2003年12月10日
しぇるぱ単独
山域:広島芸北

湿原、三瓶の展望、犬伏山

 

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県道分岐での観光看板中国道は高田インター、ここで下りて、美土里町目指して進むんですよ。ドライブマップによると、県道6号線を進めばええな。国道433号線をしばらく踏んで、また県道6号線をたどる。ぼちぼちこのへんだろうがなぁ。
あった、犬伏山の観光看板があった、わたしは始めて知ったんだが、郷土の誇りの山なんだろうな。
今日は奥まで車を入れるのは控えておこうか、県道沿いにどこか駐車場所を探してみよう。
このへんは生田という集落らしい。出店権現口バス停の近くに道がふくらんでいる、ここに止めることにしようか。
出店川という名前の川だそうな、川沿いに進むと再び観光看板、犬伏七不思議なんだとさ。道は左へ進むんだね。
水道浄水設備があって、トイレ駐車場がある。看板があるが、今度はちゃんとした地図の形になっているね。
水道設備と駐車場道が二分している、七不思議ルート西の道、霧の海ルート東の道、どっちから行こうか、西の道からにしようかい。
ちゃんとした現役の林道だよ。タイヤの轍を埋めて補修しているのが見えるもの。
ちょっと横道へ誘導されるのかい、馬の足跡なんだとさ。平らな石があるが、これが馬の足跡かい。
何度も往来を重ねたので石の上に馬の蹄の足跡がついたのだそうな、どう眺めても、足跡には見えないがなぁ。
見立てだもの、野暮は言わないことにしような。そうかそうか、と納得して引き返そう。
道の下に、にごり池の案内が見える。沢の流れが岩にせきとめられて小さなプールになっている、濁っているかしら。
またまたぁ、余計なことを言うんじゃないの、見立てよ、見立て、なるほどそうか、とうなづきなさい。
馬の足跡鏡岩へ誘導しているよ、また、横ちょへ逸れようかい。
これが鏡岩かい、小学校の案内立て札がある。
「昔、女の人が岩の割れ目に鏡を落とした。その割れ目から藤が生え、花がゆれると岩の中からチリンチリンと音がしたそうだ。生桑小学校」
小学校の校外学習の場所なんだな。郷土の伝説を勉強するところなんだろうね。
この近所に二合半という不思議ポイントがあるそうだが、見つからない。ま、ええさ、パスしよう。
道は進んで、大河路(岩海)との分岐に来たけれど、大河路へは立入り禁止と看板が出ているよ。
いやだ、困る、と山主が言っているのだ、そっちに行かずに左の通常のコースを進もうかい。
鏡岩道の下に石畳と案内があるが、人工のものとは思えないぜ、自然の岩の石組みじゃないか。
これ、醒めちゃいけない、気分の問題なんだよ、小学校の子供と同様、へぇぇと感心しなさい。
あれ、また駐車場があるよ、ここまで車で入れたのかい。
駐車場からすぐに道は二分するよ、山頂は右の道なんだね。待て待て、左の道になにか案内があるぞ。
大澤田湿原なんだとさ、オオサワダと読むんだろか、ダイタクデンと読むのかしら。入ってみよう。
これがそうか。谷を埋めて草原が広がっているね。全部が湿地帯なんだろうね。
谷の水の出口なんだがね、砂袋を積み重ねてダム状態にして湿原をキープしているんですよ。
大澤田湿原何もしなかったら水は流出して、湿原が乾原に変わってしまう、必死に押し留めているんですよ。
ひ弱な自然だね、このひ弱さに手を貸すのがいいのか、変化の流れに任せておけばいいのか、どちらを選ぶかだよね。
湿原が乾いて縮小していく箇所を幾つか知っている。乾燥化が宿命なら、なんとか延命してやるのも、将来への資産保全なのかもしれないね。
なんでこんなに拘るか。山あいに耕作放棄した田んぼが随所にあるんですよ。この湿原状態と天然自然の湿原と、見かけに何等差異はない。自然減耗に対する社会的増加だね。
さて、もとの道、分岐を右に進もうじゃないか。
進むうち、大きな林道と狭い林道に分かれている、狭い林道のほうをチョイスするんだね。
三瓶山を遠望やぁ、ここでやっと林道と別れて山道に入るのだ。笹に覆われた道なんだね。山道から下の林道を見下ろすと、さっきの分岐からすぐに林道終点になったようだよ。
笹の道を進むと、三瓶山展望地の標識が現れる、5分だとさ、行こう、行こう。
なるほど、峰の上から三瓶山が見える。都合よく立ち木が倒壊したのか、山主の善意なのか、どっちなんだろね。
三瓶山は真北の方向だ。来た方向を振り向くと、あれが犬伏山だろうね。今はそう信じていたが、実はちょっと違うことが明らかになります。
もとの道へ帰って、先へ進む。尾根へ出て、直角に曲がって犬伏山を目指すんだよ。
このへんが山頂かい、山名標示がないね。道は下がって来た。向こうの山か。違った。その次の山だった。西のコースから目指すと、偽ものが二つあるんだよ。
犬伏山頂上♪よぉく考えよぉ、高さは大事だよぉ (^_-)
さっきから道の脇に大昭和と杭が何度も出てくる、境界見出標には大昭和製紙と書いてある。
そうかい、この辺の山は製紙会社の持ち物なのかい。
大昭和製紙は日本製紙と合併し、株式は日本ユニパックホールディングという名前で、どんな製造業か見当もつかない名前になっているんだよ。株式と商品がばらばら、何でこんな格好を選んだんだろ。
さぁ、頂上だぜ、犬伏山。791M、やまびこ会と山名標示がある。
三角点の位置は立ち木の中で見通しが悪いが、すぐ南斜面に切り開きがある。
そこからは、南から西へかけての90度、はるかに見通しが効いて、駐車した生田の集落が眼下に見える。
東コースの岩海集落の裏山のてっぺんに仏舎利塔があって、朝の集落の眺めと一致するものね。
地平の山をいくら眺めても、あれはなに岳、これはなに山と解らないとは情けないね。えい、下りよう。
雨量計コースと案内がある方向へ足を踏み出すとするか。
巨岩経由下山と東登山口と道が分岐している、どっちに行こうか、怪しい時は道の濃いほうへ、東登山口のほうだね。
笹の中にアメダスの雨量計の建物がある、アンテナが見えるからこれで結果を飛ばしているんだな。
一挙に傾斜がきつくなったよ、おまけに岩場を渡りながら下りなきゃならん。はぁん、ここが岩海なのかい。
ひょっとして横へ道は逸れるんじゃないかと警戒しながら観察していたが、踏み跡は忠実に谷の真ん中を通って行くよ。
東コース、林道終点先に道が見える、東の林道の末端なんだ。ここからは岩の上ではなく、地道を歩けるのだ。
けっこう長いね。途中、霧の海展望地があったが、残念だねぇ、高度が下がり過ぎた。見下ろしてこその展望なんだがね。
もとの水道設備の分岐まで帰ったぞ。
犬伏山は、イヌブシヤマと読むんだそうな。
堕落した山伏に因む、ということだが、普通に読むと、イヌブセヤマと読んでしまうよなぁ。
今日の犬伏山の一番のウリモノは何だろう。
当然、山頂からの展望でしょう。
展望した山の名前を知らないんだよ、残念ながら。とすると、途中の三瓶山の眺めが一番、ということになるかな。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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