2015年6月13日
しぇるぱ単独
山域:島根県雲南市

雲南の山、高峯山こうのみねさん

 

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出雲の山で、登れそうな山を地図の上で探すのが習慣になってきました。高峯山というのを見つけました。この山に登ってみようか。
登山口までの道がけっこう煩雑なんですよ。先に地図で演習しているのだが、来てみると事前の予想とかなり違う。なんとか山の麓までたどり着きました。
ここは松尾公民館、草刈しているひとがいる、高峯山に登ります、この公民館の駐車場に駐車させてくださいねぇ。
わしゃぁ、そっちの組じゃないけのぉ、この先にわしの組の公民館がある、そこのほうが道が広いでそっちに駐車すればええ。
山田地区案内図と看板がある。各地区ごとに公民館があるのだ。このあたりでは、集会所と言わずに公民館と言うのだ。隣保館と言ったり、生活改善センターと言ったり、その土地々々で違うのだよね。
この松尾公民館から見えている分岐を右折する。分岐の根元に高ノ峯山、登山道入口、眺望絶佳とある。この先に高峯公民館があるのだ。
親切にそう言ってくれているのだから、お言葉に逆らってはまずいだろう。ここに駐車するのは遠慮して、次の公民館まで車を走らせることにしよう。
ははぁ、ここが公民館か。確かに公民館の前の道は大きく膨らんでいる。ここなら駐車しても咎められることはないだろう。
看板には、高の峯公民館とある。ここの集落も山の名前も、[たかみね]ではないのだ、[こうのみね]と読むのだ。そんなに大きな公民館ではないよ、こじんまりと少人数が集まる公民館なのだ。
歩き始める。公民館の次の家が最後の民家、奥に舗装路は続いている。
小屋がある。道は折れ曲がって小屋の背後に続いている。舗装路は小屋の前まで、ここから先は砕石バラスを敷き込んだだけの林道になっている。両側からの草の繁みが圧迫するね。
分岐に到着、道標もなにもない。ここは左折するのだよ。右折すると畑に向かう、そっちに進まないように
谷に出て、古い墓地がある。昭和2〓年の墓石が見える。たぶんその後は離村したんだろうな。暮らしを維持できるほどの耕地が少ないものね。
道の両側はずっとタケヤブなんですよ。竹は人間が移植して生育地を移して行く。激しすぎて全山タケヤブになってしまっている。
分岐に差し掛かって、始めて案内看板があった。ここは直進せずに看板に従って右折するのだ。
尾根を乗り越えて、向こう側の山腹を進む。
おや、林道を拡幅している。重機が入って道路を改良している。
重機の敷いた新しい道から分かれて、上に伸びている道がある。そっちへ歩いて行こう。
杉丸太が横桟になっていて、階段を踏んで登って行くのだ。
頂上には祠がある。祠の前には拝殿がある。ここより先に頂上があるのだそうな。もっと進んで行こう。
ここまでは楽々の道だった。ここからの道は両方からの繁みに埋もれて、足探りで歩いて行かなきゃならない。
頂上に赤い杭がある。水造とある。境界見出標があって、水源林造成事業とある。
この先は下り斜面なんですよ。ここが最高点と思ったが、三角点がこの先にあったのだそうな。へぇ、知らなかったなぁ。三角点を踏まずに引き返してしまった。
さっきの祠のところまで帰って来た。
JP4YCS大東レピーターと名前のあるアンテナが立っている。アマチュア無線で電波を増幅させる装置なんだそうです。山の上でこのようなアンテナを他でも見たことがあるなぁ。
拝殿の中に棟札が掲示されている。御祭神 大日如来神 と書いてある。神仏習合の時代の風習が残っているのでしょうね。
今でも、御祭神 大日如来神 として信仰を集めているのだと思うよ。明治政府の神仏分離令に従う気持ちはなかったのですね。
さて、山を下りるか。
道の向こうに重機が座っている。近づいて見ると、伐採用の重機で、アタッチメントを取り替えると土木の重機に変身するものだった。
大原森林組合と名前にあるが、地元の雲南市大東町の中心地にある森林組合なのだ。
あとで Google Earth で見ると、高峯山の東側は広範に伐採されていた。歩いてでは見えないが、航空写真にはバッチリと捕えられていた。
酷い事をする、自然破壊だ、と憤慨する都会人がいますが、その非難は間違っているよ。
何十年前に投下した資本を今回収しているのだ。資本の回収が出来なかったら誰が資本を投下するもんか。林業が維持できているから一般人が山歩きもできるのですよ。
感傷的な自然保護派、上滑りのナチュラリストはもう一度自分の論旨を点検してみていただきたい。
さて、帰って来た。高の峯公会堂の前まで帰って来た。高速道路松江道で帰るとしよう。

 

高の峯公民館 小屋がある ここの分岐は左へ 墓地がある
ここは右折 尾根に乗る 新しい道を造成中 真ん中の登り道を
参道 水源林の標識 祠と拝殿 高の峯公民館まで戻る

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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