2003年10月30日
しぇるぱ単独
山域:広島芸北

眼をみはる黄葉、臥龍山

 

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八幡原公園の登山口戸河内インターから国道191号線を行くんだね。標識があった、臥龍山はこっちの方向なんだな。
林道をどんどん登って行くんだね。対向車が来たらかわすのも難しい狭い道だよ。どこまで行くんだろう。
終点だ、水飲み場があるよ、雪霊水と書いてある、あれ、これじゃぁほとんど頂上近くまで来てしまってるじゃないか。
ドライブに来たんじゃないよ、山道を歩きに来たんだよ。これじゃぁ意味が無い、麓まで引き返そう。
降りて、ここは東八幡原というところらしいな。交差点で立ち止まってガイドブックを開いてみよう。後ろにはスキー場がある、八幡高原191スキー場というそうな。
クヌギの巨木おおむね、このへんから歩き始めることにするか。車を置いて、舗装路を歩き出す。
道の左に田んぼ、田んぼだけれど稲を植えているんじゃないぜ。看板があって、それによると、カキツバタが昔からこのへんには多かったんだと、その風情を残すためにボランティアで栽培しているものだそうな。
臥龍山山麓八幡原公園というんだそうな、右に入り口がある、臥龍山(刈尾山)、二つの名前を持つんだね。
ススキの中を広い道は切り開かれている、ススキが途切れると、渓流を渡渉するんだね。
山頂手前から麓をここからは、いよいよ山道だ。
来る道々、芸北の山に感服したんだが、黄葉が鮮やか、くっきりはっきり、とても鮮やか。
大体が、関西以西の山はクリ・クヌギの林なので、黄葉というより、茶色黄土色、くすんだ地味ぃな黄葉で、それを黄葉として鑑賞していたんですよ。
今見ても、目の前の樹はクヌギだよ。鈍感な茶色なんかじゃないよ、鮮やかな黄色に輝いている。
クリ・クヌギ林はそんなもんだと諦めていたが、これは認識を改めなくちゃならないね。
臥龍山頂上でかいクヌギの樹だね。里山のクヌギは伐採に伐採を重ねているから、これほど大きくなることは無いもんだよ。
クヌギに混じってブナの樹も目に付くようになってきた。だんだんと、クヌギが退いてブナが優勢になってくるんだね。
ひとの話し声が聞こえる。ぽんと出たところが林道の終点なんだね。
雪霊水を汲みに車が集まっているよ。わたしも飲ませてもらおう。おぅ、冷たい水。
下からどれくらいかかりましたか、クマが心配じゃありませんか。
立ち枯れのブナ1時間と少しですかね、そうなんですよ、それが心配でね、クマ避けの鈴を買ったんですよ。
クマ避けの鈴なんだがね、最初はザックの後ろに付けていた、揺れが伝わらないのか、鳴らない瞬間もあるんだね。
ストックの握りに付け替えてみた、こうすると、手許がぶれるせいか、よく鳴るよく鳴る、よし、これで行こう。
なんだ、これだけ、林道終点から直ぐで頂上じゃないか。
頂上には、平らな岩場と登りたくなる岩がある、正面から登っても降りるとき立ち往生するだろうな、おや、岩の後ろに道がある、あらまぁ、反対から登ると簡単に登れるんだ。
聖湖・怖羅漢山方面見晴らしはもひとつだな。来た方向の麓が見える、あんなに近くなのか、山の高度は1223.4Mなんだが、たいして登らなかったんだ。
尾根道を西へ向かおうか。
立ち枯れたブナの樹がそびえている。頂上のブナはもう葉を落としているので枯れ木なんだか生木なんだか、見分けにくいね。
下り斜面で登りたくなる岩が出てきた。登ってみると、聖湖が見える、深入山が見える。
唯一、見えるポイントだから、ここは是非とも岩の上に登るようにね。
深入山岩の正面から登るのがつらくても、後ろに回れば簡単に登れるからね。
ブナの樹が真っ直ぐだよ。
どこでもブナは曲がったり枝分かれしたりで、建築用材にはとうてい向かないと思っていたが、これなら柱に梁に使えるね。
かれこれ1キロにわたって、見るものどれも素直な真っ直ぐなブナじゃないか。
保安林だから伐り出し禁止なんだろうが、神社仏閣の関係者はのどから手が出るほど用材に欲しいだろうね。
ブナとクヌギクヌギとブナと見分けは付けられるでしょ。
樹肌が白くてツルツル感があるのがブナ、樹肌がザラザラなのがクヌギ、葉っぱが小さいのがブナ、大きいのがクヌギ。
クヌギは里山のどこにでもあるから馴染みのはずだよ。
林道に出た。
朝、林道終点までドライブしているから、ここに出るんだろうな、とにらんだところにぴったりと出てきた。
後は舗装道路を歩くだけなんだよ。道はセメントで鬱陶しいが、ブナの森の奥深くまで見渡せるので不満はないよ。
林道出会い林道を出て交差点、右に曲がって元の駐車場所へ向かうんだね。
中学生が美術の時間で、写生をやっている、役場の近くに中学校があると考えると、むちゃくちゃ遠いところまで遠征している。
自宅の近所なのかな。
さぁ、駐車場所まで戻ってきたぞ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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