2007年4月24日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

庄原、総領、鷹志風呂山

 

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牛の子谷分岐先日、槲風呂山かしわぶろやまに行きました。続けて、鷹志風呂山たかしぶろやまにも登ると予告していましたが、直ぐに実行しなきゃね。
○○風呂山というのが接近してあるのが不思議ですよね。近いと言っても、お互いに行き来するほど近くはない。それぞれが名付けた山が、たまたま風呂山だったということなのかしらね。
庄原から南下する、総領町に入って、旧町役場周辺、節分草の名所を横目にどんどん進むんですよ。
川の名前が、下流での呼び名が田総川、上流の呼び名が領家川、総領町と名乗った理由は、なるほど、と理解できるでしょ。
川沿いに進むと、国道は支流に入って行く、領家川に沿って、県道414号線のほうに向かって行く。
モヒカン刈りの伐採先で、県道は414号線と422号線に別れる。右折して、414号線を進むのだが、422号線を進むと、葦嶽山への取り付き、野谷への道、この道はねぇ、恐ろしいほど道が狭い、ということを覚えておいてね。
県道が分岐するあたりが中領家、上流に進めば上領家、このあたりで県道を離れて支谷に入る。
案内板があって、牛の子谷、黒目上、と指している。手前の牛の子谷を目指して進むんですよ。黒目上とは、山を越して、向こうの谷の集落名なんですね。
牛の子谷とは、谷の名前なのか集落の名前なのか、点々と民家があって、この先には電線がないから、ここが最後の民家なんだな。
あれまぁ、屋根が崩れ、自動車のナンバープレートが無いよ。廃屋なのだ。
峠、分水嶺ここまでが里道なんだね。この先は、看板があって、林道大造線と書いてある。
進むうち、林道の傾斜がぐいと増してきた。ヒナ山国有林と看板が出ている。
道路際から中腹は伐採して、頂上部だけ残すようにしてある。この伐採作業のために林道は整備されているので、傾斜があっても楽に登れるよ。
この林道も、緑資源機構の采配によるものだろうか。こんなに立派な道が必要なのかい、と疑問に思える林道があちこちにある。
緑資源機構は官製談合でとっちめられているが、そもそも、こんな高規格の林道がいるのかい、とクビをかしげる林道が多いよね。
左に広い幅の道が延びているが、ここは右へ。右へ進むと、峠になって、その先は下り道になる。
車の通う林道峠で道が分岐している、右へ延びる道があるが、バリケード・ハードルで封鎖してある。
簡単な可動式のものだから、動かせば進入可能、とんでもない、そんなことはしてはいけないよ。それは不法侵入にあたるのだよ。
ここに車を止めて歩こう。もともと、歩くのが目的だもの、林道を車で乗りすぎると、歩く道のりが少なくなって具合が悪い。
林道には分岐がなんぼでもある。どっちへ進もうか、車のタイヤの跡を辿って行こう。車が頻繁に通るのが幹線で、他は支線と判断すればええだろう。
谷へ大きく貫入して、反転して抜け出す。
この先には乗っ越しがあるようだ。大きな山腹を歩いている、下は谷だが、谷向こうで平行している山がこっちと融合しようとしている。
峠、乗っ越し峠だ、乗っ越しだ。これから先は下り道になる。こんなに大きく変化するポイント、ははん、地図ではここの位置なんだろうな、と確認する。
たらたらと下って、視線の先に山の高みが見えてくる。この山が
鷹志風呂山たかしぶろやまなんだろうな。
小屋の残骸がある、ここはタイヤの跡にしたがって左の道を行けばええのだろうな。
すぐに分岐、タイヤの跡は左へ曲がっている。ここで始めて幹線道路を行かないんですよ。右へ、タイヤ跡のない道の方へ進む
幹線道路の方向には赤いリボンが垂れ下がっている。このリボンに誘惑されてはいけない。
測量会社の国土調査、この会社が測量するため、あちこちにいっぱいリボンを結んでいる。山登りのひとのリボンではないんだよ。
正面に鷹志風呂山ブルドーザの掻き均した道が山の付け根に続いている。下の谷へ道は進んでいるが、そっちに用はないのだよ。
山の付け根を覗くと、道があるような、無いような。正面突破で尾根を登る道はなさそうだ。山腹を水平に渡る道があるに違いないよ。
イバラがあって、夏にはここには入れないぞ。イバラ帯を抜けると、先に赤いマークがある、これは紛れも無く道だよ。
進めば、足許に赤くペンキマークされた杭が出て来る。山腹を水平に道が浮かび上がってくる。
山腹を渡り切って、たわみのところまでやってきた。ここから尾根を登れば歩き易いだろう。
笹が繁って、道は見当たらない。木々の間をすり抜けて、自由にコースを選びながら進むしかないさ。
鷹志風呂山のトラバース道そんなに時間はかからない、頂上までは直ぐに登れた。
三角点があって、ここが
鷹志風呂山たかしぶろやまなのだ。
どこの山頂にもよくある、こんちわ標識、登ったぞプレート、こんなものは全然見当たらない。世間では、ここを登山の対象とは考えていないみたいですね。
そうかもしれない、わたしだって、風呂山という名前が無ければ、登ってみるなど思いもしなかったものね。
山頂からは、真南に山塊が見える。方向、形状からして、岳山だろうと思うよ。
頂上からちょっと降りたあたりで、北に集落が見える。県道沿いの中領家の集落だろうな。
鷹志風呂山の笹原ここから集落は見えるけど、集落から頂上が認識できるだろうか。県道を走りながら見たところでは、前景に溶け込んで、頂上部がどれかは見当が付けられなかった。
総領町の中心部まで帰りました。そうだ、ここには公民館資料館があるのだ。何かが解るかもしれない。
すみません、おたずねします、
鷹志風呂山たかしぶろやまの記録はありませんか。
あのね、東城の
槲風呂山かしわぶろやまに行ったんですよ。続いて、鷹志風呂山たかしぶろやまに登ったというわけです。
風呂山の謂われ、伝承などありませんか。
何も無い、はぁ、ありませんか。お邪魔しましたぁ。
鷹志風呂山三角点男山、女山、雄岳、雌岳、一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、名前に相互関係が示されていれば一目瞭然なんだがなぁ。
明神山、権現山、毛無山、冠山、世間にいくつ同じ名前の山があろうと、よそのムラの山は関係ない、うちのムラの山だけしか眼中にない。世の中とはそういうもんだよ。
問題は、風呂山、語源はアイヌ語なんだろうか、タタラ製鉄の作業のどこかの部分なんだろうか、あるいは、
古山ふるやまふろやまに転訛したのだろうか。
ええい、わからん。どなたか、ご存知でしたら教えてください。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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