2014年3月16日
しぇるぱ単独
山域:広島県三次市

近郷近在、三次市布野の高丸山

 

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昨夜、地図を眺めているうちに見つけた山なんですよ。
これは登れるぞ。山頂まで道がある。行けるとこまで行ってみようか。
出発は道の駅「ゆめランド布野」と決めていたんですよ。あの界隈で、駐車してもOKのところはあそこしか見当たらないものね。
ぽくぽく歩き出す。国道54号線で、この道を歩くことはあんまりないことだね。
すぐに伊木谷がある。あわよくば、帰りの道はこの谷から戻ってこよう。そんなつもりで谷の奥を眺める。
とりあえずはそのまま歩いて、下布野の信号のある交差点まで進む。ここから川沿いの旧道のほうから谷に入って行く。この谷は姫ヶ谷というのだそうな。
道は分岐して、右は姫ヶ谷、左が田代谷、ここは左へ進むんだよ。
数軒の家がある。最後の民家を過ぎると舗装はなくなって道は地道に変わる。田代川に進むのでなく、田代川支川に進んでいるのだ。橋の銘板を見るとそういうことになっている。
橋を渡ってすぐの分岐、左に行ってはいけない。左に行けば墓地になる。右の道を進むべきなのだ。
田代川支川というあまりといえばあまりに投げやりな名前の谷を進む。分岐になっていて、ここはどっちだ、左の方が踏み跡がはっきりしているから左に行こうか。
道は平凡で、多くを語ることもないのですよ。大曲り、大きくカーブする。地図と照合して、ははぁ、今このへんを歩いているのか。
尾根の切り通しを進む。林道建設の時、尾根をぶち抜いたのだ。次の支尾根の切り通しを抜けて、現在は稜線の直ぐ下を歩いている。
目の前には、林道が鉢巻して、島のように取り残されたコブがある。あそこが高丸山の頂上なのだ。
待て待て、最高地点の候補は他にもあるだろう。いいえ、GPSに高丸山の三角点をウェイポイントで登録していたんですよ。それが目の前にあるのだ。
林道から離れて笹を分けて進んで行く。道があるような無いような、無いと決定しましょう。笹を透かして三角点を探る。あった。白い杭が見つかった。三角点の標石は地面にめり込んでしまっている。
高丸山の山頂からは展望なんかないよ。
布野冠山と似たようなもんだよ。あそこも頂上の展望はない。布野冠山も林道を歩いて行く。最後数十メートル笹を倒して進んで行く。それと同じことなんだよね。こっちのほうが林道と三角点の距離が短い。
帰り道、林道からの展望もそれほど開けているわけじゃない。そりゃぁ見えますよ。見えてもそれがどこなのか判別がつかないのだよ。
よろしいか、展望を求めてのことではない、要するに近郷近在なんですよ、近くの山だから登ってみる、自分の足で歩いて味わってみる、それだけのことなんですよ。
どんどん降りて、先ほど考えた分岐まで戻ってきた。地図の上では高丸山の南に道がある、道が通れたら、伊木谷から道の駅までショートカットできる。
入ってみたが、この谷の道は倒木が多くて、あまり人が通った形跡が少ない。山仕事の人もこっちにはあまり踏み込んでいないように見える。
谷の対岸に石垣が見えている。たんぼがあったのだろうな。
石垣からさらに奥へ進んできた。なんぼ歩いても伊木谷への分岐は見つからなかった。谷を渡るポイントがないのだもの。橋があったのだろうが、今はもう残ってはいない。
たぶん石垣があったあたりで伊木谷への道があったのだろうと思うよ。ここはきれいさっぱり諦めて引き返そう。
さっきの分岐まで帰って、最後の民家を過ぎて、国道に出て、国道の道をぽくぽく歩いて道の駅まで帰ってきた。
さて、高丸山ですがね、林道をたどるコースだからそんなに迷うような道ではない。ただね、最後の三角点に登る地点、赤テープも赤紐もなにもない。
足許に散弾銃の薬きょうを二つ見た。山仕事のひとか、鉄砲撃ちぐらいしか入らない山のようだね。山遊びの連中はあんまり入っていないのではなかろうか。
山遊びの対象の山かと聞かれると、近郷近在がポイントだと思うよ、あなたが近郷近在の人なら行けばええ、遠くの人ならわざわざここまで来ることもない、あなたの近郷近在の山に行ったほうがええよ。

 

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道の駅「ゆめランド布野」 下布野の信号 姫ヶ谷分岐、左へ行く 最後の民家
分岐を左に 切り通し 高丸山三角点 高丸山三角点へのポイント
谷の向こうに石垣 道は間違い、引き返す 国道に戻る 道の駅「ゆめランド布野」

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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