2014年1月31日
しぇるぱ単独
山域:山口県岩国市

阿品弥山あじなみせん、別名岩国弥山、プラス柏木山

 

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登山口ネットを巡っているうち、面白そうな山を発見しました。いずれ登るぞと予定に挙げたが、かれこれ一年経過してしまった。
忘れていたわけでも、毛嫌いしたわけでもない、ただ単純に先送り先送りして今になった、というわけなんですよ。
さて、出発しよう。
高速道路山陽道を岩国インターで降りる。
インターから出た道路は国道2号線で、岩国方向へ反転して引き返して、国道2号線を行くのはほんのわずか、次の交差点で左折する。県道59号線を進むのだ。
県道59号線は県道111号線と分岐する。県道111号線のほうが道の幅が広いような気がするが、曲がらずに直進すればよろしい。
阿品の集落に差し掛かり、県道59号線は山に沿って駆け上り、細い舗装路が真っ直ぐに続いている。
交差点は広場になっていて、バスの回転場所のようにも見える。バス停の標識がないからバス路線は廃止になったのかもしれない。
ここへ駐車してはまずいだろう。引き返したところに道の広い膨らみが2ヶ所ある。
丁石ここへ止めようと思ったんですよ。どうも材木搬出の土場ではなかろうか。それならここへ止めては具合が悪いよねぇ。
阿品の集落から阿品弥山の頂上がよく見えている。建物の屋根も見えている。
県道と分岐する交差点をそのまま奥に入って行こう。阿品の集落を突き抜けて行こう。
道幅は狭いが、川沿いの道で、そんなに悪い道じゃないよ。対向車が来たとしても、どこかで交わす膨らみはあちこちにある。
広場に到着、簡易水道の施設があり、岩国市地震高感度観測施設があって、三叉路が広場になっている。
地震観測の施設は科学技術庁と看板にあるが、今では、文部科学省が所管していることになるのだね。
ここなら数台の車なら駐車することができる。現に、だれかが駐車していて、その隣に駐車することにしよう。
舗装路を谷の奥へ進むのだろうと考えたのですよ。待て待て、石の鳥居があるぞ
ネットで記事を読み散らかしたのだが、鳥居を潜ると書いてあったな。そうかい、ここからが参詣道になるのかい。
山門跡鳥居の先は、尾根を踏んで進むんですよ。岩だらけの道だよ。岩を砕いて階段にしてある道だよ。
なかには、まだ岩じゃない岩もあるのだよ。粘板岩、粘土のような、岩のような、岩。昨日雨だったからまだ濡れていて足を置くと滑るのだよ。これは嫌いだね。
粘板岩はほんの一部、大部分はれっきとした岩で、歩くのに差し支えはない。
それにしても、道は尾根を忠実に辿っている。山腹に逃げて折れ曲がりながら登って行くのが大概の道だが、頑固に直登を突き進んでいる。
もちろん、尾根の幅の範囲で、左右に道を振れることはありますよ。岩を避けたり、ステップが踏み易いからわずかに横に逃げているのだ。基本的には尾根直登なのだよ。
石の鳥居のすぐ上から石仏の丁石が始まる。最初は一丁、石仏は丸い頭だから地蔵さんだろうね。観音や薬師ではない。
頂上まで欠けることなく順番に続いているとネットで見た。確認はしていないけど、順番に続いているように思うよ。
ここの石仏はデザインが統一されている。結跏趺坐、座っている、手を下して両手を組んでいる、足許に雲が湧いている、どれも同じ姿なんですよ。
側面に願主某と刻んであるのだが、摩耗して読めない。製作年号もよくわからない。
弥山堂正直、コースは似たような風景で、あまり変化がない。
やっと大変化が現れる。ちょっとした広場が出現する。ここには山門があって、後には休憩舎として利用されていたのだそうな。
周囲の山林には材木が放り出され、瓦が捨てられている。仕方がないよね、廃屋はそのままにはしておく訳にはいかないものね。
ここに山門が建てられたのはどうしてか。
ほぼ中間点なんですよ。それだけじゃない、ここの前後から山頂が初めて見えるのだ。建物の屋根が初めて見えるのだ。これではここに山門を建てたくなろうというものだよね。
広場には、切り株が数個置いてあって、ここで休憩してちょうだいと促している。
暑い、一月だけど、三月四月の陽気で、汗まみれなので、衣服調節、上着を脱いで腕まくりして体を冷やす。はくしょん、急に冷やしたからくしゃみが出た。
この先も尾根道の傾斜は強まるでもなく弱まるでもなく、ただただひたすらに問答無用で上へ上へと追い立てて行く。
十九丁の丁石があって、この先で、突然石段が現れる。石段の上に建物の屋根が見えている。
赤瀧神社これはなんだろ、神仏混交の宗旨のようだぞ。注連縄があって狛犬があるが、それでいて、仏教寺院の雰囲気がある。
禅宗黄檗派で、弥山長楽寺という寺なのだそうな。
正式名はともかく、一般には弥山堂と呼ばれているみたい。
本尊が、弥山大権現至聖護国善神、弥山大権現が仏教の本尊、至聖護国善神が神道の神なのだそうな。深くは突き詰めなさんな、そういうことなんですよ、江戸時代はそれで通っていたんだから。
境内にベンチがあって、テーブルには、「阿品弥山テーブル、ここでお茶しますと良い事がいっぱいあります!」切り株の椅子もいくつかある。
