2006年1月26日
しぇるぱ単独
山域:岡山県高梁市、広島県神石高原町

広島岡山県境、猪辻山

 

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県道から林道への曲がり口高速中国道を東に向かうとき、帝釈峡PAの手前あたりから、広島岡山県境の山々でつんと突き出して見える山があるんですよ。
地図をながめ、カシミールを起こしてみると、猪辻山、権現山がそれじゃなかろうか。
これは、現地に行って、実際に当たって確認しなきゃならんね。
ドライブマップから見てみると、広島県側から行くと、ヘヤピンカーブが連続した道を折れ曲がって登って行くようだよ。
岡山県側から迫ると、そんな苦労はしなくてもすむようだね。よし、岡山県側から登ることにしよう。
麓の集落から遠望東城インターを降りて、新見方面への国道を進む。県境を越えて、最初の信号を右折南下するんですよ。
JR[のち]駅の近所なんですよ。神社の屋根を模したJOMOのガソリンスタンドの交差点と言ったほうが確実かな。
ここは正確に伝えなきゃいけないね、県道50号線、313号線、438号線の分岐を、そっちに行かずに313号線のまま進む。
郵便局、小学校がある、どうやらここが西山というところらしい。
西へ右折しなきゃならんのだが、どこを曲がればええのだろう。ここの道が太いぞ、ここから入ってみようか。
県境から林道へ標識があって、ここは二吾砂という集落らしい、これから入る道は林道西山西線というのだそうな。大宝建設の事務所資材置き場があるから、それがポイントと覚えておこう。
進むと谷が開けてきた、正面に、通信塔が二本刺さった山が見える、あれが猪辻山じゃなかろうか。
たんぼの中の道を、標識を見詰めて、猪辻開拓の方向へ進むということにしようか。地図の地名と照合すると、こっちの方向と判断できるよ。
人家が尽きてきた、しかし、道は寂れたようには見えないぞ。もっと奥へ車を進めよう。
養鶏団地が現れたぞ。棟を連ねた工場のように見えるね。道の右側にも左側にもある、大きな団地だね。
曲がれば緩んだ尾根このあたりが、峰と峰をつなぐタワになるな。このあたりに車を止めて探ってみようか。
ここはもう、県境の真上に立っているんじゃないかな。舗装路が南へ登っているので、それに従ってみようか。
ゴミ捨て禁止、福山東警察署、へぇぇ、福山の警察が神石高原町までもテリトリーにしているのかい。このへんは、過疎も際立って過疎だから、単独の警察を置くわけにはいかないよね。
このへんで事件があると、捜査本部は福山に置くのだね、現場としては、えらく遠くてじれったいことだろうね。
くねくねと道は曲がっているのだが、日陰では雪が凍みて滑るよ、日なたでは融けている、何度も繰り返しながら進んで行くんだね。
反転して林道へここが舗装路の最高地点、ここから下りの勾配になるんだね。
その先を曲がれば、尾根が下がってきて、その尾根の上を道が走っている。展望が開けて神石高原町、地図を見ると、小野集落の最奥だろうね。
折り返して登って行く道と合流した。曲がり角に石像がある、毘沙門だろうか、不動だろうか。毘沙門のほうに挙手しよう。
必ず、猪辻山の尾根沿いの道がある、と確信してここまで来たのだよ。勘が当たってよかった。
傾斜の強いところはセメントが塗り籠めてある、そこそこの傾斜なら、地道のままだよ。パッチを当てながら道のメンテをしてあるんだねぇ。
猪辻山三角点道の向こう、梢を透かして通信塔が見える、ははぁ、さては、この道は、通信塔を建設する時、資材搬入の道として作ったのかい。
まず、最初に出会う通信塔がNTTドコモ、携帯電話の塔は必ず出会うもんだね。
次が中国電力の通信塔。名前を名乗っているから判るけど、名乗らない無名の塔もあるんですよ、名乗れば仕返しされるかも、と恐れてのことだろうかね。
三角点はどこだろうね、あった、中電電波塔の脇にあったよ。イバラに囲まれているので、そっちに意識が逸れて、なんの感慨もなく記念写真を撮ったよ
この電波塔には電線が来ている。電線を敷設するために切り開いてある。これは行きたくなるよね。
電波塔への電力線イタタタ、イバラが繁茂してバリケードになっているよ。切り開きは危なくて通れない、植林の中を行こう。
雪でイバラやススキが押しつぶされているので、歩き易くなってきた。
今だから歩けるのだね、初夏から秋、その時期はとても歩けるとは思えないよ。帰りの道は、来た道を素直に引き返すのが一番だと思うよ。
ダーッと一挙に坂道を下ってきたぞ。タワまで降りたんだがね、電線はまた稜線を登って行っている。そっちには行かずに、このまま低地を目指そう。
養鶏団地が目の前にあるよ。
養鶏団地部外者が中に入っちゃいけないのじゃないかね。鳥インフルエンザをうつすかもしれないし、わたしがもらうかもしれない。
建物に隙間は全然見えないね。窓はびっしりビニール幕で覆ってあるし、野鳥との接触を恐れているのがありありとうかがえるね。
敷地の端を踏んで、もとの道へと帰ってきたぞ。
駐車場所からすこし進んで、振り返れば山頂が見える。あそこに見えるんだもの、ほんちょっとの高度差しかない。
県境まで人家・道が踏み込んでいる、これも開発、経済行為、こんな県境までよく投資したもんだよ。
駐車場所から頂上をもひとつの山、権現山も訪ねなきゃ。
あっちこっちと入り口をつついてみたが、どだい、地元のひとが権現山を知っていない。ちょっと集落が違うと、知らないのも無理はないか。
一番近い集落が高野、そこまで行ってみよう。
えぇ、あの山かい。集落後ろの、ほとんど丘じゃないか。登る意欲が消えてしまったな。
ま、これで高速道路から見えるつんと飛び出した山を確認した、ということで、めでたく、永年の疑問は解消しました。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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