2001年8月4日
しぇるぱ単独
山域:大峰

釈迦ケ岳を最短距離で

 

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不動小屋登山口釈迦ケ岳へこれから行って来るよ。朝の涼しい時間を使うから夜道を走るとするよ。
西吉野村と大塔村の境に道の駅「星の国」がある、ここで寝ることにしよう。この峠を下りた猿谷ダムで夜間工事中だそうだ。間欠的な交通規制をしているということで、これ以上は走れないね。
さぁ、朝だ。夜明けとともに出発だ。
あったあった、旭の交通標識、この谷を詰めて行くんだね。
両方の登山口からの合流点旭ダム、奥吉野発電所、ここを越えると地道になったよ。怖い道だね。ガードレールがないじゃないか。下を覗くとどこまでも深いよ。橋には欄干もない。砂利をタイヤで噛みながら最低速で行くしかないよ。お願いだから対抗車など来ないでくれよ。
釈迦ケ岳登山口、10キロ、8キロ、4キロ、2キロ、立て札があるから頼りになるが、案内が無かったら止めて引き返すところだよ。
登山口到着、ネットで読むところでは、この先にもう一つ登山口があると書いてあったな。
古田の森の向こうに釈迦ケ岳そこには車をターンする場所があるかどうか解らないな、ここから始めよう。
植林の斜面を刻んで行くんだ。涸れ谷の源頭部を何度も横切って行く。
イナズマに刻んで、稜線に到着、単純に稜線をたどるんじゃないんだね。稜線の東斜面、西斜面を交互に渡って行くように道がついている。
そまびとの知恵はたいしたもんだね、距離は長くても一番省エネになる道を見つけているんだね。
分岐だ、来た道は不動小屋谷林道からの道だとさ、別の道は峠の登山道と言うんだそうだ。
千丈平中学校の全校登山の案内がある。そうか、それで道の手入れがいいのだ、PTAが放ってはいないものね、こんな道なら安全は確保されたも同然だ。
ここからはブナの疎林に笹原の道、今度は完全に稜線をたどる道だね。
なんで疎林になったんだろ、風衝のせいだろうか、笹に覆われて種が発芽できないのだろうか。
地面を覆う笹と日照を遮るブナの戦いがあるのかしら。
その中に一本の道がある。なんたってインパクトを与えるのは人間の足だね。何人も歩いているうち、ついに笹を踏み砕いて道を作ってしまった。
前鬼への分岐笹原の向こうに大きな峰が見える、あれが釈迦ケ岳だろう。
こんもりとしたところに、古田の森のピークと立て札がある。そうなのか、してみると、この山域一帯を古田の森と言うんだな。
ピークを下って登ったところが千丈平、ブナの疎林と笹原の配置がええ感じやなぁ。
ベンチがある、あれれ、ベンチを四角に囲んで見おろすように玉座があるよ。これは冗談なんだろうな。密かな式典があった、なんてのはシャレにならないよ。
さぁ、登り。道はひとつではなく、自由に足場を拾いながら登って行くのだ。
釈迦ケ岳頂上標識がある、ここで前鬼への道と合流するのか。
あとはもう一息。
ほら、釈迦ケ岳頂上。
頂上に銅像があるが、これは当然釈迦像なんだろうね。
よく見える、明星ケ岳、八経ケ岳、弥山がひとつに融合したように見える、ひとつひとつに解きほぐして山座同定しよう。
仏生ケ岳、孔雀岳がこちらへ迫ってくる。
明星、八経、弥山南、こっちは全然わからんな。東の大台ケ原方向もどれがどれなんだか。
まだ朝のうちだから、空気が澄んでいてクッキリと展望が効く、展望が効いても猫に小判だなぁ、この山域は詳しくないなぁ。
はるかな昔、洞川から前鬼まで奥駈を通したことがあります。前鬼の仏間に泊まって、暗闇の仏間は怖かったな。
さて、下りるか。
今度は、峠の登山道を使って下りてみるか。
峠の登山口こっちは狭い稜線だね。不動小屋谷からの道は稜線が広かったから風があったが、こっちは篠竹の中、びっしりと包まれて無風状態だ。
ゆるゆると登って、一挙にどんと下りて行く、こっちのほうがきついね。
広い林道が見えてきた、峠の切開きに着きました。
こっちに来てはみたが、元の所へは舗装の道をぽくぽく歩かなきゃならない。物は試し、この報酬は照り輝く太陽でした、暑いなぁ。
やっと不動小屋谷登山口到着、あとは帰るだけだね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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