2001年1月2日
しぇるぱ単独
山域:生駒

生駒山から山始め

 

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廃駅と廃トンネル今年はどこの山から始めようかね、やっぱり、一番手近な生駒でしょう。
石切駅に到着、どっちに向かってもいいのだが、足はこっちへ向かってしまった、くさかコースにするかね。
駅の向こうに塞がれたトンネル、トンネルの手前に旧孔舎衛坂(くさえざか)駅、近鉄の今のトンネルの前の時代にあったものだそうな。
この辺からは生活圏を離れたね、道は山道、落ち葉がうずたかく積もってかさかさと鳴っている。
枯葉の道、生駒は雑木林が多い最初から急だよ、えいえいと坂道を稼いでいかねばね。
石切り場というのが出てきたよ。
ほんとにここで石を切り出したのだろうか、ここから運ぶのは難儀なことだぜ、岩場の露出をそう見立てたのが本当じゃないかな。
やっと稜線に出るあたりで、イノラムキ古墳の看板、へぇぇ、知らないな、何度もここへは来てるけど、こんな古墳は知らないな、行ってみよう。
イノラムキ古墳稜線を越えて下って行くのかい、どれだけ降りていくんだろ、やぁ、ここなのか。なるほど、古墳だ。こんな山腹に古代人は住まいしていたのかい。当時は、下はまんまんと海だったそうな。上町台地がせり出して、その両翼は干潟だったということだよ。淀川、大和川の沖積で陸になったということらしい。
古代人がここに住んでいたというのはともかくも、よく見つけたね。発見したひとも凄いと思うよ、こんなところまで足を運ぶんだもの。
生駒山三角点、おもちゃの列車の中生駒の道は全部知ってる、冗談でわたしは豪語するんだが、まだまだ知らないところもあるんだね、こんなところがあるとは知らなかった。
引き返そう、道は山腹の管理道に出てきたよ、どっちへ行こうかな、今年初めてだもの、頂上を目指すとするか。
セメントの管理道を歩かにゃならん、やっと辻子谷からの分岐に出てきたよ。
宝山寺ここから階段、駐車場に出て、そのまま生駒遊園地の階段を登るんだね。
ここの遊園地は入場料を取らないからね、遠慮なく入ってもいのだよ。
正月の生駒遊園地はひとけが無いね、従業員のほうが多いじゃないか。
ええと、奈良県側に降りるにはどっちだったかな、うろうろうろうろ。
階段!これが生活道路あれれ、一番高いところあたりに三角点があるじゃないか、SL列車のレールの輪の中にあった。
ここは何度も来ているが、三角点を見たには始めてだなぁ、客が少ないから発見できたなぁ。
降り口が解りました、生駒ケーブルの頂上駅の脇にあった。
雨だよ、石段が濡れて滑るのを警戒しなきゃね、今年の最初の山が雨、これじゃぁ今年一年雨続きの運勢かも知れないね。
このまま行けば宝山寺、たくさんの参拝者だね。石仏ひとつひとつを拝んでるおばちゃんたち、あなたがたは極楽に行けるよ、風景、現象として見たり、信仰の意味付け解釈をひねくりまわすわたしは、果たしてどうだろね。
生駒駅から寺から降りる道は階段になる、ここで生活するひとは大変だろうね。毎日、この階段を上下しなきゃいけない。
験番などという軒灯がある、今でもこの商売は機能しているんだろか、何のことかって、解るひとだけ解ればよろしい、わたしもほとんど解ってないのだ。
生駒駅に着いたよ、今日はここまで。

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 カシミール展望図をつけました。


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