2010年8月6日
しぇるぱ単独
山域:広島県北広島町

地道の林道の猿喰山さるまみやま

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

林道の入口千代田インターを利用するにあたって、千代田の市街を抜けるとき、頂上にアンテナが刺さった山が目に付きます。
普通、一般にね、アンテナがある山は建設道路、メンテの道路があるので登山は容易、これが常識です。
次に登る山の候補が出尽くしてしまったなぁ。エイッ、手持ちのカードを切ろう。猿喰山に登ろう。
千代田インターを出て、西へ向かって市街地のはずれ、八重バイパスの交差点を南に向かいます。
高速道路と並行に進んで、高速道路とクロスするようになる。
その交差点の名前が千代田流通団地入口、ここで県道から離れて山の方向へ向かって行くのだよ。
今までも猿喰山の姿は見えてはいたが、ここからは正面に見えていて、近づいて行くことになる。
流通団地というか工業団地というか、必ずしも構想は実現してはいないのだね。空き地が多い。
小さな滝広い道を進んで行って、方向からしてこっちだろうと思える道が山の中に延びている。
電線が道沿いにあったので、これに違いない、と判断したのだが、歩いていくうち、電線はなくなってしまったのだよ。
帰りに道沿いを観察していたら、大きな道路から電柱一本まで、電線はそこまでで、あとは途切れていた。
大間違いのデータを信じて、舗装路を進んで行ったのですよ。
入口になんの案内も標示もなかったが、この道に違いない、と当たり前に思い込んで進んだのですよ。
資材置き場だったのだが、使わなくなって、古い自動車の捨て場でしかない廃墟の前を通る。
そうそう、猿喰山の名前の読み方、さるまみやま、さるまめやま、二種類あるんですよ。
どっちが正しいのか不明だが、地名データバンクはさるまみやま、Wikipediaではさるまめやま、一応わたしは地名データバンクに準拠することにしますね。
ケーブルと出会うなんの標識もないとは言ったが、意味不明の標識はあるんだよ。
Sect.xxx こんな立て札がある。xxxには数字があるのだが、距離標示なのやら、工事ポイントなのやら、見当がつかない。
谷を渡って、この場合、谷を渡るのに橋などはないのだよ。ヒューム管、コルゲート管で暗渠を作って、水路だけ通して土で埋めてしまうのだよ。
傾斜が急になって、再び、谷を渡る。
谷を眺めると、滝になっている。小ぶりの滝だが、滝は滝、看板があるのだが、錆びてしまって全然読めない。
尾根を大きく巻いて、尾根の内側斜面から外側斜面を歩くようになってきた。
あれ、電線に出会った。入口の電線は普通の三相線だったが、ここのは電気、電話の太巻きのケーブル線だよ。
道が大きく方向転換ここで、なんぼなんでも気がついた。入口の電線とこの電線とは別物なのだ。
隣りの谷筋から最短距離で敷設して、ケーブルの距離を少なくして、コストを引き下げるのだ。
尾根と尾根とが重なり合うタワを過ぎて、大きく山腹を巻いて行く。繁みの中に電線が通っているのが見える。
再び、反転して、山腹を巻いて切り上がって行く。
ケーブルが見えるのが三度目、これは山頂の通信アンテナの電源なんだよね。機械室のエアコンの電源なんですよ。
どこの山でも、頂上アンテナから突然モーター音が響くことがある。機械室の温度を一定にするのでエアコンが稼動しているのだよね。
水を飲まずにはいられないよ。飲むと即座に汗になる。飽和状態なんだよね。
社会科学用語でも、自然科学用語でも、日本語を中国は輸入して使っている。
みたび、ケーブルと出会う飽和、臨界、その他いろいろ。孟子や孔子の文献から拾ったものじゃない、日本での創作用語なんですよ。
その日本の用語を、中国でも使ってはいるが、ナショナリズムが暴発して、かんしゃくを起こすこともあるのですよ。
小日本シャオリーベン、大中華の民がなんで日本の用語を使わなきゃならないのだ。
最近はカタカナのままで漢字化しないことも増えてきました。
日本ではカタカナ表記で誰にも通用しますが、中国では、漢字での表意化はそれぞれで、ばらばらに呼称をつけることになる。
やい、
小日本シャオリーベン、便利な名前をつけんかい。
これは台湾で見た用語なんですがね、環法、これでツール・ド・フランスなんですよ。
自転車のショップにあった用語です。中国語をgoogle翻訳して意味がわかった。
猿喰山頂上日本では米国、中国では美国、日本では仏国、中国では法国、日本では独国、中国では徳国。
環法、法はともかくも、環の字は意訳なのか、音の嵌め込みなのか、そこは不明です。
環法、これでツール・ド・フランスを意味していることのほうがびっくりする。
あなた、さっきから何を言っているの?
いや、あのね、飲めば飲むほど汗が出る、と言っているのですよ。
電線の先を見れば建物が見えて来た。
DoCoMoの看板がある。DoCoMoではなく、いまは、docomo なんだよね。
その先には、設置者の名前を名乗っていないなぁ、たぶん、自治体無線、警察無線かもしれない。
自治体無線のアンテナがあって、三角点の向こうにテレビ塔がある。
龍頭山自治体無線で隠れている山は、これは間違いなく龍頭山。
南の方向を眺めて、どれがどれだかわからんなぁ。
丸い頭の山は似たり寄ったりで、ぐいと稜線を持ち上げているのは、海見山と堂床山かしら、と候補を挙げておきますね。
今の時期に展望を求めるのは無理なんだよ。枝葉が繁って邪魔をしている。
展望を求めるなら、冬から早春のころだよね。梢が裸になって透けて見えている。
さて、戻るかね。
林道なんだが、ほとんど地道で、ワイルドな感じが残っている。
頂上に通信アンテナがあると、たいてい、下から上まで全部、舗装してあるもんだが、ここはそうではないよ。
林道の出口昔々には簡易舗装がしてあったんですよ。
ひび割れて、雨でほとんどが流されてしまった、その後、舗装する動きはなかったみたいだね。
右へ左へスイングしながら下って行く、同じコースをそのまま引き返して行く。
猿喰山のことを語るページは少ないのだが、山歩きと山野草のページに、猿喰山の内容があります
そこには、林道以外に山道があるということだが、見つからなかった。
そりゃぁそうかも、あれは2月28日のこと、今は夏の盛り、草が繁って道が塞がっていても当然のことだよね。
流通団地の道路に出て、この先には何があるんだろう。興味は湧きますよね。
しばらく進むと、千代田流通団地と刻んだ石碑がある。
流通団地の石碑石碑の前から電気電話のケーブルが頂上に続いている
ははぁ、ケーブル伝いに登れば保守道はあるかもしれない。冬から春ならトライしてみる値打ちはあるかもしれない。
石碑からさらに奥に進んでみると、運送会社の倉庫があるが、ポツリと単独だよ、全部を埋めるのは至難のことだぜ。

OS,プラウザの種類、ヴァージョンによっては、JavaScriptErrorと宣告され、表示されない場合があります。
その時は下の文字、数字をクリックしてみてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9





詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる

 囲炉裏へリンク