2009年4月23日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

比和口和高野の境界、熊山、別名、笠尾山

 

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比和古頃でのバス終点前々から登りたい山があるんですよ。
庄原の山で、釜峰山、八国見山、
大鬼山おおぎやまと続いて、中間に熊山という山があるんですね。
まだ熊山には登っていない。このあたりの山で唯一1000メートルを越えた山なのだ。登ってみたいよねぇ。
去年か一昨年、熊山に登ったというレポートを読んだことがあります。
もう一度読もうとすると、抹消してある。登山記録一覧にはあるんですよ、クリックしても出て来ない。
不本意だから削除したのか、不注意でリンクが消えてしまったのか、どうなんでしょうね。
記憶をたどると、比和側から登った、たしかそう書いてあったな。
庄原から、旧庄原市域を出て比和に入って行く、境界からすぐが
古頃こごろ集落の入口なんですよ。
ここで国道から離れて、橋を渡って山の中へ入って行く。
どんどんどんどん入って行きます。四差路になるまで入って行きます。
高谷集落を見下ろすこの四差路を横切っている道は、緑資源機構が設置した林道。緑資源機構、公団は官主導の談合がばれて解散になってしまいました。
これは交差点を別方向から撮った写真、悪の組織名が案内板に残っているでしょ
四差路を突っ切って、パトカーの駅の看板に沿って、谷の真ん中を走って行く。
谷に沿って奥へ奥へと入る道を行く。地形図には途中に寺のマークがあるが、一見すると民家みたいに見える。
地形図と風景とを照合しながら進んでいるから、これは寺だと確認できるのだよ。
最終民家まで来たみたい。集落のどこに車を置こうかと迷っていたのだが、ここなら置いてもええだろう。
バスの終点、比和町バスでバス停の名前が高谷、バスの回転場所にスペースが要るので広場になっているのだ。
道は右と左に分かれているが、右が林道で名前が南古頃林道、たとえ左に行っても、右の林道に合流するのだと思うよ。
あれ、民家におばあちゃんの姿がある、近寄って聞いてみよう。
山に登りんさるんの、熊山?このへんじゃ熊山とは言わんよ、笠尾山、そうそう、そがぁな名前で呼んどる。
林道の急カーブ道は峠まで続いとってのぅ、高野のほうへ抜けるんよね。
さぁのぉ、山頂への道はあるかのぅ、誰もそがぁなところへ行きゃせんよね。登るんなら口和のほうから登りんさい。
ありがとうございましたぁ。こりゃ駄目だ、比和からでは馴染みの山ではないみたい。
数年前に口和側から調べたことがある。
八国見山に登って、ついでに熊山も、と奥の田口集落まで寄ってみた。
おじいさんがいて、質問してみたが、喘息まじりの細い声で、聞こえないけど聞き返すのは気の毒で出来なかったことがある。
若い頃は道があった、今は道がうにゃうにゃうにゃで、そのうにゃうにゃうにゃの肝心のところが聞き取れなかったのだ。
このような老齢集落では山仕事はもう止めているだろう、道は消滅したことだろう、と諦めたことがあるのだよ。
さいわい、比和側からは林道が敷設されている、舗装路でタイヤの跡も見えるし、健在な道なんだね。
道は、隣りの谷に移って高度を稼ぐ、谷の落差が大きすぎて隣りの谷を迂回しないと勾配が得られないのだよ。
福田頭、比婆山谷を横断して、対面トイメンに道の先が見える。いやぁ、なかなかの傾斜だよ。
尾根を越えたところで比和の展望が開ける。
福田頭、比婆山だ。閉鎖したドルフィンバレースキー場の跡地が見えるから、あれは比婆山に違いない。隣りは福田頭。
登り詰めて、ここが峠の切り通し、比和側は舗装してあって、高野側は地道になっている。
自治体の投資は度胸だと思っています。債券を発行するのだが、返済の見通しをどう見るか、ユルイ首長とカライ首長と、首長の姿勢によって自治体財政は左右されます。
舗装路だからええ、地道だからだめ、そうとは限らない。ここは地元民に判定してもらいましょうね。
切り通しの崖が高すぎて尾根へ登るわけにいかない。高野側に踏み込んでみようか。
おぅ、林道の枝線が稜線沿いにある。これは都合がええ、どこまで行くかそのまま歩いて行こう。
タイヤの跡が見えるからこの林道は今もなお現役の林道なのだ。往々にして、林道はあっても休眠している場合が多いものだが、ここのは健在ということで、めでたい、めでたい。
峠の切り通し谷底を眺めると、本線の林道が高野のほうへ向かっている。大鬼谷オートキャンプ場を抜けて国道へ出て行く道なのだ。
その向こうの遠くに開拓地が見えるが、あれは毛無山牧場なのだろう。
タイヤ跡のある林道もここまで、この先は道幅はあってもほとんど車が入らない林道なのだよ。
