島根の斐伊川、下流域、中流域

2011年10月11日

出雲空港から出発、斐伊川河口から雲南市三刀屋木次まで、国道54号線沿いに帰る
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
同じく出雲市に流れる神戸川については、下流域、中流域については川沿いに走った。上流域が未探査だが、源流部を知っているから、まぁ、ええ、とするか。
出雲市のもう一本の川についても、探査しなきゃならんね。斐伊川なんですよ。
斐伊川ひいかわだったり、斐川ひかわだったり、言い方はまちまちなんですよ。
川の名前は斐伊川ひいかわで、町の名前は斐川ひかわ、そういう使い分けなのだと割り切ってちょうだい。
似たような例では、紀の川は紀の川、紀川きいかわでも紀川きかわでもない、それが普通だよ。斐伊川が原則から離れているんですよ。
斐伊川の河口近くで駐車場はどこに止めよう、出雲空港があるので、これを使わせてもらおう。
駐車料金は無料なんですよ。もちろん飛行機の利用者に限ってのことなんですよ。ごめん、かんにん、ちょっと車を置かせてね。
トイレを借りるので中に入ったが、へぇぇ、JALしか運航していないのだ。JALとJAC、どっちも赤い翼で、青い翼のANAは乗り入れていないのだ。
お隣の米子空港はANAばっかりで、JALは乗り入れていないのだそうな。そういう使い分けになっているのかい。
滑走路に平行に、宍道湖とは逆の方向へ向かう。次の信号、宍道インターから真っ直ぐ進むとここに出るのだよ、蕎麦屋の大きな店があるから目標にしやすいね。
この交差点を北に向かうのだが、この先、どこかで宍道湖のほうへ道を変えたい。前方に堤防が見えている、あれは斐伊川の堤防で、堤防の手前の道を宍道湖方向に道を変えて行くのだよ。
ポイントは何、と言えるものがない。たんぼと畑が続いているのだよ、どこの十字路と指定できるはずもない。
宍道湖西岸なぎさ公園と表示がある。駐車場があってベンチが数脚、堤防に登って展望することになるね。公園とは言うものの、素っ気ない公園だよ。
堤防から見比べると、宍道湖の湖面のほうが耕地より水位が高いように見えるよ。常に水との戦いを重ねているのだろうね。
斐伊川の河口まできた。国土交通省のキロポストがある。0k0、ここが斐伊川の末端だと宣言してあるんだよ。上流に向かうと、順番に、0k100、0k200、と数字が増していくのだよ。
最初の橋が灘橋、次が瑞穂大橋、その次が西代橋、ここで橋を渡ろう。この先の右岸は工事中のようなんですよ。進入禁止とあるので、左岸をたどるしかしょうがないみたい。
西代橋の左岸たもとで、堤防の上は遮断機で自動車は通れなくなっている。歩行者自転車は○になっているので、安心して進んで行く。
自転車のマークがあって、距離表示がしてある。そうか、堤防の上はサイクリングロードなのだ。
斐伊川河川敷公園があって、ゴルフ場が隣接している。堤防の上からは出雲ドームの屋根が見える。出雲ドームからの山裾に出雲大社があるのだよ。
国道9号線と交差するのが神立橋、ここにサイクリングロードのイラスト看板がある。
サイクリングロードは宍道湖北岸から始まって、斐伊川沿いに進んで、この先で斐伊川から離れて、日本海に向かい、出雲大社の西の稲佐の浜が終点となっている、そういうイラストだ。
JR山陰線の下を潜って、サイクリングロードの矢印に従わずに、斐伊川に並行して進む。
斐伊川が大きく蛇行するあたり、西向きに流れていたのが北向きに方向を変える、そのあたりで大規模な土木工事が展開している。
斐伊川から放水路を新設して神戸川に流れを変えるのだ。
古来、斐伊川と神戸川は合流したり離れたり、出雲平野を自由自在に川筋を変えてきたのだ。ヤマタノオロチのように何本もの水系があったのだ。
ここで斐伊川の溢流を神戸川から日本海に流すと、宍道湖の水位も下がって、たんぼより湖面が高い状況から解放されるのだ。
工事中なので、自転車は堤防の道から追い払われたが、再び、堤防に道に戻る。ダンプがすれすれに通るのでかなり怖い道ではあるよ。
高速道路の山陰道が仏経山のトンネルから出て斐伊川を渡っている。このあたりの斐伊川は川幅いっぱいに広がって流れている。
出雲市と雲南市の境界を越えた。
雲南市に入って、ここが市内の交差点、国道54号線と合流して、ここからは折り返して戻る道になる。
里熊大橋を渡る。右岸は里方、左岸は熊谷、足して2で割って、里熊大橋、橋の下には斐伊川が流れている。
さすがにここまでさかのぼると、河原に草木が生えてきている。ここから下の下流では、河原に草木はなく、平坦な砂地なんですよ。
ここからはゆるゆると登り坂、道の駅・さくらの里きすきがあって、そこが峠になっていて、ここが本日の最高地点、最高地点でも114メートルしかないのだよ。
いったん赤川流域まで下がって、ふたたび登り坂、ここの峠は海抜90メートル程度なのだよ。
宍道町が松江市と合併したので、ここが雲南市と松江市との境界になる。
ここから国道9号線までは近い。9号線を左折して行く。
立体交差の道を越えて、交差点の名前が宍道IC入り口、北へ向っていく。
最初のクリークを渡る。川の名前が新建川、橋の名前が出雲空港大橋、この川が松江市と出雲市との境界なのだよ。
たんぼに水を引き込むクリークが何本もあって、このあたりは水郷と言えばその通りだよ。
さぁて、出雲縁結び空港まで戻ってきたぞ。
出雲縁結び空港 宍道湖西岸なぎさ公園
斐伊川河口、国土交通省キロポスト0キロ0百米 西代橋から斐伊川を見下ろす
 
斐伊川を渡る高速道路山陰道 出雲市と雲南市の境界
雲南市三刀屋の交差点、国道54号線、国道314号線 里熊大橋、右岸は里方、左岸は熊谷、足して2で割って
本日の最高地点、道の駅さくらの里きすきの前 雲南市と松江市の境界
国道9号線と合流、ここは左へ進む 松江市と出雲市の境界、新建川、出雲空港大橋
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