点ドライブウェイをたどると大台ケ原、どんと落ちているのが大蛇グラ。山の間に熊野灘が、見えるような、見えないような。
振り向くと、稲村ケ岳、宿坊が見えるのが山上ケ岳。
榛原の町の後ろに、貝ケ平山、額井岳、戒場山、すっと目を転じると、鎧、兜の山は解りまっしゃろ。あれが高見山。
円の亡者さん、知らないひとと山名同定に浸りきっているね。
1時間もいたな、さぁ、降りようかぁ。
下の道を帰路に下りの梯子は登りよりはるかに怖いね。こんなところで滑るギャグは飛ばさないでね。
まったくのピストンも何だしなぁ、別の道を行こうかなぁ、笙の窟の手前、ここから下へ降りて行くね。
急に道の踏み跡が頼りなくなってきたな、テープしか標識がなくなってきた。
和佐又のコルからどんどん離れていくぜ、反対方向に行ってるみたい。
何度も切り返して今度は戻る方向は確かだ、おぉい、稜線に出たら休憩を希望しまぁす。
ベンチに戻ったよ、休憩しようか。
和佐又山頂上ここまで来たら和佐又山にも行きましょうよ、ほんの10分やで。
なら、行こか、それそれ、あらよっと。
頂上、振り返ると大普賢が真正面やな。
円の亡者さん、久しぶりに山らしい山を堪能したよ、どうもありがとう、さあ、元の小屋まで帰りましょか。

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