2009年2月6日
しぇるぱ単独
山域:広島市安佐南区

岳山だけやまとは別、広島の岳山たけやま

 

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城下橋の登山口地図をながめているうち、あれ、こんなところにも岳山がある。
岳山というと、真っ先に浮かぶのは府中市の
岳山だけやまだが、やはり、他にもあるもんだねぇ。
広島北インターを出て、飯室から布、久地冠山の手前で橋を渡って南へ進む。
この先の見当を付けるのが難しいのだ。
くすのき台の住宅地を抜けて、高速道路の下を潜ってさらに進む。道は高速道路からどんどん離れていくから、これは変だよ、間違えている。
コンビニ・ポプラの駐車場で、ドライブマップと首っ引き、行き過ぎた、これは引き返さなきゃならないな。
JOMOのガソリンスタンドがある交差点、戸山分れと名前がある、ここで道を分岐するのだ。
つまり、県道38号線から県道77号線に入っていくのだよ。
池で車道は終わり信号のある交差点から10メートルほどで、すぐに脇道に入る、岳山の案内板があるから、安心して脇道に進んで行けるよ。
案内板をよぅく読んでみると、岳山に(だけやま)とフリガナを振ってある。
山名辞典では
岳山たけやまなんですよ。
困ったね、読み方はどっちが本当なんだろ。
ネットで調べると、タケサンと読むひともいるし、一定していないようだね。読み方が定着していないのだ。
よぅし、
岳山たけやま、わたしは岳山たけやまと読むということにして、お話しを進めることにするね。
道は高速道路に平行している側道のようなものだね。
最初の橋で高速道路を渡ってしまおう。
渡ったところにたくさんの車が駐車してあるが、どうやらこれは高速バス停で乗り換えた客が置いていったものだと思うよ。
千年杉高速バスのバス停の名前は久地、このへんの高速道路に土地勘のあるひとは、そこがどこだか判るでしょ。
最初の橋の名前が幸ノ神橋、ふたつめの橋まで進んでいくと、橋の名前は城下橋、そこは岳山登山口で、そこに車を置けばよろしい。
看板があって、頂上までの行程を説明してある
のしろ台(展望台)まで約1100メートル<1時間40分>
のしろ台?あはは、これはのろし台の書き間違いだ。
粗忽な看板屋さんの作業なので、下の看板で
岳山だけやまとあったのも、単なる書き間違いなのかもしれない。
山道はずいぶんと幅の広い山道だね。この先、ずっとこんなええ道なんだろうか。
そうではなかった。溜め池があって、その管理のために車が入れる広幅の道だったのだ。
ここから先は道幅も細くなって、いかにも山道という道に変わったぞ。
高速道路が見える案内があって、千年杉への分岐まであと100メートルなのだそうな。
ここが分岐。千年杉へ寄ってみようか、谷へ降りて、登り返して、ロープも設置してあってメンテナンスがしっかりしてある。
ほぅ、台杉だ。一本の根元から何本も巨木がそびえているのだ。
でかいね、下から見たり、裏に回って見たり、梢のてっぺんを仰いだり、じゅうぶんに楽しんだぞ。
比婆山の熊野神社に杉並木がある。そこでは、杉の太さでは県下2番3番4番なのだそうな、1番はどこなんだろうね。
ここ千年杉では杉の樹高が40.3メートルで、県下1番か2番なのだそうな。
なるほどねぇ、切り口を変えるとランキングの順番は違ってくるのだねぇ。
もとの道に帰って先へ進もう。谷へ進む道と山腹を行く道と分岐があるが、ここは当然山腹の道を進むのだよ。
道は溝状になって、古くからの道だ、と証明している。
のろし台支尾根の支尾根が大きな支尾根に吸収される、周囲の風景はあまり変わることはないのだがね。
シダを分ける道なのだが、ひとが通って踏み分けている、頻繁にひとが通う人気の山なんだね。
木の名前札がプラスチックではなく、杉板のお手製なんですよ。
教育委員会などの息がかかっていない、地元の手づくり感が伝わって、こういうのはええねぇ。
