1999年5月22日
しぇるぱ単独
山域:兵庫県丹波

丹波の三岳と小金ケ岳

小金ケ岳から三岳を
三岳から小金ケ岳を
小金ケ岳、頂上と直下の岩場

今日は丹波の三岳に行くぞぅ。始めての山域だからどんなもんだろ、楽しみ。
よめさんをさそったが、山をふたつやると聞いて、パスされてしまった。いってらっしゃぁい、だと。
おおたわ到着、ゆうれい峠の異名があるそうだが、明るい峠だよ。もう駐車場には車が一杯だよ。
まずは、最高峰、三岳をめざすかね。
階段が続いてたいへん、一段一段の段差が高いから大概じゃないよ。
階段の真ん中を行くとえらい目にあうよ、左右の端の部分を効率的に選んでまたがないといけないね。
ふうむ、始まりから頂上までりょうぶの林が多いね、りょうぶは森林の始めと言っていたよな、だんだんと地味が肥えてくると植生の変遷が始まると言っていたなぁ。
やっと棒登りが終わったよ、ただただ真っ直ぐに階段を強制される道だったな。
傾斜がゆるんでも、頂上はまだなのだ。
岩場に到着、谷向こうに小金ケ岳の全身がよく見える。
ここまで来るのに汗だくだくだったな、あっちはパスしようかな。
頂上到着、広場はあるが展望はなし、この建物はなんだろう、アメダスの雨量計と見たが違うかな。
ちょっと引き返し、頂上のすぐ下に祠があるよ、のぞいてみると、ははぁ、これは役行者像だな、みごとに下手な像だが高下駄はいてるからそうに違いない。
今日は高曇り、はっきりしないから長居は無用、下りよう。

北壁、ここを渡って行きます

駐車場で食事、腹に入れると元気がでたね。止めようと思っていたが、小金ケ岳にも行ってみるかい。
取りつきは惨めな植林地だね、間伐しなさいよ、枝打ちしなさいよ。
えぇと、標識、頂上まで750メートル、50分、わたしなら1時間以上見とかなきゃね。
峰の頂上に出たが、小金ケ岳へは谷を降って登っていくのか。やれやれ
こんにちはぁ、この降りは相当ありますか。
降りは大したことはないがね、登ったり降ったり、何度もせにゃならんよ。
ここまで登りを稼いだのにまた吐き出しですかいな、いやんなりますねぇ。
あはは、向うへ辿るにはいやでもそうせにゃならんよねぇ。
これは凄い道だよ、岩を渡っていくが、下は切り立っている、鎖があるが、あまり頼らずに行こうぜ。
つかむ木の肌がつるつるだわ、誰もがつかまるから肌が磨かれているのだよ。
コン、あいたた、膝を岩にぶつけてしまったよ。半ズボンだからこんなこともあります。
へぇぇ、ここが北壁、多紀アルプスと名乗っているが、この下は断崖絶壁だよ、あまり寄らないでおこう。
出た、頂上、頂上は突然スパッと現れてくるね。
振り返ると、三岳、なるほどね、東稜の傾斜を見るとつらかったのは当然だね。
三岳はパスしても可、しかし、小金ケ岳は面白いからおすすめですよ。


カシミール展望図をつけました。
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