1999年9月5日
しぇるぱ単独
山域:岡山
ガスがかかったり晴れたりの那岐山
麓から那岐山を 左の峰から中央の谷へ、というイメージ |
左がCコース、右がBコース |
来た方向、頂上から麓を見ると |
那岐山三角点、後ろは最高地点 |
中央谷間がBコース、向うはAコース |
那岐山へ行くぞぉ。
山口さんがいたく感じ入って何度も通ったとこだもの、さぞかしええとこに違いない。最新のはこれ。
一般的にいうと、ひとのHPを覗いて、何度も通っているならそこは絶対魅力的なとこなんですよ。
中国高速道美作インター、ここで降ります。ここから奈義町めざしてたどるんだね。
山は那岐山、町は奈義町、何故違うんだい、などと野暮なこと聞くんじゃないよ。わたしには解りません。地名人名などはご当人関係者でないと解るわけがない。
バス停の標識は中鉄バスになってるね。後山一帯は神姫バスだったから、いよいよ岡山の雰囲気がたち込めてきたぞ。
ガイドブックには、バス停高円と書いてあったな、みつけた、その先に道路標識、菩提寺那岐山と書いてある、ここを右折だね。
駐車場到着、いっぱいじゃないか、みんな岡山ナンバーだ、地元の利だね、しょうがないから下手の自衛隊駐屯地への交叉点に停めるかね。
蛇淵の滝への鳥居 |
大神岩、ガスが晴れていればなぁ |
食事した休憩舎、後ろは滝山 |
最高地点の石碑 |
ABCとコースがあるんですよ、どのホームページもCからBのコースを目指していたな、ここは真似しよう、楽だから自然にこのコース取りになるんだろね。
それにしても、ずいぶんと大雑把な名付け方だね、大神岩コースから蛇淵の滝コースへと言わんかい、そのほうがはるかに浪漫チックじゃないか。
あれれ、中高年3人組は林道をそのまま奥に行くよ、Cコースの道はこっちなのに、ま、ええか、地元の人だ、迷ってるわけじゃないだろう。
これが蛇淵の滝なのか、鳥居をくぐって行ってみよう。コンクリ造りの滝見台から滝が見えるね。二段かな、三段かな、もっと豪快な滝かと思っていたが、腰折れの滝なのか。
淵はちいさい、これじゃ蛇が棲むとは思えないね。(ここで蛇に悪態をついたせいで後で仕返しを受けることになるとは)
とんとんとんと石だらけの広い道をたどると、あれま、林道に出たよ。山火事注意の横断幕が出ている、大阪営林局津山営林署。
林道を横切って山道は続くね、林道に出るまでは谷川の音がすぐ隣で聞こえていたが、もう聞こえない。
山腹の道なんだなぁ、道は大きく蛇行してまた蛇行して、こんな道はええなぁ。昔ながらの仕事道なんだね。
水飲み場がある、涌き水だ。うまい。谷川の水は植物の腐敗臭があったり、砂濁りがあったりするもんだが、澄みきった水だぞ。
あれ、五号目の標識、出し抜けに五号目と宣言されても意味がわからんなぁ。半分という意味かしら。
五号目標識から百メートルで大神岩に到着、岩から麓の里をみるとまっ平だねぇ。黄色く稲が稔っている。のどかだねぇ。
こんにちは、さっきから勘定すると20人以上の人が降りているよ。涼しい朝に登って、昼食前に降りてしまう、こういうパターンの山なのか。
頂上部は小判形の山なんだね、なかなか頂上につかない、ほい、八号目の標識、これで理解できました、先の五号目は半分という意味だったんだ。
いよいよ頂上は近いね、傾斜がきつくなってきた、あともうちょっと、昔ながらの道と新しく笹を切り開いた道、新しい道にしよう、こっちが傾斜がゆるいもの。
ついたよ、頂上。ガスの中だ、なんにも見えない。今年は不本意な年だね、抜群の見通し、というのは果たしてあったかしら。
休憩舎がある、ここで食事にするかな。隣のお話が聞こえてくるよ。これは聞き捨てならない。
え、なんですって、マムシがいるんですか。
いますよ、笹の中にあそこで1匹、そこで大きなのが1匹。
ええぇ、この山にもマムシがいるんですか。この間、後山でマムシが怖くて引き返したんですよ。
大丈夫、マムシも命が大事、今日のようにどかどか人が出ると、引っ込んでますよ。でも、こんな天気の日は危ないね。曇りの日はよう出るね。
そうですかぁ。
参ったね、蛇淵の滝で見下したら稜線でマムシ責めにあうことになった。出るかなぁ。
食事の間にガスが切れた。西に那岐山の続きの滝山か。頂上に樹が無いから里が良く見えるね。後山はと、どれだろ、見当がつかない。
Bのコースへ降りるかい。ここが最高地点、那岐山の石碑があるね。
おそるおそる、こわごわこわごわ、最初は抜き足差し足でゆっくりと歩きましたよ。でもね、道は降り道、結局はとっとことっとこ歩くことになります。
道は広く笹を切り開いてあるんだ、こんな道なら大丈夫、さっさと降りようぜ。
さすがに谷道だね、水場には事欠かない。大きな谷を渡渉すると、五号目標識、Cのコースより高度が低いような気がするな。
二人組を抜き、さらに二人組を抜いた。なんかヘン。四人とも軽アイゼンを履いている。確かに滑らないけどさ、岩場では不安定なんだがな。
ひょっとして岡山では四季を問わず軽アイゼンを履くのが普通なのかな。
どんどん降りて、もとのCのコースと合流したよ。ここからは両方から降りる人がたくさんいるよ。
足許に注目、誰もアイゼンなど履いていない。さっきの四人は個人的な申し合わせということなんだね、どうもヘンだと思ったよ。
駐車場到着、自衛隊員が案内図を見ている、ここは日本原の演習場が近いからね。ジープがある、そのフェンダーに演習場見回中と幕がある。
わたしは不審人物ではありませんよ、演習場にもぐるつもりもありません。
カシミール展望図をつけました。 |
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