2016年11月1日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

安芸高田、甲立駅裏、平佐山

 

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JR甲立駅から西へ向かう県道があります。三和へ向かう県道ですが、その県道に沿って、アンテナ群のある山を見ていました。
地図を眺めていて、アンテナ群の山頂から西へ尾根が続いているのを見つけました。尾根の最後に平佐山と山名が書いてあります。これは登れるんじゃなかろうか。
安芸高田市役所甲田支所と甲田文化センターミューズの間に駐車場がある。そこに車を停めよう。
歩き始めて、踏切を越える。甲立駅に隣接する踏切なのだ。甲立駅は島式プラットホームで、上り線下り線とも跨線橋を渡ってプラットホームに移らなきゃならない。足の弱い人にはつらいよね。
次の角を曲がって、線路と並行して進む。そこに見えている山が平佐山なんですよ。
山の末端に神社がある。八幡宮と鳥居の扁額にある。この山の右の山麓を進むのか、左の山麓を進むのか、どっちなんだろうね。
ちょうど散歩中の人がいる、山頂のアンテナまで登るんですがね、道はどっちでしょうか。
どっちに行っても行けるよ。どっちに行っても先で合流する。
その言葉を信じて、左の道を進んでみる。芸備線に沿って進んでいる。おかしい、地図とマッチしないじゃないか。これは間違いだ。道の教え方がええ加減だったのだ。引き返そう。
あらためて、右からの道を進む。曲がり角に鉄の円柱が立っていて、自動車が建物に当たらないように防御している、その曲がり角を曲がるのだ
道は反転して山腹を登り始める。
墓地に出たよ。広い墓地だね。甲立駅周辺の人家の全部がここに墓地を構えているんじゃなかろうか。
寺の墓地は寺の所有だから永代使用を借りているだけだ。共同墓地は各戸ごとに分筆登記しているのかしらね。百年二百年単位では離散する家も出てくるよ。登記を確定すると撤去できない無縁墓地が増えるのじゃなかろうか。
入会地ならどうなのだろう。共同登記。ただこれにも難点があって、新規参入をどう認めるか、ということなんだがね。ま、そのへんは運営を柔軟にすればクリアできる問題なのかもしれないね。
このあたりが墓地の終わり、まだこの先に墓地があるようだが、終りの雰囲気だね。
電柱・電線に沿って進んで行く。頂上のアンテナ群の電源なんですよ。
最初のアンテナがKDDIのアンテナ。次が建設省のアンテナ。今では国土交通省となっているが、銘板は建設省のままになっている。
名前の無いアンテナが二つあって、最後のアンテナが頂上にある。ここのアンテナも名前が無い。
アンテナの足許に三角点があるのですよ。はて、25000図には三角点のシルシがない。どういうことなんだろ。
考えられることは、アンテナが建設中に三角点を休止した。アンテナが完成したのに三角点が復活していないのだ。
最新の国土地理院のネットサービスでは三角点がある。わたしが使っているのは山旅倶楽部のライセンス使用、山旅倶楽部の25000図が最新ではないのだ。そういうことか、疑問は解決しました。
下って行こう。登る時に、アンテナの峰と尾根とを結ぶポイントを見定めておいた。ここから入る道は十分に使える道のようだよ。
古くからの道で、鞍部には土塁を積んで高低差をなくして水平に歩けるように土を掻き揚げてある。
道に雨水が流れ込んで大きな溝ができるほど歴史を重ねた道なのだ。溝が抉れているので、溝の上端を歩かなきゃならない。
ところどころに赤いリボンが結んであるが、それは登山者の手によるものだろうか。そうじゃないような気がする。測量の杭があちこちに見えている。測量の人が赤いリボンを結んだのじゃなかろうか。
二番目の土塁がある。頂上かと思えるコブの頂があって、その先に三番目の土塁がある。杣道としては、よく踏まれ使われ、完成度の高い道道なんですよ。
このあたりから、あまり人が通わない道になってしまっている。足許はしっかりしている。胸高、頭高のあたりで枝がピシピシ当たってくる。狭い、人間の肩幅もないのですよ。獣道なんだね。
それはほんの部分のこと、おおむね邪魔な枝はないとしてよい。
このあたりが最高地点かね。地図にある平佐山だと断定してええだろう。ここには最初から三角点はない。412と測量ポイントが書いてあるだけなのだ。
引き返そう。引き返す時、迷い易いものだが、ここではそんなことはない。尾根に沿って引き返せばよろしい。
アンテナへの舗装路に合流して、どんどん降りて行く。
墓地の末端がこのあたりから始まっている。これだけの広がりがあると、都会の墓地と匹敵するほどだと呆れてしまう。
山裾まで降りて、八幡宮の前に踏切がある。高田原踏切と名前がある。高田原とは、甲立駅一帯から平佐山にかけて、広い範囲の大字なんですよ。
甲立支所と文化センターの間の駐車場まで帰って来た。今日のコースは面白かった。十分に楽しめました。ここはもっと世間に広まるとええねぇ。
甲田文化センターミューズ 甲立駅東の踏切 ここで曲がる 反転して登って行く
通信アンテナ 三角点がある 平佐山への道 土塁が続く
昔からの杣道 平佐山 墓地が始まる 駐車場まで戻る

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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