2018年_7月28日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

向原、高嶽山は諦めて、鳴石山だけで引き返す

 

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安芸高田の向原は、東に平畝山、西に高嶽山に挟まれています。平畝山には登った。次は高嶽山に登る順番だね。
向原町の町民駐車場に駐車する。
この駐車場は、合併前の町役場に用のある人向けの駐車場だったのだよ。合併後は町役場が市役所支所となり、職員が減ったので、今ではいつもガラガラだよ。
歩き始めて、向原駅を目指す。集中豪雨で芸備線が運休しているので、駅の業務は停止中なんだろうね。
山沿いの道を歩く。江戸時代はこの道が本来の往還の道だったのだろうね。一部は狭い道のままなので、車の入れ違いはできない。遠くで待っていなきゃならない。
県道に合流する。この先からは広い道になる。
鳴石山神社駐車場がある。これは祭りの時の駐車場で、平時は縄で囲って使用できなくなっている。
鳥居には八幡宮と扁額が架かっている。八幡さんは武神なのに、農村のあちこちにあるのはどうしてだろうね。百姓には関係ないじゃないか。地頭が勧請したのかしらね。
獣除けの門がある。カンヌキを掛けて厳重に閉ざしてある。帰りにはこことは違う道を帰るつもりなので、門を開いたらしっかりとカンヌキを掛けておく。
社殿の前には由来を書いた看板がある。わたしが知りたいのは、鳴石山とあるが鳴石山とはどこまでなのかなのだ。
前に登った平畝山の登山口に国貞山と看板がある。神社背後の一帯なのか、尾根筋全部を国貞山というのか、そこが知りたい。鳴石山もどこまでが鳴石山なのか知りたいもんです。
社殿の背後、どっちに進んでもよろしいが、左側に進んだ方が植林の中を行くので歩き易い。どっちに進んでも、背後の尾根で道は合流する。
植林は美林ですよ。枝打ちが施され、下草も生えてはいない。間伐をもっと施せばさらに美林になるのだがね。
最初は急登の坂道です。いったん、尾根のピークを登ると、あとはそんなに喘ぐほどの急坂はない。
2万5千図での328ポイントのあたりがこのあたりだ。別に標石があるわけじゃなく、おおむねこのあたりだなと見当付ける。
尾根道は昔からの杣道なんですよ。今でも杣道の風情は残っている。地籍調査、山主の目印などが赤い杭・黄色い杭が続いている。
足許は獣道だろうと思う。膝丈、腰までの高さで枝葉は透けているが、頭の高さでは枝葉が邪魔でしょうがない。蜘蛛の巣が多い。
谷の向こうに高嶽山が見えている。鞍部のところで強風が抜けたのか風倒木が重なっているところがある。木が透けて谷向こうが見える箇所がある。見通しが効くのは、唯一、ここだけだよ
このへんが2万5千図で396ポイントのあたりだな。GPSの標高が一致するわけではないが、近似値としてはほぼこのあたりだ。
この先で谷へ降りて行く。下降点のポイントはこれ、と示せるわけではない。なんとなく、このあたりから降りてみようかな、そんな判断なんですよ。
灌木の密林なら悲劇になるな、と案じていたが、そんなことはない、疎林とは言えないが、密林の手前程度の枝葉の濃さと言うべきか。
ラッキーなことに植林に出た。広い植林ではない、狭い植林に偶然出会った、という感じ、植林の中は歩き易い。
植林の全部が全部歩き易いのではないのだよ。苗を植えて5年10年はとことん歩き難い。植林が成長して、上空の日光制空権を奪ったら、もう下草は生えてこない。この植林は20年物以上だろうね。
植林を出ると林道がある。国土地理院の地形図にはまだ収録されていない林道なのだ。
この先、どう進むべきか。とりあえず林道を先に歩いてみる。林道から広い作業道を敷設している現場がある。そこはやり過ごして林道をさらに進む。
峠のところで林道は終わっている。峠に向こうにも杣道が続いている。
里山をたずねて」といブログがあります。その中で「高嶽山(444m)」、ブログ主は林道の峠から高嶽山に直接取り付いたと書いています。
この人のブログは極端なんですよ。いや、ブログが極端なのではない、行動が極端なのです。少々の藪をものともしない。わたしには同じ真似が出来なかったことがたくさんあります。
峠から見上げて、枝葉が繁っているな、藪が濃そうだな、止めた、手持ちの水の残りと引き比べると、ここで見切りを付けたほうが賢い。登るとしても、酷暑のこの季節にやるもんじゃない。
高嶽山は諦めた。手前の鳴石山に登ったのかどうか。神社の背後の部分だけが鳴石山なのか、尾根まで全部鳴石山なのか、なんとも曖昧だよねぇ。
林道を下りて行く。ここに降りたのだよ。抜け出した植林を横目で眺める
この林道は新しいものだな。完成してからそんなに経過していない。日陰にシダが生えているから、2、3年から5年程度は経過しているかなぁ。
高嶽山への破線路をずっとウォッチしていたんですよ。見当たらない。候補が一ヶ所あるが、地図とマッチしない。林道を建設する時に、山道の痕跡を破壊してしまったのだろうね。
再び獣除けの門がある。たいがいどこでも針金で括るなど手軽なもんだが、ここでは立派なカンヌキが装備されている。開けたら閉める、きちんと始末したよ。
里が見えている。向原町戸島の集落だ。ここを流れる川が戸島川、これを覚えておいてね。
県道に出て、突き当たったところがセブンイレブン、目印として挙げるのに判り易いでしょ。
鳴石山八幡神社の前を過ぎて、分水界泣き別れの案内がある。山での分水嶺はよくあるが、平地での分水界はなかなか見当たらない。
瀬戸内海側への三篠川と日本海への戸島川がここで水を奪い合っているのですよ。三篠川は太田川に、戸島川は江の川に合流します。
この先に県道と山沿いの市道との分岐がある。その県道を見ると、いかにも境界の縁に道があるように見える。イメージとしても分水界にはピッタリなんですよ。
狭い道をポクポク歩いて、町民駐車場まで戻って来ました。いやぁ、暑かったね。山の中ではそんなに暑さを感じなかった。里に降りてからが暑い。舗装路歩きは楽じゃなかったね。
向原町民駐車場 鳴石山神社駐車場 鳴石山神社 △328のあたり
高嶽山が見える △395のあたり 下降点 植林に出る
林道に出合った 林道の峠 獣除けの扉 県道との分岐

 

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