2000年11月25日
しぇるぱ単独
山域:紀泉高原

和泉葛城山の水平道

 

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街道から大石の峰を今日は簡単なとこにしよう、和泉葛城山に行こうかな。
麓から忠実に登るとけっこう汗をかく、ちゃんとショートカットの道があるんです。
和泉市の父鬼から街道を奥へ、ここの道は狭いのでたいへん、離合すれちがいに神経を使いながらたどらきゃならんのだよ。今日は問題なく行けたよ。
関所があるよ、柵でバイクを締め出し登りつめれば鍋谷峠、大阪府と和歌山県の境界なんだね、道は下へ、大曲りのカーブをくるくると下れば道の両脇に谷面を見おろすところまで出てくるね、道路完成の祝碑があるから、誰でも見当がつくでしょう。
ここの道のふくらみに車をとめようか、以前はうんとふくらんでいたが、今はガードレールで狭めてある。
あれれ、山道に柵がしてある、ははぁ、バイクがここで跳梁跋扈しているから、腹立てて締め出しを図ったな。わたしはハイカー、ハイカーなら難なく潜れる隙間があいている。コース周回の分岐
何度もここへは来ているよねぇ、困った時の隠し球、どこに行こうか考えつかない時、ここが頭に浮かぶんだね。
なんぼタイトルに道は水平とは言っても、まるっきり水平というわけじゃないよ、それなりの登り下りはありますよ、でも、おおむね水平な道だね。
バイクのタイヤのわだち跡植林の中を見てみな、タイヤのわだちの跡が縦横についている、杉木立のなかをジグザグにバイクで渡っていくから敵わんね。
雨がわだちを水路に伝わっていくでしょ、だんだんと流路が深くなって深い溝が出来てくる、表土が奪われて地中の石が表れてガレ地になっていくんだよ。
堂々と林内を乗り回すバイク族山林山主が怒るのも当然のことだよ、ハイカーにまでトバッチリが来そうで、それを恐れるね。
ほらほら、バリバリと爆音が聞こえてきた。右へ左へ、ただうろうろしてばっかりだ。うっとうしいから先を急ごう。
さてと、三角点、ここの三角点は情けないね。普通、三角点とは、広場があってその真ん中にあるもんだが、ここのは道の真ん中に棒杭のように突き出している。
和泉葛城山三角点バイクに蹴飛ばされて角が欠けているのも哀れじゃないか。
しょうがないよね、三角点は見通しが効くところにあるもの、同条件で無線鉄塔が後から参加してきた、やはり三角点のところに設置することになる、三角点は地面ですくんでいるしかないんだよね。
この先はコンクリートの道、コンクリは足に堪えるから落ち葉の上を歩くことになる、ガサガサと大きな音が出るなぁ、後ろを振り向くと、落ち葉が散らかり放題だ、しぇるぱ散らし踏み、盛大に踏み散らして歩いているな。山頂、八大竜王の祠
山頂の祠に着いたよ。ブナの林をのぞいてみるか、黄葉は盛りをすぎて裸の枝が多いなぁ。
さて、引き返し。
さっきは山腹の水平道、帰りは稜線をたどるとするかね。
大石の峰のターンポイントまた、バイクの群に巻き込まれたよ。道端で昼食をしていた時、バイクの群が通過してほこりまみれの飯を食ったこともあったな、おまえら、大嫌い。
大石の峰の直前で、道は峰を巻いて下っていく、今日は峰はパスして行こう。
仕事道の分岐があちこちにあるが、たしかこっちだったよな、おおむね稜線を通って行くが、ここのたわみに見覚えがあるぞ、ここから曲がって東に向かうはずだ、うん、正解、すぐに来た道に出てきた。

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 カシミール展望図をつけました。


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