備後西国三十三観音霊場巡拝

第31番 明尾山寒水寺

平成16年3月22日巡拝

 

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駐車場から寒水寺を福山郊外の深安郡神辺町を走っているんだが、土地の見当がつかないのでどこがどこだかよく解らない。
カーナビは西中条を示している、このあたりなんだがなぁ。
解らん時には交番で聞こう。ははぁ、どうやらこの低い山の反対側に向かえばええそうな。
山の反対側の取り付きに出たな、このへんで誰かに聞いて見ようか。
え、福山カントリークラブへ進む道を行けばよろしいのか、そりゃ、どうもぉ。
寒水寺の塀の前福山カントリークラブへ分かれる箇所は、国分寺があるところなんですよ。大きな石碑が見えるから解りやすいよ。
道の下に国分寺を見下ろして進んでいく、ここにその寺があるということは、奈良朝の備後の中心はこのへんだったということだよな。
隣り町が府中、つまり、国府ということだ、今ではピンと来ないが、当時の権力の中心はここにあったんだよね。
堂々川の看板がある、ここの小さな流れは江戸時代から土木工事が施されたことで有名なんだとさ。
寒水寺、本堂ずいぶんと天井川だなと思っていたが、だから、当時から必死に砂留め工事を施したんだとさ。
それが、今も続いて、一番から六番までの砂溜があるんだよね、五番と六番の間に堂々公園、そこから左へ分岐が出ている。
山中への舗装を進むと、寒水寺、かなりの山の中の寺だね。
ゆったりと石段があって、山門はなく、石柱が門の代わりを果たしている。
境内は植え込み、石組みが凝っている、わたしには庭園についての素養がないので判断できないが、なかなかのものと推察はできるね。
寒水寺、庭園本堂は小さいが、庫裏は大きい。
多くの山の寺は衰退の翳りがうかがえるものだが、なんのなんの、手入れの行き届いた勢いのある寺だよ。
なんちゅう山号だろう、だんだん賢くなってさ、どこにも山号が表示してない時は鐘を見ることにしているんですよ。
ほら、鐘に明尾山と鋳込んである、ここの山号は明尾山というんだ。

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