2019年_4月22日
しぇるぱ単独
山域:府中市

府中市上下町、白馬山はくばさんは簡単に登れる

 

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ぼちぼち、近所で登れそうな山が少なくなってきた。地図を眺め渡して、府中市上下町で白馬山を見つけた。この山ならどうじゃろかい。
ネットで探してみると、NEOさんの「里山をたずねて」そこに「上下町階見の白馬山」なかなか難しそうな山だな。
国土地理院2万5千図だけじゃなく、Mapionのネット地図も見てみよう。こっちでは頂上近くまで林道があると表現されている。これを頼りにして登ってみよう。
尾道道の甲奴インターを出て、甲奴・上下の街を通り過ぎ、上下町の階見の西外れあたりで、県道27号線と県道420号線が分離するあたり、ガードレールの外に駐車場所がある。
そこはスクールバスの停留所で、ガードレールの外にじゅうぶんに安全なバス停ができている。恐らく今では、小学校に通う児童はいないだろうな。残念だが、それが現実です。
そこに車を停めて歩き始める。飛行機の看板がある。その逆方向に道がある。山崩れした跡を厳重に補修した、そんな感じの工事跡なんだよ。
補修跡には地蔵の群れがある。この近辺では、十三仏だとか、七地蔵だとか、石仏の大群を見ることが多い。そういう風習のところなんだろうね。
地蔵堂があって、地蔵堂の脇には地神の巨石がある。近畿や信州では賽の神があるのだが、この近辺では地神として崇することが多いのだよ。
牛舎が近付いてくる。最初は、鶏舎だろうか、きのこ工場だろうか、臭いでわかった。これは牛を飼っているところだ。
道が二分しているが、ここは右へ向かうべきだね。橋を渡って牛舎の方へ向かう。
和牛に餌をやっている人がいる。この道は白馬山しろうまやまに向かいますかぁ。白馬山はくばさんのことじゃね、うん、道はある。わしも長いこと行っとらんけぇねぇ。どうじゃろのぉ。
牛舎があって、その奥に、農機具・重機の収容庫がある。さらに、牛の糞を発酵させる建物がある。和牛で肉牛なのだ。牛舎以外に付属設備がたくさん必要なんだねぇ。
舗装路はここまでで、ここから先は地道に変わる。自動車の轍の跡があって、割と頻繁に自動車は奥へ入っているみたいだよ。
谷は分かれているが、右の谷に進んで行く。
尾根を乗り越えて、傾斜は下りになって行く。
ここが変形四差路。轍のある道は直進する。右への道は谷底へ向かう。ここは左に曲がるのだ。素直な四差路ではないが、変形四差路なのだ。
左に曲がった林道も、管理の行き届いた林道なのだ。先ほどの林道ほど踏まれてはいないが、じゅうぶん楽々な林道なのだ。
林道が笹原に覆われるように変化してくる。そこが見極めポイント、大きな変化だから見落とすことはないと思うよ。
笹原の中で、これが三角点への踏み跡だろうと類推できる道がある。
尾根から斜面へ下りて行く道への踏み跡だったのだがね、ここまで来れば三角点は近い。
近寄ればコブがある。コブの上に白馬山の三角点は設置してある。
三角点には大概白い杭があるものだが、ここには、残念なことにない。笹を透かせて見ると三角点の標石が見えている
三角点を確認すると、帰ろうか。
南から北へ尾根を辿って来たのだが、まさに尾根の上を歩いて来たのだ。尾根を避けて尾根のすぐ下あたりに道を置くものだが、そんな常識を覆して、尾根通しに道はある。
その道を辿って戻って、変形四差路まで戻る。ここらは林道の大街道を戻って行く。梢や葉っぱに邪魔されることもないし、実に安心な道だよねぇ。
牛舎が見えるあたりまで戻り、牛を見てみると、どいつもこいつも、ぐでーっと座り込んでいる
さっきは餌の時間だから立ち上がっていたのだ。今は、牛にとっては休息の時間だから、座り込んでいるのだ。
見ていると、牛はどこにでも自由に枠を移動できるみたい。狭い枠内に閉じ込められているのではなく、自由に枠外に移動できるみたい。
これならストレスは少ないだろうな。これでこそ、ストレスフリーの肉牛が出荷できるのだろうな。
谷底まで下りて、向かいの牛舎には子牛が集められている。乳離れした子牛の群れなんだろうね。
ここの集落名は木頃、肉牛で繁盛している家もあるし、離村して廃屋になっている家もある。
県道27号線に戻ってくる。飛行機の模型看板が置いてある。LOCAL LINE JOGE とある。夢飛行!ようこそ上下町へ!とある。
町村合併前の上下町時代に設置したものなのだ。設置するのは自由だが、どうせならもっと宣伝効果のある場所に置いたらどうなのだろう。こんなことだから、放漫財政で町村合併せざるをえなくなるのだよ。
もうちょっとでスクールバスの停留所スペースは近いのだ。
白馬山は簡単に登れる山ですよ。危険が伴う山なら薦めはしないが、ほとんどが林道歩きの山なんですよ。もっと知られてもええ山だと思いますよ。
階見西外れのスクールバス停 木頃集落への分岐 牛舎が見えてくる 牛舎への道を行く
歩き易い林道 変形四差路 林道に笹が生えるところがポイント 白馬山三角点
四差路に戻る ここから牛舎 県道への出会い 出発点に戻った

 

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