2001年8月13日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:福井

経ケ岳は奥の奥

 

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中腹の林道からショートカットここ3年、福井大野市営の上小池キャンプ場を拠点に福井の山々を跋渉しています。
昨日の荒島岳に続いて、今日は経ケ岳に行くとするぞ。

六呂師高原スキー場から入って行くようだ、さて着いた。どこから取り付いたものだろう、スキー場は入る道が解らないね。
さすが豪雪地帯、みんな根曲がりホテルのひとが掃除している、あのひとに聞いてみよう。
すみません、経ケ岳はどこから取り付いたらいいのでしょうか。
沢道からですか、尾根道からですか、初めてなんですか、それなら引き返して広域林道から入って途中から登ったほうが楽ですよ。
林道ですか、道が悪いんじゃありませんか。昨日は酷い道を走ったんですよ。
最初のポイント、保月山そんなことありません、ずっと舗装されていい道です。
ありがとう、お奨めにしたがってそっちにします。
引き返そう、スキー場のゲート周辺と教えてもらったな、あった、あった、この道かい。
ガイドブックには駐車場所は少ないと書いてあったが、そんなことはない、かなりの台数が駐車できるよ。スキー場とホテルが眼下に見える、楽々コースを教えてもらってよかったな。
杓子岳の基部は難路登山道の始まりだね、なかなかええ道じゃないか、昨日の荒島岳の道よりもはっきりくっきり広い道だよ。
さすがに豪雪地帯なんだね、低山とはいえ、樹々は雪に倒伏されて釣り針のように曲がってしまっている。
なんちゅう真っ直ぐな道なんだろ、どこまでもどこまでも森の中を登っていくのねぇ。
やっと着いたよ、保月山、ガスに霞んでいるが、あれが経ケ岳なんだろうな。ここまで来れば楽勝だわい。
保月山を越えれば森を抜けて稜線の道やね。右も左も切れ落ちているのね。
杓子岳から経ケ岳をこんな尾根を吊り尾根と言うんだよ。
吊り尾根の根元は難所になってきたな。岩場の岩が黒いな。ガイドブックに旧火山口がなんとかと書いてあったが、溶岩のなごりなんだろうな。ここも梯子と桟道を多用することになるね。
登りはなんとかなっても下りる時には難儀な道だな、ともかく、よじ登ろうぜ。
経ケ岳の斜面さぁ、頂上、釈氏ケ岳とある、ガイドブックには杓子岳、目の前の山が中岳、あれれ、すると経ケ岳は? 目を移すと高い山があるじゃないか。あれかい。
たはは、とんでもない思い違いだった、終点はそこと思い込んでいたら、はるか先に終点が移ってしまったよ。さっき保月山で楽勝と早合点したが、大間違いだったな。
行きましょうよ、こことあそこの高度差は? 200m、これくらいなんということないわよ。
経ケ岳頂上笹原の杓子岳と中岳を過ぎて、思い切り傾斜は落ち込んで行く。やだねったらやだね。いっぺん下りてまた登り返すのは随分と損した気分だね。
ここが切窓、最低鞍部のことをこう呼ぶのか。なるほどなぁ、窓を切り取ったように、こっぽりと落ち込んでいるなぁ。
最後の登りは案外と苦しくないよ、終りの解らない保月山の登りのほうがはるかに苦しかった。ここは終りが見えているもの。
経ケ岳から中岳杓子岳をあ、頂上、あっけなく頂上についてしまったよ。
ほんとだ、ここが頂上なのか。
「最初に目に入るのが白山から別山のやまなみ」ガイドブックの表現にこうあるが、なぁんにも見えない。振り向くとかすかに中岳と杓子岳、あの峰々を渡って来たんだねぇ。
標識がある、赤兎山まで6キロ、ガスが無ければ見えるはずなんだがなぁ。避難小屋まで見えるはずなんだとさ。
麓から見る経ケ岳山群え、赤兎山、こっちなの、行ってみたが、笹に覆われて行ける道じゃないよ。前に行ったとこなので行けるかと思ったけどさ。
さてと、帰るか。今夜は上小池キャンプ場の手前の鳩ケ湯で汗を流して泊まることにしようか。
翌日、街道から経ケ岳が見える。今日はくっきりはっきり快晴の日、あれがそうなのか、よく見えるぞ、奥の三角の山がそれだな、手前の山が杓子岳、四角な怪異な姿をしているなぁ。なんとか晴れて納得の姿を見せてくれたよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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