太神山98年 8月 16日
しぇるぱ単独
山域:滋賀県

湖南アルプス、太神山

不動寺本堂
大岩によりかかるように建ってます
舞台の土台が、いやぁ、高い、長い

今年のお盆は北アルプスにいきそびれたなぁ。ま、いいか、雨と地震で大変だったそうな、行けなくて幸いだったかもしれないね。
よし、手近で間に合わせよう。滋賀県に湖南アルプスがあったよな、そこでせめてアルプス気分を味わおうぜ。


太神山、ここは何度か来たことがあるが、だいぶ以前だなぁ、さぁ、天神川の入口だ。
おいおい、たいへんな車の数だぜ、みんな水に入って遊んだり、バーベキューをやってるよ。
そのほうが正解かもね、この暑いのにリュック背負って汗水たらして山に入るほうがヘンかもしれない。
なんとか駐車場所が確保できたよ。

工事道路から道標に従ってこう行くね。
谷向こうの斜面には岩肌に土留めのセメント板がいくつもいくつも貼り付けてある。やはり効果はたいしたもんだ、岩肌にだいぶ緑が増えているじゃないか。

谷をわたって登りにかかる、振り返ると谷の入口がみえる、大きな展望はここだけなんですよ、たっぷり楽しもうね。

谷の展望、ダムから下はひとがいっぱい
矢筈ケ岳、やぶの道なんだろなぁ


なにしろ、この山の荒廃は大仏建立に溯るというから、荒れ山の由緒は深いね。造営の大木を切り出して、それがはげ山の始まりなんですとさ。
明治から植林に精出して、その効果があって、それはわたしにもめざましい進歩がよくわかります。

稜線にでたが、風がないね、道の両脇の茂みのせいで緑のトンネル、樋の中、風がちっとも抜けていかない。
両脇の松の木の倒壊がめだつね、世代交代するほどに植林の効果が出たと言うことかね。
このへんは春先、コブシの花がちらほらと見えるんですよ。始めは気がつかず、ティッシュペーパーの不始末が梢にひっかかっているんだと思ってた。

大岩がある、神宿る雰囲気、と遠目にみると、案の定、サカキ、ヒモロギが手向けてある、ふむ、わたしの宗教情感は正常なのだ。


矢筈ケ岳の分岐、ここなのか、予定では矢筈ケ岳に行くつもりだったが、暑い、その気になれない、パス。

墓場の近くで始めて風を感じた、ここは両脇の林を透かしてある、あぁ、やっと風を浴びた。長時間の休憩。

山門についたよ、東海自然歩道が信楽の方に延びる分岐からちょっとのところ、仁王ではなく、不動像が両脇にたっている、国籍不明の稚拙さだが、ま、愛敬かね。

不動寺山門、カメラ位置に勧請縄がある


山門からなかなか不動寺につかないね、こんなに距離があったかな、昔はすぐだった距離が今はこたえるね。

到着、不動寺、境内はほうき目の跡もすがすがしく、修験の雰囲気は充分、階段を登って本堂に向かおう。
清水寺の舞台のように、高い足場の上に本堂はある、大岩にもたれて岩と融合して造営してある。写真は冬に限るね、いまは緑の葉が邪魔で構造が見えにくい。


三角点、前回は三角点まで行っていなかった、今回はここまで来たよ、展望はなし、でもまぁ、満足、これでよし。

暑かった、ペットボトル1.5リットル、全部飲んで、谷の水をつめて全部で2リットルは飲んだなぁ。ここのアルプスは暑い、下山のとき、谷川で遊ぶ子供らが輝いて見えたね、太神山は水遊びにかぎる。

カシミール展望図をつけました。
三角点
やぶの中じゃありません、奥の院の横
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