2003年10月15日
しぇるぱ単独
山域:島根雲南

中国、雲南、琴引山

 

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琴引フォレストパークスキー場たびたびのギャグで申し訳ないが、ここは中国、雲南、出雲の南、チャイナ雲南省ではないほうのね。
大万木山に登るつもりで来たんだが、登山口から深山の雰囲気で気押されるなぁ。
ここはクマの棲息区域と掲示がある、いかにもいそうな空気が満ちてるな。駐車場には他に車はいないことだしね。
平日単独、しかも熊避けの鈴をまだ買っていない、こんなに条件がそろったんじゃ、ビビリが出るのも止むを得ないね。
スキー場から三瓶山をいさぎよく撤退、他の山に転進するか。近所の山に琴引山がある、ここにしよう。
頓原町の琴引フォレストパーク、スキー場なんだがね、大きな施設があるんだね。
どこが取り付きなんだろ、スキーのシーズンオフだからだぁれもいない、聞くに聞きようがないね。
絵看板で見ると、スキーのゲレンデを突っ切って登っていくようだ。行ってみよう。
スキー場を登った経験はあまりないが、ブラシを植え込んだマットの上を歩いていく、どこのスキー場もこんなものかしら。
ガイドブックによると、上手の四角い建物を目指して行くように、とのこと、確かにこのへんでは異様に大きな建物だな。
初めての登山標識振り返ると、おや、あれは、三瓶山じゃないか。
何度も出雲を往復したが、それはビジネスの上でのこと、三瓶山が眼に入るような状況じゃなかったものね。
そうなのか、こんなロケーションで三瓶山はあるのかい。
四角い建物の真向かい側に登山口の標識が見える、掲示があって、大国主命(出雲大神)弾琴の峰、とある。
出雲風土記や古事記に書いてあるそうな、総合すると、須佐之命は大国主命に太刀・弓矢と琴を授けた、その琴はこの琴引山の岩の中にある、ということなんだがね。
弦の清水琴は、古代においては神のお告げを聞く神聖な祭器だったそうな。
ヤマトはイズモを従えて、地域の軍事権と祭祀権を与えた、これがしぇるぱの解釈だがね。
登山道は尾根の道を行く、広くて草刈の行き届いた道だよ。とても歩きやすい。
尾根道はいつのまにか谷沿いの道に変わってきている、谷は小滝の連続で、仰ぐと山腹の傾斜はのしかかるように切り立ってきている。
十畳岩と看板のある場所にさしかかったが、これで十畳かい。
大神岩野外で広さを測るには、相当に巨大でないと広さが実感できないもんだね。
谷を渡渉する箇所に出た、弦の清水と言うんだと、琴にちなんで弦と名づけたんだろうね。
飲んでみようか、うん、無味無臭、これは誉め言葉だよ。
谷川の水は何らかの味・臭いが加わっているもんなんだよ、それがないということは湧き出して直ぐということなんだろうね。
尾根をまたいで、次の尾根までの山腹を右へ左へと切り返しながら登って行くんだね。
琴引山神社途中、あと1000M、500Mと案内がある、テープを巻いたのではなく、ビニール紐を結んで案内している、素朴で好きだよ。
大神岩というのが出てきた。しめ縄が張ってある、巨大な岩が支えられている、そこに霊性を見たからなんだろうね。
山腹を登りつめると、二本の大きな岩柱が見えてきた。ほう、岩の間に神社があるじゃないか。琴引山神社なんだね。
写真を撮って、裏に回ると、逆だったよ。
山頂下の黄葉岩の間に石の階段が刻んである、そこから参拝するんだよ。知らないもんで、裏から拝んでしまったよ。
山頂はあと50Mだそうな、行ってみようよ。
おう、ここが琴引山山頂か。
全周見渡せて、東は一部邪魔な枝があるけどさ、こりゃ値打ちがあるなぁ。
三瓶山がまず眼に入るね。反対を見ると、地面に広島県とタイルで示しているが、山の同定は出来ないね。どこがどこなのか見当もつかない。
琴引山頂上枝の隙間から東を眺めて、あのへんが大万木山だろうなと見当をつける、ガスが渦巻いて、切れ切れに見えるよ。
さて、降りるかい。
神社の下に分岐がある、穴神琴弾岩へ300Mとある、行ってみるか。
どんどん下へ下へと降りて行くじゃないか、もう300M以上歩いたぜ。止めよう、引き返そう。
朝、スキー場に取り付く前に、麓をぐるっと回って見当をつけたんですよ。
山頂から三瓶山スキー場から登って敷波の出口に出て一周すれば素敵なコースになる。
ところが、なかなかそうはいかないよ、麓のコンクリートの道がかなり長いよ、長過ぎて、嫌になるのが見えているよ。
というわけで、スキー場からの往復と最初から決めたいたんですよ、カシミールでの足跡ログも消去するからね。
スキー場まで降りるとお昼のサイレンだ、ここで昼食にしようか。
3時間半の短い散歩だったが、見晴らし絶好、時間単位当たりではええとこを凝縮したコースだったよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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