霊仙山、98年10月3日
しぇるぱ単独
山域:滋賀県

霊仙山は丸い笹山でした

醒ヶ井養鱒場はここかい、ここから林道を入るんだな。はっきりしてるね、いきなり地道じゃないか。この奥には人家はないのだね、舗装の陳情などないものとみえる。

霊仙山頂上
360度遮るものはありません


道が洗われて岩だらけ、タイヤがパンクしなきゃいいが。雨裂や溝が深いのでよけて、よけて、そろそろと進まなきゃね。
着いた、大変な数の駐車ですよ、わたしで15台目だ。こりゃ、Uターンできないぞ、バックで引き返して、方向を変えて、もう一回バックして戻って、やれやれ、やっと駐車できた。

道と川が共通になってるよ、雨の日にはどうなるんだろ。
榑ケ畑(クレガハタと読むのかな)という廃村なんだ。廃屋が何軒かありますね。おう、生きてる家がある、カナヤ、茶店なんだね。電気もないし、土日営業なのかな。ここからとんとんとすぐに汗フキ峠、名前の通り、休んで汗をふきたくなるね。

岬状の先端から左に伸びる稜線が
霊仙山のすそ
この高原をU字形に巻いて行きます


稜線を登ってるんだが、稜線が深い溝になってます、ここまでえぐれるには何百年もかかったことだろうね。うれしいじゃありませんか、昔ながらの道です、教育委員会も観光課も役場の手は入っていません。下の林道がダートのままだ、やるならここからだね、このぶんでは当分役場の手は入ることはないね。
Let it be. Let it be.れりびぃ、れりびいぃ、れりびぃ、れぇりびいぃ。
ビートルズは何と歌ったんだろ、直訳すると、そのまんまにほっといて、あるがまんまにしといてね。

抜けたぁ、こんなふうなのか。地図の事前演習では広い谷に出るつもりでいたよ、違いました、笹原の高原です。
現地で地図を広げると、なるほど、等高線を良く見ると広い稜線だ、演習の結果は零点でした。

経塚山から霊仙山三角点を
左の尾根を渡れば最高地点
経塚山から柏原道、漆ケ滝道を
避難小屋は屋根しかみえない

笹原の高原を大きくの字に巻いていくわけか。笹は茂る、地面はぬかるみ、下の急登もぬかっていたなぁ、長雨のせいなのか、もともとからぬかるみ道なのか、どうなんだろうね。
着いた、経塚山。
この経塚山で、柏原道、漆ケ滝道が合流するのか。下に避難小屋が見えるよ、笹に埋もれて屋根しか見えない、これじゃまるで縄文の古代住居のように見えるよ。
後から聞いた情報、9月の台風で避難小屋は倒壊したそうです。一階はつぶれて屋根裏のみが使用可能だそうです。なにか変、と感じたのは正しかったようです。
頂上はちいさな谷向こう、下って登って、着きました、三角点。琵琶湖、伊吹山、知らない鈴鹿の山、養老山地、岐阜県の平野、360度、全部みえます。
山頂は大勢の人、耳をすますと、なになにしたんだよおなになにだがね、なるほど霊仙山は名古屋圏にも属してるんだ、岐阜愛知の人が多いみたい。
むこうに見えるのが最高地点、帰りの時間が気になるなぁ、今日はやめとこう。別の日に別のコースでやってみよう。

車を置いてるからもとのところへ、登るときも急だとはおもったが、下りでも思い知らされました、きついよぉ、急な上に道が滑るからぎゅうという目にあいました。

カシミール展望図をつけました。
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