2017年11月9日
しぇるぱ単独
山域:広島県三次市

近郷近在、布野の高山、登れなかった

 

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三次市の布野に高山、伊久利山があります。今日の目指す山はそこ。
国道54号線を、布野の横谷あたりで、天狗トンネル(南)の信号交差点がある。そこで左折、国道から市道へ道を替えます。谷道を奥へ奥へと進むと、分岐があって、交通止めの看板がある
右へ行く道が交通止めなんだろうな。左へは行ってもええのだ。すぐにつりぼりが見えている。
何人かいるので、ここで聞き込み、すみませぇん、今いるのは地図でどのあたりなんでしょう。あ、ここ。高山に登るんですがね、道はどっちの谷を進むんでしょう。
わたしら、測量しているんですよ。こっちの道なら測量中だから、よぅ判ります。ええ、草や繁みもね、切り開きしました。こっちから高山には登りましたよ。
うもありがとう。お薦めの道を進もう
最初の予定は、さっきの分岐の交通止めの道を歩くつもりだったのですよ。アドバイスによって、簡単にコースを変えてしまった。こっちは切り開きしてあると言うんだもの、魅力的だよねぇ。
昨日の雨でタイヤ跡は水が溜まっていて、わだちとわだちの間の草が生えている真ん中に足を踏み入れるしかない。真ん中はぐちゃぐちゃ、広島弁で言うと、じゅるいのだよ。
水を踏みながら歩くか、どろどろぬるぬるの泥地を歩くか、どっちも嫌だけど選り分けながら足を踏み入れなきゃしょうがない。
林道は草だらけだよ。谷の奥はすぼまっているみたい。たんぼは全部廃田だよ。最後の民家からだいぶ奥に入っているもの、遠くの谷間のたんぼは面倒見るのも大変なんだよ。
けっこう車が往復しているが、測量の車なんだよ。
自動車が入れるのもここまで、ここの広場に測量の車が置いてある。車のナンバーは、なにわ、神戸、さっきの会話も全部関西弁だった。大阪からここまで測量に来ているのだ。
測量のリボンが垂れ下がっている。リボンには地籍調査とある。法人名が地籍調査というのだよ。てっきり広島支店があると思っていたが、大坂から出張で来ているとはね。
谷を渡渉して、斜面を登るのだ。斜面を登りながら、リボンが姿を消したな、と思っていたが、とにかく斜面を登って登って稜線に出なきゃならない。
出たぁ、稜線、ここは広島県と島根県の県境尾根なのだ。この先、高山に果たして登れるか登れないか、そこはわからないので、とりあえず記念写真を撮っておこう。
測量するひとに出会った。三人いて測量機器もみっつ、それぞれを見通しながら進んで行くんだろうね。
要所要所にリボンがあるから大助かりだよ。進行方向を確かめなくてもほぼ安心して進んで行ける。
ちょっと待った、ここは待った。この先、切り開きがされていないような、リボンも途絶えているような。この先に進んでもええのだろうか
不思議なリボンがある。二本の樹に渡して赤いリボンの真ん中に黄色いリボンが垂れている。これは、この方向に進め、ということじゃなかろうか。
その解釈で進んでみたが、小山の頂で周囲にリボンが見当たらなくなってしまった。
これはあかんな。引き返そう。お茶のペットボトルを途中で落としてしまったのですよ。大きく気が削がれて、もう帰ろ、ここから先も遠すぎることだしね。
引き返して、測量の人とまた出会った。もう帰ります。お疲れ様ぁ。
ペットボトル、あった、あった、記念写真を撮ったところで落としていた。たぶんそこだろうと思っていたが、ドンピシャリ、当たったよ。
赤いテープを渡してあるところ、これは何かの意味があるのだろうぜ。登る時、ここに出たのだ。ここから斜面を降りて行くのだ。
めちゃめちゃ斜面がきついので、右に左に、ちょっとでも緩斜面を選びながら下って行く。登った時のGPSのコースに沿って降りて行く。
谷に下りて、対岸に渡渉する。
そこからは廃れた林道で、これが使えるようになるのは、倒木があったり、土砂の崩落があったり、これらを排除するのに、重機で手を入れなきゃならんね。
林道は廃道まがいだが、紅葉はきれいだ。朝方は霧に包まれていたが、昼からは秋の陽光が注いでくれている。
林道の終点に到着、車が置いてあるでしょ。山の中に測量の人が三人いるもんね。彼らの車なんだよね。神戸ナンバー、駐車許可証は尼崎警察署なのだよ。
朝は林道が雨上がりで難儀したが、午後には水が引いて歩き易くなった。こうでなくちゃね。
つりぼりの手前まで帰って来た。あぁ、やれやれだ。
もともと、通行止めの工事中の道を行くつもりだったのだ。気軽なお薦めで県境尾根を行ったが、これは遠かったな、あまりに主体性のないことだったな。
次は、通行止めの道に入って行くことにしよう。
吸谷のつりぼり ここまでは車が入る 県境尾根 測量中
何かの合図か ここで引き返す 県境尾根へ 下りる道の合図か
谷を渡る 廃れた林道 自動車路まで戻る つりぼり

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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