2005年1月7日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県竹原市

瀬戸内の山、黒滝山、白滝山2

 

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地蔵院の後ろに黒滝山雪の季節になったよなぁ。寒い山は嫌いだねぇ。南の山に行こうよ。瀬戸内海の沿岸の山に行こう。
三原から海岸沿いに走って行くよ。内陸は雨模様だったが、海岸に出ると雨は消えてしまったね。途中では道ばたに雪が残っていたが、ここでは雪など全然無縁のようす、そうそう、これでなくっちゃ。
道は海岸から離れて、峠を越えて行く、この峠を越えれば竹原市
忠海ただのうみになるんだよ。ほら、峠の上から見えるじゃろ、あの岩だらけの山が黒滝山白滝山の斜面なんだよ。
車を停めるには港にしよう、邪魔にならないように埠頭のすみに置かせてもらおう。
黒滝山頂上直下の観音堂あれがそうなのね、ぴんと尖って、ちょっとした槍ケ岳ね。これは期待できそうな雰囲気ね。
JR呉線の踏切を渡って、国道のガソリンスタンドの角を曲がるのね。案内板が出ているから間違いようもないよね。すぐに路地に入るのね。
へぇぇ、昔々は繁盛した通りだったんだ。町家のそれぞれに名残りが見受けられる、このあたり一帯は時代に取り残されたのね。
民家が尽きて寺の門前に向かって行くのね。地蔵院、背景に黒滝山を配置するとピタッと姿かたちが決まるのよね。
寺の裏の墓地から入って行くのね。少しの墓石なら気味が悪いけど、これだけ大量にあると、カラッとしていて不気味な感じはしないよね。
車道に出ると、墓地はここまでなのね。ここから山道が始まるのねぇ。
観音堂から忠海市街をトイレや休憩舎があって、さぁ、これからいよいよ、と意欲を掻き立てるものがあるよね。常緑樹の緑のトンネルから入って行くのね。
石仏があちこちに点在しているのね、観音巡礼ね、西国札所巡礼なのね。
手当たり次第に岩に彫りこんでいるから、順番はメチャクチャ、道のそばにあるもの、はるかに離れてあるもの、順序なんて関係ないのね。
小さな鳥居がある、幸福の鳥居と書いてある、潜ってみようか、潜れた潜れた、あんたも潜らなきゃだめよ、ひとりだけじゃ幸福になれないもの。
肩が通れば腰も大丈夫抜けるよ、そうそう、あんたも潜れたね、これでふたりとも幸福になると約束されたわけよね。
アズマヤから稜線をたどれば、頂上直下の観音堂なのね。そう、これが麓の地蔵院の奥の院なのか。
黒滝山頂上行基がどうとか、創建伝説が書いてあるね。へぇぇ、そうですかと、受け流しておこうよ。
眼下に忠海の市街が広がるのね。山と海に挟まれていっぱいいっぱい、窮屈そうな街に見えるよねぇ。
案内板がある、港から真向かいの島が大久野島なのか、昔、毒ガスの島、今はリゾートの島なんだってね。案外、小さい島なのね。
その後ろが大三島なのね。大三島と生口島の間にしまなみ海道が見える、見えてる橋は多々羅大橋なのね。
この岩の上が黒滝山の頂上なんだよ、引き返してちょっと登れば、ほら、ここが頂上だよ。
頂上は小判型に細長いのね。頂上の手前に尖った岩がある、へぇぇ、石鎚山と名づけてあるよ。麓からはこの尖がりとんがりが頂上に見えるのね。
黒滝反対斜面は急な階段黒滝山が終われば次は白滝山ね。次へ行こう、行こう。
うわぁ、急な階段だ。なるほどねぇ、黒滝山が尖った峰だというのがよく判ったよ。登るのも急、越えて反対斜面を下るのも急なのね。
さて、ここなんだがね。標識は、白滝山と駐車場とを指示しているだろ。前に来た時は、素直に白滝山への指示に従ったよ。
ここは、指示に従わずに駐車場へ向かうべきなんだよ。
白滝山へと指示された方向はつまらない、谷を下りて舗装路に出てしまう、そこからポクポクと舗装路を歩かなきゃならないのだよ。谷道を行かずに山道を進むようにしよう。
山腹を縫うように進んで、ほら、駐車場に出ただろ。ここから龍泉寺への参詣道が続いているんだよ。
白滝山、龍泉寺看板の地図を見ると、黒滝山は竹原市、白滝山は三原市と分かれているのね。
舗装路ポクポク、ここは嫌でも舗装路を歩かなきゃしょうがないね。あともうちょっと、ほら、龍泉寺の山門だよ。
寺の後ろが白滝山なのね。本堂の横から登る道があるのね。
頂上の大きな岩に仏像を線刻してある、釈迦三尊なのかしら、阿弥陀三尊なのかしら。こっちのは、仏像オンパレードね、菩薩から天、王まで、びっしり並んでいるのね。
ここが白滝山の頂上か。岩の上に登ると仏像の上に立ってしまうわね、踏みつけるのは具合が悪いから別の高みに進むとするか。
あの密集した市街地はどこ? 三原の街かぁ。北北西の山の上にキラキラしてるのは何? え、広島空港? そうか、空港はあの方向なのか。
線刻仏像、三尊さぁ、これから降りる道は来た道を引き返すのとは違うよ。寺の先にアズマヤが見えるだろ。そこから稜線を降りて行くよ。
岩ごつごつの道なんだが、杭とロープで守られていて、不安な感じは全然ないわね。この岩山に道をつけるのに、工事のひとはよくやったよね。
そうか、ここから反転して、稜線から山腹をたどる道になるのか。谷底へ向かっているというわけね。
ほら、砂防ダムが見えるだろ、ダムの水が見えるところが舗装路との合流点だよ。すぐに谷を渡って斜面を登って行くんだよ。
倒木がある、これは前々からの倒木ね、切り払ってあるから難なく通り抜けられる。今度の倒木は新鮮ね、トンネル状に切り払ってあるんだが、切り口がまだ新しいよ。
登りが大変かと案じたが、すぐに稜線に出たわね。簡単だった。こっちへ案内する標識はないのね。面白いところなのにね、危険とのバランスで避けたんだろうね。
線刻仏像、群像黒滝山をまた登るのも大変だよ。ここから山腹を迂回する下山路があるんだよ。
そのほうがありがたい。パスパス。こっちの道にも観音の石仏があるのねぇ。
入り口のトイレ休憩舎のところまで帰ってきた。
朝、地元のひとがここから真っ直ぐに下へ降りて行ったよね。どこへ抜けるのか、その道をたどって見ようじゃないの。
面白い、墓地のほかに道があるならそっちのほうがええよ。
細い道ね、みかん畑のわきを通って、民家の路地に入って来た。ここも細いなぁ。引越しやクロネコペリカン泣かせの道よねぇ。腕力で運ぶしかない道だなぁ。
白滝山頂上どこの家も庭にマンホールがあるよ、浄化槽じゃなかろうか、路地が細いから便所の汲み取りに入れない、お役所が奨励して、自分で浄化処理するように仕向けたんじゃないかな。
そのへんは、尾道の路地裏風景と似ているんですよ。
狭い路地の左右を透かして見て、たぶんこっちだろうと選んだ道は、朝来た道と重なったね。
海ぎわから登る山はどこも素敵よね、ここも良かったぁ、満足満足の一日だったよね。

参考 瀬戸内の山、黒滝山、白滝山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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