2000年12月23日
しぇるぱ単独
山域:和歌山

摩尼山、楊柳山、転軸山、高野三山

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

奥の院への参道パンクしたり、タイヤを替えたりでえらく時間がかかってしまったな。高野山に着いたのは昼過ぎになってしまったよ。
駐車場は中の橋、高野山で好きなのは駐車料無料ということだね。ここから奥の院へ向かうことにするか。
よそ様の墓場の中を道が通ってる、というのはここ以外にはあまり見たことがないね。日暮れ時、ここはあまり寄りたくはないとこだね。
奥の院と納経所を玉川の流れが別けている、流れに沿って右に曲がろう。
三山巡り巡詣道、と刻んである石標ほら、三山巡り巡詣道と古い石標がある、摩尼山、楊柳山、転軸山、と根元に彫ってある。
道はこれしかない、と思える方向だから安心して山に向かえばいい、杉の麓に高野三山の標識がある、車止めの鎖をまたいで進入するんだね。
セメント道はゴミ焼き場へ誘導するんだね、ここからは、じめっと湿った広い地道なんだよ。
さてと、登り道になったぞ、摩尼山と反対方向に道は切りあがってる、登ったところが摩尼峠かい。
摩尼山頂上ここからは反転して登るんだね。山頂をつまんで上に伸ばしたような地形だからせっせせっせと登らにゃならんぞ。
摩尼山の山頂、お堂がある、如意輪観音がまつってあるらしい。山頂の広場は落ち葉に埋もれているね。
先を見渡すと楊柳山が富士山地形でそびえているよ。次はあそこを目指すのだ。
山頂では見えなかった転軸山が見えてきた、三山とは言いながら、きわだって低い山なんだがね。
なんだろね、道の初めから不審に思っていたんだが、杉の枝にペットボトルや弁当のアルミケースが吊り下げてある、点々と続いてるからコースを誘導しているつもりなのかな。摩尼山から楊柳山が見渡せる
チベットのカイラス山、ここも巡礼の聖地で、道端に布の切れ端がはためいているのを本で見たが、これと似たようなことなのかしら。
相変わらず、道は刈込んである、広くて安心して通れる道だね。
北への道は鋭角に西へ曲がっている、ここからは展望が効くね。紀見峠を真ん中に金剛山と南の山が振り分け天秤に見える。
降りた肩のところ、黒河峠、ここに見覚えがあります。
転軸山が見える昔、まだわたしの髪が豊かだった頃、あのね、比較的豊かだった頃、いろんなコースで高野山に登ろうとトライしていたんですよ。
黒河道というのがあるんです、今は草に埋もれて道も定かではないが、まだ当時は使える道でした。
迷って、まるで方角違いのところへ出てしまった。
もう一回やってみるかいと再チャレンジしたところで、やっぱり間違うでしょう、見通しの効かない植林の中で地形の判断がよく解らない。作業道に誘導されて、このコース間違ってると解っていても、しょうがなく辿る破目になります。
楊柳山頂上
さぁ、楊柳山に登るぞぅ。
さて、着いた。ここのお堂の観音は何なんだろね、楊柳観音なのかなぁ。
山頂は杉が邪魔して摩尼山の山容がよくわからないな。あれだけ急傾斜で登ったのに、ここから見ると鈍な山にしか見えないなぁ。
さぁ、降りるかい、登ったのと同様、急傾斜の下り道だよ。
転軸山から摩尼山を高野三山の標識に女人道と添え書きしてある。かっては、高野山の中心には女性は入れなかったのだろうな。外輪山を経巡って、はるかに内陣を偲んだことなんだろうね。不動坂に女人堂がある、そこから延々と外周を巡る道があるそうな。
楊柳山を下った肩のところが子継峠(こつぎとうげ)、粉鐘峠(こつきとうげ)とも言うんだと。
ここからは稜線を離れて谷を目指します。
谷が平地になれば舗装路も近い、舗装路に出て、右を眺めれば転軸山への標識がある。
転軸山頂上転軸山は、摩尼山、楊柳山と違って、ひだひだ皺々の山で、皺を越えたり渡ったりなんだね。
谷向こうに摩尼山が見えた、うむうむ、なんとか摩尼山のシェイプを見たぞ。
やぁ、頂上だよ。
ここにもお堂、ここの仏像は弥勒菩薩らしい。
コースの矢印がふたつ、ひとつは女人道、もうひとつは奥の院、ここは奥の院へのコースにしよう。
奥の院への川の渡り場奥の院から転軸山を目指すには、柵や扉があって結界を破るようで、みんなの見ている手前、なかなか押し切る度胸が出てきません。
山から出てきたのなら、形も自然で不審に思われることもないでしょう。
ほら、出た、川向こうは奥の院、玉川には渡りの踏み石もあって、普通の顔をして参拝者に紛れこみました(^-^)/
宗教的雰囲気を壊してはいけない、けっこう気を使うもんだよ。
後は駐車場に帰るだけだね。

OS,プラウザの種類、ヴァージョンによっては、JavaScriptErrorと宣告され、表示されない場合があります。
その時は下の文字、数字をクリックしてみてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9





詳細地図


 カシミール展望図をつけました。


次ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる

 囲炉裏へリンク