広島中央フライトロード、中途半端な結末
10年2月24日
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世羅町から西進し、南下して、広島空港へ近づいてみる |
今まで冬篭りしていたが、こんなに暖かくなったんだもの。自転車を再開してもええだろう。
冬の寒さにそなえて、ロングランニングタイツを買ったのだが、いまだに未使用状態だ。どんな具合かテストもしなきゃね。
広島県のホームページによると、広島中央フライトロードを企画していて、中国横断自動車道尾道松江線と、広島空港や山陽自動車道を相互連絡するものです。
沼田川をまたぐ空港大橋が有名で、この橋を渡る道路が広島中央フライトロードなのです。
道路の構想が世羅から始まるのなら、自転車も世羅から始めなきゃならんだろう。
市街地商店街から離れて郊外型ショッピングモールが出来ている、その中核のマックスヴァリューの駐車場に車を置いて行こう。
川と国道は着いたり離れたりで西に向かうが、川の落差は微々たるものなんですよ。川上川下がどっちか迷うくらい。
山の背丈は低くて、山と山の間は沃野で、高原でもない盆地でもない、こういう風景はどんなジャンルの括りで表現すればええのだろうね。
三原市との境界を越えた。旧賀茂郡大和町、境界に自然区分のようなものは無く、シームレスに続いている。
沃野の真ん中で橋を渡る。橋の名前に馬橋とあり、芦田川と銘板にある。
福山で海に出る芦田川の源流がこの先にあるのだ。三原市の市域で芦田川を見るとは思わなかったぞ。
芦田川の源流は西に向かっており、山の反対側には、三原の海に放流する沼田川の源流がある。
先ほどの三原市世羅町境界のポイントから北には、江の川水系馬洗川その支流の美波羅川の源流がある。
分水嶺は複雑に入り組んでいて、川それぞれが源流を争奪して、水域競争をしているのですよ。
南の軽い峠を越えると、流域は別物になる。
いままでは、世羅台地はスープ皿の中にいたようなものだが、皿の縁を越えて、これからは登ったり下ったりの連続になる。
坂道を下りると、大和町の中心地、コンビニがあって、弁当を買おう。駐車場が混んでいるので立ち食いになるが、それもしょうがないことだよね。
ここで国道432号線から離れて、県道49号線を進む。この県道49号線がフライトロードの根幹なんですよ。
旧大和町役場、いまは三原市大和支所の前を通って坂道を登る。
坂道を登ったあたりが、安芸備後の境界らしいのですよ。
安芸備後の境界は20万分図では表現されているが、5万図などの詳細地図では旧国名の区分は消えてしまっている。
大和町は安芸と備後にまたがっているんですよ、隣りの久井町もそう。
旧国境そのものが自然の境界ではなく、人為的な境界だったから、町村合併の時、旧国境をまたぐ合併は普通のことだったのだろうね。
この先は、一挙に坂道を下りて行く。下りたところで国道486号線と合流する。
ここがポイントなんですよ。ここに広島中央フライトロードは存在するのだ。
道路はあるのだが、自動車専用道だから自転車は入れない。並行する道を進んで、専用道を横から眺めてみよう。
その専用道は曲がってどこかに行ってしまった。並行する道は里に出たが、この先はどっちへ進めばええのだろう。
見当がつかなくなったので、平坂コミュニティホームの建物の前で行程を打ち切ろう。
この先は次回からのことにして、今日はこのまま引き返そう。
国道486号線から旧国境までの坂道がぎゃふんというほど登り坂だよ。他の坂道は大したことはないのだがね。
さぁて、戻ったぞ。世羅町ショッピングモール、これでは旧来の商店街が気の毒だよね。勝負にならない。
同情はするけど同情だけ、同情するなら買っていけ、そうもいかない、ちょこっと買い物はここでして帰ろうか。
そうそう、ロングランニングタイツのはきごこち、風から守ってくれて心地がよろしい。
もっと寒い日にテストを重ねると評価が定まるだろうね。
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世羅町の郊外型ショッピングセンター、ここに駐車 |
世羅町と三原市の境界 |
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芦田川の源流は三原市にある |
旧大和町役場、現在は三原市大和支所 |
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ここからが広島空港へのフライトロード |
自動車専用道路だから自転車は入れない |
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広島中央フライトロード建設中、と看板にある |
土盛りの上を自動車専用線が走っている |
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どう進むべきかわからない、ここは平坂コミュニティホーム |
世羅町に戻って来た、大型店が立ち並んでいる |