2001年2月15日
しぇるぱ単独
山域:室生

仏隆寺裏山の大平山と高峰山

 

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山の神分岐前から大平山、左の三角形の山30年勤続のリフレッシュ休暇も今日まで、リフレッシュの仕上げに行こうかね。前々から気になっていた山があります、そこに行こうか。
さて、着きましたよ、奈良榛原の仏隆寺、寺までの手前に道がふくらんだところがある、ここに車を停めておこうか。
今日のネタ元は「大和まほろばの山旅」著者内田嘉弘、読んでいて行ってみたいと触発されたものです。
四又路、本にはそう書いてあったが、よく見るとなるほど四又路だ。近づいてみると、小さな標識がある、こっち大平山、うむ、山のほうへ行けばいいのか。
切り通しの突き当たりが登山口、派手なペンキ印があるおじいさんが畑の片づけをしている、こんにちはぁ。
大平山へ登らはりまんの、家向こうの尖がった山がその方向や。この道を真直ぐ行くと分かれるでな、左へ行くんでっせ。切り通しで舗装が途切れるでな、そこからちょっとで大平山へ入りまんね。
あ、そうですか、ありがとございまぁす。
ふむ、ここが分かれ道か、石碑があるな、山の神かい。
ここが切り通し、雪に覆われて判然としないが、足触りは舗装が途切れた感じだな、おぉ、派手な標識がある、ここから入るんだろうね。
大平山頂上杉の木に紅白だんだらでペンキが塗ってあるが、これは山標識とは違うだろうな、山主の識別標識じゃないかね。
道をだいぶ入ったが、このへんから道が怪しくなってきたな。涸れ沢の中をたどることになる、あることはあるんだよ、倒木に遮られて飛び飛びに道の痕跡が残っているな。
あらよっと、稜線に出たぜ。笹が雪まみれだな、笹に雪というのは滑ってかなわんな。アイゼンが欲しいところだが、薄く雪をかぶった程度では使うほどじゃないものね。
左から、貝ケ平山、額井岳、戒場山えらく急な傾斜だこと、笹につかまり、体を引き抜いて登らにゃならんね。あともうちょっと、頂上だぁ。ここが大平山か。標高711.5m
麓の道が見えるよ、真下に見える。
三角の山が大平山だとおじいさんは言っていたなぁ。なるほどなるほど、あんなに登りが急傾斜なんだから、この山が三角に見えるということがよくわかるね。
下りはきついなぁ、雪をかぶっているので滑らないよう下りるのは大変だよ。空中を泳ぎながら木の幹から次の木の幹へと手繰りながらブレーキをかけて下りることになる。
第2のピーク、ほんとはここが高峰山だろうな稜線は荒れているな、室生寺の塔が倒れた台風があったな、その時の風害で、倒木が乱雑に折り重なっている。ここはまるまる倒されて見通しがええな。振り返ると大平山、向こうは貝ケ平山、額井岳、戒場山の連山だね。真正面によく見えるなぁ。
うわぁ、ここは大変だぞ。樹がすっかり倒されて岩場がむきだしになっているじゃないか。雪で足場が滑るので気をつけなくちゃな。今日はウィークデイ、こんな日には他には誰も来るわけがない、たとえ滑落しても一人で身仕舞いしなきゃならないね。
ここが頂上、ガイドブックにはぽこぽこぽこと山頂が三つあってどれがほんとの頂上か、と書いてあったな。ここはまず最初の頂上なんだろうね。
第3ピーク、高峰山標識のある峰二つ目の頂上、ここは航空母艦の甲板のように広い平らがひろがっているね。うっかりすると、広い甲板部に向かいたくなるが、後部甲板を踏むだけで、すぐに左舷から右舷へとかすめて通るようになっている。
そんなことが何故解る?解るともさ、テープがびたびたに貼ってあってほとんど地図なしでも歩ける道だね。
三つ目の頂上、ここには山名板があって高峰山はここ、なんだけど、ガイドブックの言うように、二つ目がほんとの頂上だと思うなぁ。その標高790m
三つ目の峰はテープ様々、うっかりすると稜線伝いに行ってしまうところだが、下り道は直角に右に曲がってだだ下りに降りていくんですね。ここの傾斜もただごとじゃないよ。
明治百年記念植樹石標の峠、180度反転して下る傾斜がゆるくなったところで三角点が出て来る、768.6m この連山では大平山とここだけに三角点があるんだね。
石標が出てきたぞ、なになに、明治百年記念造林、この峠からは折り返して右に下りて行くのだな。
やっとまともに道らしい道になってきたね。稜線の部分だけ苗木を植えてある、網で囲って頑丈な扉がついているね。
網の中に入って出口の扉、ここは室生寺へ通う古道の出合なんだね。出合のところに東屋があって役の行者像が祭ってある。ここからは仏隆寺へと帰って行くわけだ。
足跡を見ると誰もが室生寺のほうへ向かっている、ウィイークデイでも人出は多いね、逆方向に足跡をつけているのはわたしだけだね。
室生寺古道出合、役の行者の祠薄く雪をかぶった道は油断ならないよ。滑りそうで、どうしても小股になる、大股ですたすたと歩くなんちゅうことは出来るもんじゃない。
仏隆寺の手前に白岩神社、ははぁん、仏隆寺の裏にそびえる岩肌はこの神社のご神体なのか、それで名前が白岩神社なんだ。
さて、仏隆寺、ここまで来ると雪はないね。あとは駐車場所までもう少しだ。

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