飯道山98年9月 20日
しぇるぱ単独
山域:滋賀県

滋賀県甲賀の飯道山

紫香楽宮跡、寺の礎石を示してます
飯道神社

飯道山に行くんだが、どの道にしようか。名神は高いから、西名阪にするか。
よしよし、渋滞はなし、あっという間に伊賀上野まできたよ。さて、ここからが3桁国道、狭い道だね、大型車は通行禁止とあるよ。
信楽到着、土地勘のあるひとはこのコースは簡単だが、初めてのひとはやめたほうがいいね、右へ左へと迷路みたいなコースなんですよ。

手前に飯道神社
奥に飯道山頂上

まずは紫香楽宮跡を訪ねますか。平城京を作る前、きまぐれに造営した宮で、あっという間に廃止してしまいました。一番東の宮ですね。ちがった、今じゃ東京が一番東でした。

宮跡から道路標識をたよりに進むと、おう、ここか。おおきな鳥居がある。すぐ横はゴルフ場なんですね。駐車場に車をおいて出発、なるほどねぇ、信仰の道ですねぇ、一丁、二丁、と看板がある。これは看板でなく、石塔でお願いしたいところだがね。
簡単だよ、着いてしまった。ほほう、これが飯道神社か。朱塗りの社殿で由緒深そうな趣がありますね。本殿と正対して神楽殿、よくある姿です。


飯道山の山頂に行こうか。社殿の左からしか道はないね、岩が多いね、ひとつひとつに名前がついてる、不動岩、御門岩、なになに岩。おいおい、この道はきついんじゃないかい、鎖で岩場をくだるよ、くだって、また鎖場だよ。おかしい、ここはハイキングコースじゃない、行場だよ。おおまちがい、引き返そう。


社務所で聞こう。
飯道山の頂上はどういくんでしょうか。

飯道寺跡
明治の廃仏毀釈で廃れました

むこうのくるま道からね、たどっていけば着きっせ。そうそうその通り、社殿の裏は行場やね。頂上まで行ってもなんにもおまへんで、岩があるだけでしょうもない。
ありがとうございましたぁ。
しょうもない、はないやろ、どの程度しょうもないか確かめにいくんだい。あんたのご先祖がこのしょうもないところに社を定めたんだ、どうしょうもないでしょ。ポロシャツなど着ずに神官装束できめてほしいね。


ここで分岐か、くるま道を離れて稜線沿いに道があるね。とんとんとんと、はい、到着。え、たくさんの人じゃないか。セルフタイマーで写真を撮るよ、わぁ、前を横切らんといて。仲間内しか目に入ってないな。どんな連中なんだ。
なになに君の200回登頂を記念して、かんぱーい。
わし、まだ20回や。
へぇ、しっかり勘定したもんだね。わたしにはできないこと、片手を超えると覚えきれなくて、あとはたくさんとなってしまう。

飯道山頂上

木が成長してよく見えないね、展望もきかないし、混雑するし、昼食はよそへいこう。どこで食べよう、ここもだめ、あそこも悪い、もすこし先にしようか、やれやれ、とうとう麓まで下りてしまった。

カシミール展望図をつけました。
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