2004年3月28日
しぇるぱ単独
山域:広島芸南

石仏、城跡、曾場ケ城山

 

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七ツ池からポンプ場への道さぁて、東広島方面へ向かうぞぃ。山陽本線から呉へかけての地域は行ったこともない、わたしにとっては未踏の地域だ。
そうだよ、広島県を四角形に表現するなら、対角線に渡す線だもの、わざわざでなきゃ行かないね。
三次から呉への国道375線をたどる、高屋町造賀のあたりで国道から離れ、県道を行く、このまま行けば八本松へ向かうのだよ。
八本松が近づけば、にゅっと立ちはだかる山が目の前に見える、あれが曾場ケ城山なのだろうな。
高速山陽道、JR山陽本線を越えて、八本松の駅前交差点に出た。ここを左折、南へ向かうとしよう。
高架の道路があって、国道2号線のバイパスなんだそうな、その高架下を潜ると、信号がある、七ツ池交差点なんだとさ。
ポンプ場後ろに登山口池が見えるが、それが七ツ池かな、その名を交差点名に取ったんだね。
もう50メートルほども進む。山へ誘導する、信号のない交差点がある、ここを右折するんだよ。
曲がれば水道のポンプ場なんだよ、曾場ケ城の案内看板があって、小倉神社へと案内標識が指し示す。
ここから先へ少し行くと、登山道入口の看板がある。
ネットの事前調査では、ここに駐車場があるはずだったんだよ。その広場は締め切られて植林の苗木が植えられている。ネットレポートも古くなると、現実とかけ離れてくるものね。
これはだめだ、ここには止められない、ポンプ場の近くへ戻って、道のふくらみに駐車しよう。
石仏、ここから見え始める登山道入口からの道は軽トラも通れるほどの道幅でらくらくと進める、いつまでもこの状態じゃないだろう。
ほらね、突然に幅が狭まって歩くだけの道幅になった、もう傾斜が登りになるものね。
尾根道に出ると、尾根通しの道がある、八本松小学校前から来る道と交差したんだ。
登り尾根なんだが、横手に大岩が透けて見える、所々随所に八本松八十八石仏の会の看板が出てくる、さっきの大岩の前には祭壇があったよなぁ。
石仏の会の看板はさんざん出てくるが、一向に石仏は見かけないね。どこにあるんだろ。
八本松市街地の展望けっこう、何段にも波打ちながら登っていくね、ここが三の丸跡なのか。ここでの見晴らしは良くないね。
横手に石仏へ誘導する標識がある、32番11面観世音菩薩、岩への線刻かと思い込んでいたが、刻んだ石仏をここまで持ち上げたのかい。
直登が苦しいから横巻きに登りつめる坂道だ、午の段、まだまだ先があるね、掘り切りを越えて土塁が見える、登って見れば、そこは二の丸だった。
ここにあるのは、31番文殊菩薩、30番阿弥陀如来、ふぅむ、この先、29番からの姿を見ないがどこへあるんだろうね。
石仏が安置されたのは、城が破却されてからからのことだね。人心が安定する江戸中期以降のことだろうね。
曾場ケ城、二の丸さっきの坂道では八本松駅が見えたが、ここで始めて西条方向の全景が見える、駅前からの旧市街と広島大学などの新市街まで見えるぞ。
下に水道のポンプ場が見える、水道タンクも見える、それなら違うな、駐車しておいた場所とは別のところだ。
前方に峰が見える、そこが曾場ケ城山の山頂なのか。
へぇ、二の丸より本丸のほうが標高が低いのかい、他では見ない珍しい城郭だね。掘り切りへ下りて土塁を登る、登ればそこが本丸なんだね。
本丸の平らから真っ直ぐ先へは進入禁止となっているよ、あまりにも坂の傾斜がきついのだ、掘り切りへ戻って、迂回路を行くように誘導してある。
曾場ケ城山、山頂これから先の山は見たところ丸い山できつそうに見えるが、なんてことない、大した傾斜じゃなかったよ。
ここが曾場ケ城山山頂、三角点、一ツ城跡なんだとさ。
北の傾斜にはコブシが咲いている、タムシバかもしれない、違うと突っ込まれて以来、コブシ、タムシバ、曖昧に、並立させて書いているんですよ。
どっちだって構わないと思うけどねぇ。基準のきびしいひとには適わないよ。
あそこに見えるのが白木山、目を転じれば鷹ノ巣山・カンノキ山もあのあたりのはずなんだがな。
南には呉の山々なんだろうな、馴染みどころか、初めての山ばかりだよ。
大山峠山頂は伐採して透かせてあるんだが、もう一息、もちょっと切り倒してもらうと、さらに見やすいのだがね。
さて、下りようか。看板は、右に大山峠、左に水ケ丸山小倉神社、踏み跡は左の道のほうが濃いよ。最近では、標準は小倉神社のほうへ向かうようになっているのかな。
大山峠への尾根道は狭いよぉ。狭い上に尾根に大岩が蹲っている、真っ直ぐ岩を乗り越えるケース、乗り越えるのが面倒なので横手を迂回するケース、いろんな岩場が出てくるね。
傾斜が急なので、トラロープが頻繁に出て助っ人してくれる。
行く先に電波塔が現われた、ひとつだけじゃないよ、結局みっつ現われた。カタチからして、携帯電話の電波塔だと思うよ。
国道2号線との出会いさらに、NHKの電波塔、尾根の中間なんだが、ここは電波銀座なんだね、狭い範囲に密集している。
舗装路は林の中へ下りていくがそっちには行かない、ここは、そのまま尾根道を、NHKの電波塔の先へ進んで行くべきなんだとさ。
たったかたったか下りていって、この下は峠のようだよ。白い案内の看板が見える。
看板があって、奈良朝の頃から幕末まで、西道、山陽道としてこの地を通った、うんぬん、そうかい、昔々からの道なんだねぇ。
ここからは昔々からの道、そま道にしては立派だよねぇ、軽トラが通るにはちょっと狭いねぇ。あぁ、ここから林道の幅に広がった。
作業小屋が現われるあたりで舗装路に変わったね。民家の家並が始まると、さっと視界が広がるよ。
分譲開発地だよ、宅地としては出来が悪いね、造成途中で中断した、倒産したような気配の造成地だね。
八本松駅前交差点から曾場ケ城山を道はこれからどう行こう、脇へ逸れずに、真っ直ぐ、真っ直ぐ、行ってみるかい。
交番に出た、道の反対側にはディスカウントストアがある、BigHouseMr.Max、山の上からこの看板はよく見えたもんだよ。
国道2号線沿いに歩いているんだね、歩いて歩いて、八本松駅前、ここを右折して朝の駐車場所に行かなくちゃね。
進めば、八本松小学校、中学校、朝は車ですいと来たからなんでもないが、歩くとなると結構あるもんだね。舗装路歩きでくたびれちゃった。
高架の下を潜って、池に沿って歩いて、山へ向かう道を登れば水道のポンプ場前、やれやれ、戻ったよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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