2005年1月14日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県廿日市

小鳥と遊べる、極楽寺山

 

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宮島SAの外側雪の晴れ間だ、南を目指そうぜ。今日は、広島の郊外、廿日市の山に行こうよ。山の名前が極楽寺山、どうじゃい、名前が素晴らしいだろう。
高速中国道から山陽道、まずは五日市インターで降りるとするよ。ほんとは、次の廿日市インターで降りればよかったんだよ。
広島市西部のロケーションをついでに把握しようと思ってね。
すぐに廿日市インターから高速に入る、なんでこんな無駄をするかと言うとだね、両方のインターの中間に宮島サービスエリアがあるんだよ。
下りサービスエリアに駐車すると高速を歩いて跨がなきゃならない、上りサービスエリアを使うと判り易いというわけなんだよ。
雨水で掘り込まれた参詣道はい、上りのサービスエリア、ここに駐車して、売店とトイレの間のドアを開けて外に出よう。
外は通勤・納品の車でいっぱいだよ。高速道の外の駐車場を当てにしていたら駐車出来る余地は全然なかったよ。
フェンスに沿って保全の側道を歩いて行こう。不法投棄が散乱し、荒れ果てた風景だが、ちょっとの我慢だよ。
ほら、極楽寺山への案内看板が木に引っ掛けてある。保全道路は階段に変わる、
のり面そのままの傾斜だから、梯子さながらに、せっせせっせと登って行かなきゃならない、さぁ、登り切ったぜ。
高速の上の跨線橋の道と合流する、平良からの道だそうな。そこに駐車場所はあるかって?知らんね、どうなんだろう、ノーアドヴァイス。
広島市街地方向の展望ここからは山道らしくなったわね、道がずいぶんえぐれている、足跡を永年の雨水が掘り込んで、道は深く塹壕に変わってしまったのよね。
あと60分の案内標識が出ているよ。山頂まではあんがい近いのね。
稜線を歩くので展望は豊かだろうと思ったが、なかなか見えないものよね。木立が邪魔をするし、深い掘り割りの底を歩いて視野が塞がれるのよね。
丁石がある、十八丁と彫りこんである、この先、ところどころ何丁だと教えてくれるんだがね、失ってしまっていて、残ってる石は少ないんだよね。
カシノキの山腹道丁石や道のえぐれからして、ずいぶん大勢のひとがこの参詣道を往復したことだろうと推察できるね。
あと40分と案内標識があってから、道には岩がごろごろとして、跨いだり避けたり、傾斜も急になってきたわね。
あらぁ、小さなお地蔵さんがいる、赤いキャップとケープを付けてもらって可愛いのね。
お地蔵さんからすぐ、ここから展望が開けるのね。今までは、宮島側は木立越しに見えてはいたが、広島市内は見えなかった、ここで始めて広島市街の展望が広がるのね。
廿日市の向こうが五日市、宅地開発に取り残された山は鈴が峰なんだろうな、大田川放水路の先は黄金山なのかな、広島市街地の南半分が見えるな。
極楽寺の山門次は、三角点の広場に出てきたよ。稜線の途中に三角点があるのねぇ。木立に包まれて展望がはっきりしないのが残念ね。
ここからはゆるゆるとした横道ね。西の原からのコースと合流して、あと20分と案内の看板が出ているよ。
常緑樹の巨木が旺盛な極相林だね。カシノキだな。間にツガノキがちらほらと見える。
近畿ではクスノキをよく見かけたものだが、広島県では見ることは少ないね、尾道のロープウェイの下の駅、
うしとら神社の境内で見た程度かな。広島県ではカシノキが一般的だな。
極楽寺境内から宮島を山腹をぐるっと巻いて行く。山と山との峠、接点に石像が置いてある、岩の上に据えて、大日如来と刻んであるよ。
次の山の山腹を巻いて行く、おぅ、看板がある、ここが極楽寺なのかい。
山門があるのね。覗いてみると、小さな仁王さんなのね。上不見山浄土王院極楽寺というのか、名前が凄いねぇ、有り難さの極致をいっているね。
参道の石段にも風情があるわね。苔していて磨り減り具合もなかなかのものね。
正面の本堂はこれから補修修理にかかろうとしてるのね。足場を組んでこれから工事が始まるのね。
極楽寺本堂頂上は本堂の裏の道だろうね。裏には奥の院があって、そこを過ぎると道は下がって行くよ。これでは頂上に行けない。
奥の院の後ろに回ってみよう。トラロープが張ってある。でも、道はあるぜ、ロープを跨いでこの道を行ってみようよ。
やぁ、ここが頂上広場だ。アズマヤがあって、芝生にはベンチも置いてあるよ。
真っ直ぐ進めば蛇の池へ行く道なのだそうな。行ってみようか。
階段をどすどすと下りて、稜線を下へ下へとたどっていく、左へ曲がって降りろと標識の案内が教えているぞ。
極楽寺山の頂上ははぁ、これが蛇の池か。池の周囲はキャンプ場なんだ。池の表面は氷が張っている、海岸に近いのに案外寒いところなんだね。
池の向こうに自動車道が見える。この舗装路をどっちに行けばええのだろ、ま、こっちだろう、引き返す方向に向かえば間違いないさ。
最後の駐車場から極楽寺への歩道が続いている、こっちから進めば極楽寺山頂上への案内が見当たらない、ロープを無視して強行突破したのが正解だったな。
極楽寺の境内の展望所へ寄ってみようか。ここからは宮島方向が見えるんだね、広島市内の展望は尾根で切れている。
あの方向がね、そう指差すと小鳥が手のそばにやってくる、あれれ、さっきから小鳥が体をかすめて飛びかっているよねぇ。
憩いの森、蛇の池パンのかけらはないかい。  メロンパンのパンくずが袋に残ってるよ。  それをちょうだい。
あ、やっぱり! ほら、てのひらに乗ってパンくずをついばむよ。馴れているなぁ。
ヤマガラだろうね。茶色と黒のペイントでそれと見分けられる。手乗りするのは一羽や二羽じゃないよ、入れ替わりで五羽六羽が遊んでくれたよ。
ハイキングのひとたちが馴らしたのだろうか、ひとを見ると近寄ってくるんだもの、信頼関係が確立しているんだねぇ。
都会の公園で鳩と遊ぶのとはわけが違うよ、こんな自然の中で手乗りするほど近づけるとは思いもしなかったね。
さぁ、もとの道を宮島サービスエリア目指して降りて行こうか。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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