2004年7月12日
しぇるぱ単独
山域:広島県西北部

ぽっかり丸山、龍頭山

 

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東側の別荘地入り口おとといの土曜日に登るつもりで出かけたんですよ。ところが雨模様、様子を見ているうちに土砂降りになったので、あきらめた。
雨が降っても、ロケーションの確認だけはしとこうね。東の登山口は、滝の下から登るコースと林道でかなり登り詰めた道と、二つあるのかい。
西の登山口はどうなんだろう。別荘の分譲地なんだが、舗装も荒れて、自動車の腹をすってしまったよ。細道が多くて、どこから山の入り口なのか見当が付けにくいね。
駒が滝雨の降る日は道を小当たりするだけ、さぁ、帰ろう。
その翌々日、出直しだよ、梅雨も明けたということなのだが、今日は曇ってガスに包まれて展望は期待できないね。
麓の道の駅どんぐり村から龍頭山を眺める、へぇ、こんな山なのかい、おとといは雨空で山の姿も見えなかった、ほんとにぽっかりぷっくり丸い山なんだねぇ。
独立峰と表現すべきなんだろうが、愛嬌豊かなので丸い山と言ったほうがあたっているかな。
自転車を西の別荘地へ置いておこう。どこの路地へ、山から抜け出すか判らないので、あまり上まで持っては行けないね。
第二の駐車場東から登るということにしよう。林道の上から入るのは止めておこうか。下からまともに登ることにするかね。
別荘の分譲地がここの東にもあるんですよ。その分譲地の下、集落のはずれの道ばたが草を刈ってある、登山者はここに駐車してもええよ、ということだろうね。
遊歩道の看板が誘導するよ。別荘の用地なんだと、舗装路が縦横にあるんだが、全然売れていないよ、大失敗の物件だね。
売れなかった別荘地の果てに、登山口の表示がある。駐車場から点々と地蔵さんが迎えてくれている、と思っていたが、観音なんだとさ、野辺の石仏というと、普通は地蔵だよね、この奥の駒が滝への町石なんだろうね。滝と観音信仰が結びついたものなのかしら。
前龍頭さっきからずぅっと山道はセメントで舗装されてあるぜ。過剰サービスじゃないかい。
えぇ、当局でございます。いっぺん舗装しておきますと、毎年の草刈りする必要がありません。労力の軽減になるのでは、と考えております。
町当局に代わって答弁すると、こんなところかな。
駒が滝は道からすぐなんだとさ、寄ってみるか。
滝の前に石垣が組んである、さては、昔は拝殿か籠もり堂があったんだろうな。観音の石仏は残ったが、建物は朽ちた、ということかしらね。
駒が滝とは、すだれ状の滝なんだね、良く言えば繊細、極論すると平凡。やはり、滝は豪快でなくちゃね。
中龍頭滝があるということは滝頭まで登りもハードということなんだよ。道の切り替えが上手に出来ているのか、つらい思いはしなかったね。
もうひとつ、屏風滝というのがあるのだそうだ、もうええ、昔は滝に引き付けられたが、近頃は興味が湧かなくなった。
それは、GPSを装備して歩いているからだと思うよ。滝の近くに寄ると、上空の視野が狭くなって、人工衛星を見失うんですよ。後の作業が面倒だから、滝には寄らなくなったなぁ。
平らな谷間を進むうち、建物が見えてきた。トイレだよ。林道が上まで延びて、登山路に接近したんで、第二の登山口にしたんだよ。広い駐車場もあるし、絵地図もあるから、ここから登るほうが賢いかもしれないね。
下の入り口でも見たが、看板がここにもあるよ、熊に注意、こんなひと臭い道でも出るものだろうか。
龍頭山頂上いやいや、報道では、病院にも押し入ったし(岩手)、工場にも入ってきた(広島)、クマ避けの鈴は鳴らしながら歩こうな。
最後の水場と命名された谷の流れを渡渉するんだよ。
ここからは谷から離れて、山腹を渡って尾根に取り付くんですよ。
そうねぇ、時計で言うと3時50分、長針と短針が真っ直ぐに伸びた姿が龍頭山の尾根なんですよ。さぁ、4時の方向の尾根に取り付いたぞ。
かなり昔の工事だが、要所要所にセメントで補強してある。ここの役場はサービスのキメが細かいね。セメント張りの道があるということは、そこそこ広い道だということなんですよ。
西側別荘地への出口冬に雪が積もって凍み渡るとやっかいなんだがね。ま、ええか、それは冬に考えるとするか。
岩場が出てきたぞ。岩からは麓のムラムラが見える、あれが道の駅、あれが学校、体育館。ちょっとした空撮だね。
柵で囲い込んで、落ちないようにと警戒を呼びかけている岩場に着いた。
岩場があるということは頂上も近いということだろう、ほらね、アズマヤが見える、ここが前龍頭なんだとさ。
この先、もひとつアズマヤがあって、そこが中龍頭、ここから階段を下って行くよ。
下りたぶんだけ登らなきゃね、階段を登るんだが、神社の階段を登っているような気がしてくるね。等間隔・等段差の階段なんでそんな連想が湧いてくるんだろうね。
自転車デポ地点丸いてっぺんに登り詰めたよ。ここが龍頭山頂上だよ。
頂上は草原なんだね。草原を手助けするために斜面を刈ってある。文句を言ってるんじゃないよ、ポイントを際立たせるために手を加える、そのおかげで麓直下がよく見えるんだものね。
10時の方向へ下りて行こうか。看板の矢印がとんでもない方向を指しているが、風でぶらぶらしているからそうなったのさ。頂上を通過する道は一本しかないから、安心して進んでくれたまえ。
ほぅ、りっぱなブナの木が道ばたにある、この山は、おおむねナラ・クヌギが多い山なんだが、ときおり、ブナの姿を見ることもある。
稜線から反転して、山腹へと道を切り替える。ここからは下へ下へと切り下がって行くんだよ。
道の幅はこっちのほうが狭い、訪問者が少ないので道幅に差が出来てしまったんだろうね。
麓から見る龍頭山水道タンクが林の中にある、別荘地が近いということだね。
山道の出口に来たよ。ここから先は別荘地の縄張りなんだね。
なんて貧相な別荘地、建築してはあるがあまり利用されてる気配もないし、舗装は時の経過に負けて裏返っているし、分譲の幟ははためいているが、もう、これ以上は買い手はいないさ。
自転車をデポしといた場所に戻ってきたぞ。
あとは、朝の駐車場所まで戻るだけ。さぁ、行こう、それぇぇ。

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カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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