1999年5月8日
しぇるぱとよめさん
山域:兵庫県丹波

羽束山、昔話絵本の山

六丁峠、ざっと半分です
急登、記憶してるよりゆるいなぁ

今日は三田の大船山へ行こうかい。 さてついた、え、3時には帰りたい?今11時、ちょいと無理やね。
ならば、羽束山にしようか、戻ろう。
こぽっとコップをふせたような山で、山の姿は昔話絵本に出てきそうな典型的な格好してるだろ。
ぼうやぁよいこだねんねしなぁ、絵姿がそっくりだろ。
羽束山には何度も登ってるんだよ、北から登るのは始めてやな。
登山口はと、どこだろ、どこだろ、解らないまま、南の登山口まで来てしまったよ、ここからでもええか。
たくさん人がいるよ、巻き込まれてはかなわないから、さっさと行こう。
よめさん、無言で早足、なにか機嫌が悪いんです、大船山から羽束山へ方向転換したから、時間を惜しんで文句を言いたいんだろな。そっと、そっと、刺激しないようにね。
道はあんがい広いのね、自然石の階段か、歩きやすいね。丁石があるけど、最初は何番だった?
えぇと、十二丁か十一丁で始まったと思うね。やぁ、ここが六丁、六丁峠かい。地蔵さんがあって休憩せいということかね。
先へ行こうよ、あら、ここは見晴らしがいいのね、千刈ダムが見える、あれは、そうなの、中山、六甲も見えるねぇ。
あと450メートルだとさ、ここからぎゅうぎゅうの登り道だったような記憶があるが、ほかの山とごちゃまぜになったようだ、自然な登り道だな。
ほら、ロープが先に何回も道を横切ってる、ジグザグの道なんだね。

頂上のお堂

ついた、ついた、頂上のお堂を見てみな、このトタン屋根を塗り替えたのは誰だと思う?
え、助役山口さん?そうなの、ここまで山を登って仕事するの大変ね。
お堂より高いところがあるじゃないの、行って見ようよ。
羽束神社か、神社から岩尾根が続いてるな、こっちには来たことがないぞ、おぉい、来てみな、展望台だ。
よく見えるね、麓のあそこからきたのか、あの山は?そうか、あれが有馬富士か。今日は霞んでて遠くがはっきりしないね。
帰りは別の道にしよう、お堂の右の道、細い道だな、センターと標識が出ているって?こりゃ間違いだ、北の伊丹市民自然センターに出てしまう。
お堂の左の道、こっちが正解、道が広い、登山口で羽束山の隣に三角の山があっただろ、そこの峠に出る道だ。
峠に出たよ、右の道がええよ、そっちへいくの?違うの、左?草むした怪しげな道だよ。ほんまかいな、なるほど、だんだん道が広くなってきた。
石道で歩きにくいな、雨が降ると流路になってしまう道だな、人よりも水のほうの往来が激しい道だな。
池に出たよ、これからどう行こう、放水路ぞいに道があるね、ここは墓地なのか、もとの登山口に着いたね。
さてと、どうにか3時には帰れる見込みだが、何の用事なのかい。
美容院に行くの。
へ、美容院、さいですか。


カシミール展望図をつけました。
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