その板に、600Mとか、700Mとかマジックで書き込んである。カウントアップしているから麓からの距離数だろうね。
大きな岩が見えてきて、ちょっと横道だが岩の上に登ろうか。
この山列と向かいの山列に挟まれて沃野が広がっている、谷の方向は五日市方向へ流れて行くんだね。
もとの道に戻って、ちょっとした平地になった。
ここで展望が広がるよ、下へ誘導している看板がある。誘いに乗って寄ってみるか。崖地を降りて行く道なんだね。
岳山三角点どこが展望地なのかあいまいだが、なるほど、高速道路は見えた、新興の住宅地も見えた。
地元のひとなら食いつくようにみつめるのだろうが、そんなに興味があるわけでもない、適当に眺めて、もう引き返そうか。
およそ、このあたりが安佐北区の境界ぎりぎりなんですよ。この先は安佐南区になる。
登山口は安佐北区、頂上は安佐南区、この
岳山たけやまはどっちの山か、断定しにくいね。
引き返して、とんとんとんと登って、ここが頂上かい、岩がある。
麓の看板で展望岩というのがあったが、さっきの岩がそうなのか、ここがそうなのか、まぁ、どっちでもええ、展望はええね。
下に樹を切り倒した広場がある。のしろ台、違った、のろし台を復元した、というか、のろし台に見立てたのだろうね。
麓を見下ろすとグラウンドが見える、広島工業大学だ。すると、見えないけれど、右に広島西風新都インターがあるはずだ。
向こうの山との間の谷には郊外電車のアストラムラインが走っていて、安佐南区から佐伯区を眺めているわけだ。
区境コースの出口水蒸気が多くてもやっとしているが、正面の連山は鈴ヶ峰から武田山までの広島アルプスなんだね。
高速道路は走っていても防音壁で視野が遮られていて、外の景色は見えるもんじゃない。
高速道路の周辺の風景は今日始めて俯瞰で眺めて、こんな風景なのかと納得したよ。
ここは東峰で頂上ではないのだ。もう少し西へ歩かなきゃならない。
ここがそう、ここが
岳山たけやま、三角点もあり、ライオンズクラブ寄贈の標石も置いてある。
標石を見ると、なになに、嶽城址(多計城址)、そうか、これで決定的、
岳山たけやまと読む根拠がここにあった。
ここから西の姫路峠へ降りるつもりだったが、そんなに踏まれている道ではなさそう。
この道は次回に譲ることにして、東峰まで引き返そう。
東峰から尾根が南に下りている。降り口はここだが、あまり歩かれているとは言えないね、不人気の道だね。
幸ノ神橋から岳山をこれはシダが凄いなぁ。シダが繁っていて足許が全然見えない。探り探り歩かなきゃならない。
古い道なんだね。シダが途絶えて、明るい道のところもあります。
ときどきシダが裏返っているね、誰かが通って踏んだ跡なんだよ。
ここ数日のことなのか、先週先々週のことなのか、そこは判らない。誰かが通っている、見捨てられた道ではない、という確証だね。
コンクリートの階段が出て来た。階段を下りると、高速道路の側道に出た。
振り返ると階段がはっきりとした目印だよ。逆行するなら、入口には標識も案内もないが、それが頼りになるね。
目の前に高速道路の高架橋があって、その名前が境原橋、さっきのところから3番目の橋です。
たちまち2番目の橋、城下橋まで戻って、これで一巡して戻ってきたな。
最初の橋、幸ノ神橋で振り返ると、
岳山たけやまの全景が見える、へぇぇ、こんな姿だったのかい。
ポプラから岳山を山を降りたらコンビニに寄ろう、今朝立ち寄ったポプラに戻ろう。
ポプラの駐車場から見ると、
岳山たけやまが立ち上がっているのが見える。
麓のひとが岳と山を重ねて呼んで、親しんだのが見て取れます。
小さな山のように見えるが、その実、歩いてみると、傾斜の角度は大きいし、踏み込みの段差が大きい、抵抗の強い山なんだよ。
岳と山とを重ねて呼んだ山だもの、山椒は小粒でもピリリの山なんだね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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