1999年9月12日
しぇるぱとよめさん
山域:北神戸
無動寺から稚児墓山へ
昨日の天気予報で出かけるのを止めたんだし、今日はどっかいこうよ。 よし、出かけましょう。近畿不動巡りにしようかね。北神戸の無動寺、そこがすんだら裏山の稚児墓山へとまわるかね。近畿不動の巡拝で、無動寺へ参りました。始めて重文のご本尊をみました。 というのが、ここまでの要約なんです。 さて、稚児墓山へ向かうかね。 どっちから登ろうか。東の肘曲がりのほうから登ると面白いのだが、駐車場所が問題だな、西から登ろうか。 国道428号線を登り詰めたあたりに、ほら、緑と太陽の道、帝釈山、の標識があった、これでポイントは解ったぞ。ここから引きかえそう。 道の膨らんだあたりに稚児墓山の標識があった、ここに車を停めよう。 |
ずいぶん自信がなさそうだったね、どうしたの。 いやね、国道が新道になっているんだよ。記憶では道は双坂池の東側を通っていたのさ、新道が付け変わって池の西側を通ってるもんで見当を失ってしまった。 さぁ、池の脇、ここから山道は始まるよ。 |
広い道ね、ここは雨の日には谷川になるのか。石がごろごろした道なのね。 だれか来る、こんちわぁ、背負っているのはシキミですか、サカキですか。 シキミじゃ、仏花じゃね。シキミとサカキの区別?別々の樹じゃい。 どうもお手を止めまして。 シキミは仏式、サカキは神式だね。葉っぱが冬でも青々として日保ちがいいから供え花に向くんだね。そうか、彼岸も近いことだな。 |
やっとごろごろの谷道が終わったね。稜線に出た。山頂はどこ、樹の間に透けて見えるのがそうなのか。稜線の道も草むしたところはないね。シキミ取りなどで地元の人がしょっちゅう入いるから道がええのか。 透き間から向こうをみてみな、帝釈山と丹生山、あそこに行ったんだよ。 ほぉぉ、手前の尖がりが帝釈で、奥の杉の冠の山が丹生か、近いようで距離があるのね。 |
さぁ、頂上手前、道はぐっと傾斜が増したよ、トラロープなどが設置されているぜ。 ついた、頂上。茂みのなかでなんにも見えないのね。説明板がある。 豊臣秀吉が三木の別所を攻めた時、稚児を皆殺しにした。それを哀れんだ村人がこの山に塚を作って弔ったという。 なるほど、これが稚児墓山の由来か。塚はどこなんだろ、わからないね。 この先は止めとこう。もとの車に帰らなきゃ。 |
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