鐘楼があって、鐘が吊るしてある。しまったなぁ、鋳造の年号を見るのを忘れてしまった。江戸時代のことだろうが、ここまでよく持ち上げたもんだね。
寺の裏側へ向かって次へ進もう。
節分祭の幟が並んでいて、建物がある。扁額には弥山本宮とあるが、鳥居の扁額には赤瀧神社とある。
少し下って、その先が少しの登りで、石段の上に神社がある。
日宛神社社殿の扁額には弥山本社とあるが、
日宛ひあて神社という名前だそうな。
南東方向の麓の旧阿品村は弥山堂を信奉し、北側の麓の旧
日宛ひあて村は日宛ひあて神社を信奉し、南の山麓の旧瓦谷村は赤瀧神社を信奉した。そんな経緯があるのだそうな。
三方向から信仰を集め、それぞれの村の神社を建てるなど、他ではあんまり聞いたことがない。
日宛神社の境内には展望台があって、屋上から周囲を見渡すことが出来る。
岩国の方向を見渡すことができる、赤瀧神社はすぐそこにあって、振り向くと柏木山が見えている
柏木山に向かおうと、日宛神社の石垣に沿って降りて行く。このまま降りたら麓に降りてしまうんじゃないの。他の道を探してみよう。
引き返して舗装路を辿ってみる。谷向こうに柏木山が見えている。ここから見ると、日宛神社から柏木山への吊り尾根があるのが見える。やっぱりあの道を進めば良かったのだ。
再び日宛神社の石垣に沿って下って行く。
ほう、道はちゃんと幅広な道があるじゃないか。吊り尾根のところで、土を掻き寄せて土塁のように尾根道を盛り上げて道が水平になるように工事してある。
分岐吊り尾根を渡って、道は柏木山山系の南側の山腹を伝わって行く。
分岐に差し掛かった。テープが合図しているのでここは要注意のところ。幅広の道はそのまま進む。別の道が上の方を目指して登って行く。こっちへ進むのに違いない。
こっちの道も下の道と同様な道幅で、張り出してくる草や梢はないし、昔々から踏みなれた道だよ。
大きな倒木が道に張り出して邪魔をしているが、ザイルを結び付けて倒木を跨ぐようにしてある。
鞍部に差し掛かる。道は柏木山の北側を迂回して進むようになっている。
ここでテープがごちゃごちゃあるので、ははぁ、道を離れて稜線に取り付くのだな。補助ロープがあって崖をよじ登るようにコース誘導してある。
この道は明らかに杣道ではない、山登りの連中だけが使う道なのだ。それなのに、けっこう踏み込まれていて、踏み跡から脱して、道と言ってもええ状態になっている。
稜線を歩く。梢の切れ目から前方が見える。切り立った断崖があって、断崖の上にテーブルマウンテンがあるが、あそこが柏木山の頂上なのだろうか
そうなのだ。断崖の上に広場があって、三角点がある。そこから南半分の視界が広く開けている。
尾根へ展望は豊かなのだが、猫に小判、豚に真珠、このあたりには来たことがないので、あれがどの山、という山座同定、山の目利きが全然出来ない。
岩国市、周南市の山について詳しければ、相当の範囲で山座同定を楽しめることでしょうがね。
さて、帰ろうか。
山腹の分岐まで帰ってきた。ここからは確かな道が続いているのだよ。
阿品弥山から柏木山一帯は山の芯は岩なんですよ。土をめくるとその下は岩ばっかりなんだと思うよ。
どこを見渡しても断崖ばっかりで、風景は荒々しいのなんの。
道の下が岩場で断崖なので、一ヶ所絶好の展望が効くところがある。柏木山で見た風景とそんなに違うわけではないがね。梢の間に展望サービスも提供しているのだよ。
日宛神社の石垣の下まで戻ってきた。赤瀧神社を経て、弥山堂まで戻ってきた。
三角点が境内にあった。鐘楼の前、ベンチ腰掛の前にあった。来るときには気が付かなかったぞ。
柏木山境内からは、岩国城の城山越しに岩国市街地が見えている。正しくは、市街地ではなく、飛行場じゃないかと思う。海兵隊基地であり、民間空港でもあるのだよ。
境内に地蔵石仏の石塔がある。これが丁石の20丁目ではなかろうか。19丁目までは確認したが、20丁目まであると、切りのええ数字だとは思いませんか。
さて、降りるぞぉ。
登るときに急だとは思ったが、降りてみると急傾斜はさらに感じるね。
山門のあった広場まで戻って、丁石を再確認する、なるほど、十一丁だ。二十丁の半分で、ここが山門と定めたんだろうね。
朝に滑った粘板岩も一日かんかん照りで水気が乾いてしまった。乾いてしまえば滑りはしないさ。
降りてきたぞ。広場に駐車しておいた車を見下ろしている。
先に駐車していた車の人とは出会わなかったな。チェンソーの音が聞こえていたのだ。山仕事の人が駐車していたのかもしれないね。
ひとによっては、阿品弥山と言ったり、岩国弥山と言ったり、どっちかと言うと、阿品弥山のほうが多数派のようだね。

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。

でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+−でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください


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