ひとが歩くにはじゅうぶんな道で、草木の芽を踏み潰した跡があるのでひとの往来はあるみたいだね。
林道はここが終点、ありがとう、おかげでずいぶん楽して歩きました
最初は、おかげでずいぶん楽して歩かせていただきました、こう書いたんですよ。
前々から思うのだが、世間の謙譲表現は過剰だと思う。
犬にあげる、など尊敬表現があります。この場合、尊敬表現ではなく、これは美化語と言うんだそうな。
敬語の区分は、丁寧、尊敬、謙譲、美化、いつのまにか項目がひとつ増えてしまった。
はっと気がついた、書き直そう、ついつい、世間の謙譲表現に流されてしまったのだ、おかげでずいぶん楽して歩きました
林道本線から枝線へ謙譲表現について脇道に逸れるとね、卑下する、こういう言葉があります。
卑下する、とは自分を引き下げること、謙譲の表現のカタチです。
ところが、韓国語の直訳では、他人を卑下する、こんなカタチもあります。
一番典型的な例、日本を美化し、韓国を卑下する
他者を卑下する、とは言わないなぁ。別の用語に言い換えましょうよ、さげすむ、蔑視する。
韓国の直訳語が輸入されて、相手を卑下する、何某を卑下する、一部で、こんなカタチが使われ始めました。
日韓間でネット論争しているうちに、知らず知らずに、先方の用語に汚染されてしまった結果です。
概念の取り違いはどうして起こったか。たぶん、韓国の韓日辞書が間違っているんですよ。
さげすむ、とハングルで書いて、ネット翻訳すると、卑下する、と日本語表示される、のだろうと思います。
脱線が過ぎた、お話しを戻しましょうか。
熊山が見える林道の終点の先は谷に落ち込んでいる。左手の斜面を登るしか方法がない。
植林の林床を歩くのだが、笹が生えていて、雪で圧されて下向きに槍ふすまを立てている。押し分けて踏みつけて登らなきゃならない。
歩くのに楽な方向、稜線まで登っても、稜線のあっち側こっち側と移動しながらコースを選んで歩いて行く。
ええと、方向は?しまった、コンパスを車の中に置き忘れてきた。
まぁ、ええわい、GPSでウェイポイントを作成しておいた。熊山の頂上まであと300メートルか400メートルだろう。方向はこっち。
なにやら尾根上の平地に出てきたぞ。周囲は植林地なのに、ここだけ自然林のまま手付かずになっている。
広場の状態なんですよ。広場の片隅には、木で組んだ目印が置いてある。航空測量のポイントなんだろうか。
ここは尾根の結節点なんだね、木立を透かせて探るに、この方向しか高い山は見えない。そっちへ向かおう。
ひょいとGPSを見ると、電池の交換が必要です、しまった、電池も車の中に置いてきた。
ウェストバッグを忘れたのですよ。その中にコンパスも電池も入っている。ぼんやりしていたなぁ。
林道終点このまま熊山の頂上まで行ってもええが、帰りはGPSの電池は切れていることだろう。
GPSの往路のコースを復路でたどる、これが出来ないことになる。
コンパスもないことだし、頂上の手前直前だが、引き返そう、植林の中の風景はどこもよく似ているから間違えてしまいそう。方向を間違えたらオオゴトになる。
電池がまだ残っているうちに林道まで抜け出せた。林道まで出れば、GPSを当てにしなくても、そのまま歩けばええ。
林道を歩いて振り返ると、今ならどれが熊山かは判る、半分植林半分自然林の山だ。
熊山に行くには谷間が切れ落ちているように見えるが、谷間の源頭部では繋がっていて、ほぼ同じ高度で熊山に行けるはずだよ。
残りもうちょいなのに、直前で引き返して残念だろうって?
それほど残念な気持ちはないのですよ。地形図には出ていない林道を歩いたせいだろうね。
もうけた、もうけた、林道が無ければ、稜線で道が無くて悪戦苦闘したことだと思うよ。
登ろうと思えば、いつでも楽々と登れる見込みがついた、ということで、先々に楽しみを残した、こう考えられるものね。
林道の枝線は本線に合流したよ。この先は舗装路を歩けばええのです。
尾根上の屈曲ポイントカーブで比和一帯を展望する。登りでは曇り空だったので、山が黒ずんで絵姿が悪かった。
午後からは天気も回復したので、福田頭、比婆山がくっきりと見える。この角度からの姿もええもんだねぇ。
高谷の集落に戻ってきたよ。白い花は梨の花だろう。のどかな景色だねぇ。
車を止めているのがバス停の位置、戻ったぞ。
この熊山、別名、笠尾山は極めてローカルな山です。比和口和高野とは庄原市に合併する前の旧町名です。
熊山は三つの自治体の境界接点なんですが、今日のところは、口和を踏むことができなかった。
残念っちゃそれが残念だな。三つの境界が一点に集まるのはなかなか無いことだものね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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