大国見 98年 8月 2日
しぇるぱとよめさん
山域:大和高原
大国見山頂、社の後ろに広場があります |
大国見と蟻
今日、大国見にいくといってたねぇ、あたしもいくよ。
暑いぞぉ、草が茂ってたいへんじゃないかな。そうか、くるかい。
さて、ここに車をとめよう、桃の尾の滝。滝は帰りによろうよ。
いきなりセメント道の急登ね、砂防ダムの堰堤がある、滝の近くはどこも急なもんだよね。
大親寺、再建の寺ですが、繁盛してます |
この道をつめると、大親寺。明治までは大きな寺があったようやね、 廃寺になった後、近年、再建したんだとさ。
放棄した田のあとに植えた杉林、気味が悪いね、手入れが悪くてボサボサじゃないの。谷川の丸太橋を何度かわたるのね、さぁ、ここから山道か。
道が舟窪状態になっているやろ、この道は古いよ、江戸時代よりも古いかもしれんね。
稜線にでた、風がないね、植林ばっかり。あぁ、もう頂上がみえてきたよ。
名阪道路への分岐、昔トライしましたが 行き詰まりました。今なら行けそうです。 |
最後の登り、道は右と左と両方あるが、どっちをいってもおんなじ、左からいくかい。ここには、巨石がたくさんあったな、なかなかの風景といいたいが、なぁなぁ、なんか石が縮んだような気がしないか、以前、来た時は、もっとデカイ石だったような気がするんだがな。
石の周囲の木を切ったからじゃない、ほら、頂上はこのすぐ上よ。
いやぁ、よく見える、今日は空気が澄んでるね。生駒から二上山まで、奈良盆地がよく見える。
なんか、社が動いたような気がしない、石に柱のうがち穴がある、たしか前はここにあったよ。
ほんとだ、建て替えて動かしたな、さぁ、食事、食事。
どこで食べよう、地面が蟻でいっぱいだよ、大きな蟻。
ほかでは草地で蟻など見えなかったな、ここは地面が丸出しだから蟻ばっかり目に付くな。
岩場、頂上はすぐそこ |
なにしてんの、コーヒーの砂糖、蟻にやるの、あははは、やってきた蟻がピタッと砂糖にはりついて動かなくなる、すぐに解るんだね。
たいへんなご馳走だぞ、砂糖にはにおいがないから、行き当たるのは偶然なんだね。いまに黒山の蟻だかりになるだろね。
帰り道、大親寺から分岐に、日本山妙法寺という標識があるよ。なんだろね、いってみましょうよ。
日本山妙法寺とは、聞いた名前だな、原水禁の行進の時、先頭で黄衣の僧侶がうちわ太鼓を叩いている、それが日本山妙法寺と覚えているんだが、その支部かなぁ。
長いねぇ、どこまでいくんだろ、やっとついた、あれぇ、なんにもないよ、建てかけの建物があるだけよ、帰ろ、むだしちゃったわね。
桃の尾の滝 |
さぁ、下りてきた、案外大国見への道は短かったね、前にきた時はもっと長かったような気がしたが。草の茂みもなく、なんの苦労もなかったね。
おお、涼しい、桃の尾の滝の滝壷のそばにくると、ムチャ涼しいね。気温が何度か下がってくるよ。滝壷は窪地なのに風がある、気温の差で風がわくのね。
カシミール展望図をつけました。 |
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