2018年_6月21日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

安芸高田、向原、平畝山、時間切れで引き返す

 

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芸備線向原駅の東に平畝山があります。高い山でもないし、目立つ山でもない。何と言うか、目が会ったんですね。この山に登ってみようか。
ネットで調べて、登れる山ではあるらしい。縦走したり横断したりするには、ネット情報は数年前のことだから、今でもヤブのままかどうか、そこは行ってみなくちゃ判らない。
このあたり、駐車事情は良くないのですよ。この近所に道の膨らみがないのは知っている。向原の市街地に町民駐車場がある。そこへ駐車しよう。
商店街での買い物とか、市役所支所への用事がある人だけが停められる、無用の駐車はお断りとある。
わたしの駐車は無用の駐車の当たるだろうなぁ。ごめんね、駐車場のスペースは大余りに空いているのだもの、目をつぶってちょうだいね。
駐車場からすぐに市役所支所がある。合併前の町役場です。支所に入ってトイレを借りる。
広い大広間に数人がぽつぽつと座っている。合併したから余剰人員を整理したらこうなったのだね。地方自治体が生き残るにはこんなことしか出来ないのだろうね。
歩き始めて、芸備線の踏切を越え、県道の交差点を越えて真っ直ぐに歩いて行く。
真っ直ぐ真っ直ぐ長い道を歩かなきゃならない。山に入るまでのアプローチが長過ぎるな。これは失敗だった。
向原駅からのバイパスと合流して、ちょっと駅側に引き返す。道の向こうに神社の標石がある。片方が交通安全、もう片方が七五三、それぞれ幟が立ててあるが、七五三はまだ早いのじゃありませんか。
鳥居の前に立つ。鳥居が巨大だね。松の樹だろうね。扁額には、真ん中に八幡宮・右に祇園社・左に大明神とある。ここの中央祭神は八幡さんなんだ。
神門には国貞山とある。寺なら○○山××寺と名乗るところだが、神社で国貞山とは珍しいな。
参道の石段の上に神楽殿があって、拝殿本殿に真向かいになっている。
拝殿まで進むと、扁額には国貞山八幡神社、ふぅん、ここでも国貞山と強く打ち出してある。
八幡神社の上に琴比良神社がある。石段がそびえたっている。そっちから登るのはやめとこう。八幡神社の右手に運搬用の道がある。そっちが楽。
登れば琴比良神社、琴比良神社の扁額を見る。なるほどなぁ、八幡神社の扁額のほうが細工が上等のように見えるなぁ。
琴比良神社の裏手から道がある。立派な道です。
獣除けの柵がある。針金で縛ってある、果たして引き返して来るかどうか判らないので、開けたら念入りに針金で縛って獣が入ってこないようにしておく。
柵の向こうには道がある。道に沿って獣除けのワイアメッシュを連ねてある。行けども行けども、水平に進むだけで、折り返して山に登る気配がない。この道は間違いだな。引き返そう。
出入の門のところまで引き返して、正面の尾根を登る。大勢が歩いた道があるじゃないか。自由に歩いているので、まだ道とまではなっていないが、踏み跡がある。
道の両側は自然林だったり植林だったり、植林の作業者が通った踏み跡なんだろうね。
尾根には岩場が連続して、踏み越えて通るか、避けて通るか、踏み跡の気配に合わせて通り抜けていく。
こんな山上でワイアメッシュが囲んでいるのですよ。ははぁ、植林の苗木だ。苗木が成長するまで獣から防いでいたのだ。成長して背丈が高くなったのでもう必要がなくなったのだ。
ポリ紐を長く伸ばして、この道だよとガイドしてくれている箇所がある。このポリ紐は山を下りる時に値打ちを発揮するのだと思うよ。
おおむねこのあたりが△388ポイントの近辺だと思うよ。この先、まだまだ道は続いている。
珍しくリボンが枝に付けてある。リボンがあっても、山主のリボンか登山者のリボンか判断が付かない。ここに植林はないから登山者のリボンだろう。
一歩踏み上がって、その先はほぼ平坦な道が続いている。もうこのへんで昼食にしようよ。
平畝山の頂上はここからまだ遠い。ここまで今日のところは切り上げよう。
反省点、駐車場が遠すぎた。アプローチが長くて無駄な時間を使ってしまった。八幡神社の駐車場があるのを見たぞ。次はこの駐車場を使おう。水平道で迷ったのも時間の浪費だったな。
さて、下りるか。
この山は誰でも登れる。登れるけれども、下りる方が大問題なんですよ。尾根を読み間違うと思いも寄らないところに誘導される。
GPSで登りの軌跡に沿って歩いているつもりなのに、ほら、違う尾根を歩いている。幅寄せして登って来た道に寄り添うよに歩かなきゃ。
ポリ紐を見つけて大安心、あぁ、この風景には見覚えがある。
ワイアメッシュには見覚えがある、岩尾根にも見覚えがある。登山者のリボン・テープは全然ありません。それは当てにはできない。自分で風景を見覚えて辿って降りるしかない。
柵の出入口まで戻って来た。開けたらきちんと針金を結んでおこう。
琴比良神社から八幡神社、神門から鳥居まで戻って来た。ここで記念写真、誰も見ていないから気兼ねなくポーズが取れる。
ここから歩くのだが、長いよなぁ。アスファルト道を日に照らされながら歩くのは楽ではないぞ。途中、円光寺という寺があって、木陰はそこしかないのだよ。
町民駐車場まで帰ってきました。早く見切りを付けて引き返して正解だったよ。アスファルト道が長かったのでくたくただよ。さぁ、帰ろう。
向原町町民駐車場 県道の交差点 バイパスとの交差点 八幡神社へ
八幡神社扁額 琴比良神社の裏手 獣除けの柵 この道は間違い
再び獣除けの柵へ △388の近辺 一段登って 今日はここまで

 

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