2010年1月10日
鴨さん、みーとさん、ほーちゃん、しぇるぱ(お山歩くらぶ
山域:広島県東広島市

東広島・白鳥山、低い山頂、高い三角点

 

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ここが登山口今年始めての山はお山歩くらぶの例会、新年オフです。
東広島西条の市街地から東側へ、国道375線沿いに新興ショッピングセンターが並んでいて、その中のホームセンターダイキ、そこの駐車場で集合なんだよ。
駐車場から眺めると、前山の背後にぐいと突き上げている山が白鳥山なんだそうな。
今日は縦走コースにするということで、出発地点と終了地点のそれぞれに車を置いて、両者を結ぼうという企画です。
まず、終了地点にわたしの車をデポしといて、鴨さんの車で出発地点まで移動、たんぼの畦道そのままで住宅地になったので、かなり細めの道幅だよ。
湿地帯電線が尽きたあたりで、白鳥神社登山道の標識、林道に車の鼻先を突っ込んで出発するね。
軽トラの踏み跡もあって、歩き易い順調な滑り出しです。
歩き出してすぐに道が分岐する。谷への道ではないのだよ。谷から離れて並行する道を進んで行くのだよ。
物置がある、ヒャクニンノッテモダイジョウブと同類の物置で、観測施設の付属物かと思うのだが、もう役目を果たして廃墟になっているように見えるよ。
谷を渡渉して、ここからは細道になってきた。
坂道を登れば最後の砂防ダムがある。資材を運ぶのに広幅の道だっただろうが、今では自然が回復して道が細くなったんだねぇ。
四差路の峠笹原を越えて、透けた疎林のなかを抜ければ、道がぬかるんできた。湿地帯なんですよ。
峰と峰の狭間で、緩やかな平らがすっかり湿原化している。
道は分岐して、湿原から離れる道、湿原に沿って進む道、ここは湿原と並行して進むのだよ。
程なく峠の上に出る。
四差路になっているが、ここは峠を直進して下りの道をチョイスする。
舗装路に出て、携帯電話のアンテナが見えてくる。KDDIのアンテナだった。
向かいの山の頂上に神社がある。鳥居を潜って神殿の背後から入って拝殿の前へ向かって行く。イレギュラーな参拝だなぁ。
白鳥神社神社が北を向いているのですよ。
北から登る道があるが、そっちから登れば正面から神社に向くことができる。正しいありかたはこっちからなんだろうね。
神社の軒下で三々五々、大勢の人が弁当を広げている。久しぶりに山で大勢の人に出会ったぞ。
石碑があって、由緒来歴が刻んであったが、こんなに大勢ひとがいると、写真を撮るのも遠慮してしまう。
ということで、白鳥神社の祭神はわからない。ネットの情報では、
日本武尊やまとたけるのみこととなっている。
伊勢で病没したあと、白鳥が飛び立って、各地に留まった。そこに白鳥神社を招来した、こんなことなのだそうな。
中国地方にはスサノオを祭る神社はいっぱいあるのに、ヤマトタケルを祭る神社はここしか知らない。
白鳥神社から白鳥山を出雲のひとびとに謝らなきゃならないのだが、出雲の山を歩き始めたころ、スサノオとヤマトタケルを混同しておりました。
被征服者なのに征服者に媚びている、と感想を述べたことがある、あれは完全に間違いでした。
ヤマトタケルは征服者だが、スサノオは開拓者、出雲の地を拓いたのはスサノオなのだ。
その後、スサノオが登場するたびに謝っていますが、ここにヤマトタケルが登場する、ここでも前言を取り消してお詫びします。
山の頂上に神社があって、北の面には鎮守の森があるが、南は開放的で、神社というより城のようにそびえている
北の鎮守の森を透かして、高速道路の山陽道が麓に走っているのが見える。
梢の間から見えているのは、西高屋・白市の市街地で、西条の市街地が見えるかと探したが、山に阻まれて見えるはずもないのだ。
白鳥山三角点先ほどの峠から西に伸びる尾根の峰々が見える。あれを行くのだよ。
ここが白鳥山、あそこに見える峰々の二つ目の山も白鳥山、後で整理することにして尾根に向かうことにしよう。
ここが峠、再び戻って、右への道、西の尾根道へ歩いて行く。
こっちの尾根道のほうが道幅以上に伐採してあって、邪魔な小枝梢がなくて歩き易い。
ただね、地面はイノシシが掘り返して凸凹で、落ち葉に覆われていて地面が見えず、窪みに足が引っかかって歩きにくいね。
二つ目の峰が三角点、ここにも白鳥山の標識がかけてある。
三角点の点名が馬背、峠の東に馬ヶ背という山があるが、そこの点名は野田、三角点の名前の付け方がメチャメチャなんですよ。
この先一挙に激下り明治のころ、地元の聞き取りをしながら命名したのだろうが、いかにも適当に名付けた、そんな印象は拭えないね。
地元のひとがそう呼び、世間がそう呼んでいるなら、ここが白鳥山というのは正しいのですよ。
三角点点名は国土地理院の役所の中だけのことで、一般人がそれに拘ることはないと思うよ。
ほら、種名と和名、ニッポニアニッポンがトキ、学問的な名前と一般的な名前が不一致なのはごく普通のことだものね。
これで整理がついたでしょ、白鳥神社の白鳥山と三角点の白鳥山、それぞれ別々に存在するのだよ。
ゆるゆるとした登り下りの尾根道で、この先、一挙に急傾斜で下る道になってきた。
虎ロープがあるが、あまり頼りになるものではなく、登りに体を引き上げるのに使う目的かしらね。
コース唯一の展望所これだけ坂道を下っていくと、この先に峰がそびえている、ふたたび登り返すのかとげんなりしていたら----
あらら、激下りで降りた尾根道そのまま、峰を迂回して登らずに山腹を進むのだよ
これはええな、△484をパスして進むのだ。
△394の位置はどこだかわからず進んで、岩が点在して休憩にぴったりのところがあった。
岩の上からは、あれが野呂山、あれがなに山と教えてもらうが、わたしには呉境界の山は未踏峰なんですよ。
竹やぶの中を進むから、竹やぶがあれば人家は近いぞ、麓はもうすぐだろう、その判断は間違っていました。
尾根道はまだまだ続くのだよ。
下山口さすがにこのあたりは里山の雰囲気で、傾斜もゆるく、道幅もたっぷりで歩き易いのだが、麓の騒音との距離を、音で判断しなきゃならない。
麓に近づいているのはわかる、どこで山道から脱出できるのか、そこんところがわからない。
小学校の校舎が見えて、墓地の前に出て、あぁ、やれやれ、車のデポ地はすぐそこだ。
あとは、入山地点で車をデポしておいた所まで帰ればええのだよ。
帰ってきました。ご苦労様。流れ解散、国道に出て、めいめいの道を帰りましょう。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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