1999年5月29日
しぇるぱとよめさん
山域:兵庫北神戸
緑のトンネル、丹生帝釈
丹生神社 |
帝釈山頂上 |
え、もう着いたの?新神戸トンネルを抜けるとすぐのとこなのね。
ほほぅ、この鳥居が丹生神社の鳥居なの、頂上にあるのか。丹生山とはどう読むの?
なんと読むんだろね、タイシャクタンジョウとこのへんでは呼んでるようだぞ、高野山の麓の川はニウガワと呼んでるがね。
丁石があるよ、これで24丁、何丁から始まったかな、段々とカウントダウンしていくのね。
あれ、車がある、なんだ、途中まで車で入れるんじゃないか。
衝原からの道だよ、車で行ってもいいが、それじゃぁ手抜き、鳥居から歩いて行くのが楽しいじゃないか。
延命地蔵、ここから山道にかかるのか。
よぃよぃよぃと、よくできた階段で傾斜をうまいこと抜かしてあるのね。
いっぺん登って緩やかに下りて岬状の山頂部をむこうに渡っていくわけだ、ほら、石垣に竹やぶ、ここで写真を撮ってみな、麓の風景と全然変わらんぜ。
ほんとね、山頂でも生活のにおいねぇ。出た、これが丹生神社か。ここが頂上なのか。
ううむ、木が茂って何も見えんなぁ、昔は麓のあちこちがよく見えたんだがな。
土俵がある、一人相撲というのがあってね、神と相撲をとって、とうてい敵わないと負けて転ぶ、これで神の力をあがめるわけだ。
ふぅん、ここではそれをするの?なに、知らん?なんだ、知ったか振りか。
箱木宅の千年もの時代を経た家 |
さて、帝釈山へ行こうぜ。
ゆるゆるとした道が続くのね、緑のトンネルか、涼しい風ね、今日はあまり汗をかくこともないね。
ホウホウケキョ、ホケ
ほら、このへんの鶯の鳴声は方言だ、ずっと聞いてるとここの鶯はこんな鳴き方をする。
あらま、ほんとねぇ、あはは、鳴き声にも文化、流行があるんだ、これが流行ったりして、あははは。
さぁ、着いたよ、帝釈山、山頂には祠がいくつもあるよ、墓じゃないだろ。
やあ、よく見える、麓から、六甲、あれは?淡路島だ、明石大橋はと、霞んでよく見えないが海峡はわかるよ。ずっと緑のトンネルの中だったが、ここからはいっぱいに見えるねぇ。
これ以上むこうに行くのは止めておこう、この先進むとセメント街道を歩く破目になる。引き返して、ショートカットの道をたどろう。
ねぇねぇ、ここかな、標識に丹生会館とあるが、ここを降るのかな。
そう、所々セメントで舗装してあるがね、ほら、雨水に突き崩されて舗装はひっくり返ってる、ここをたどればさっきの延命地蔵のところへ出るよ。
下りたら、衝原の箱木千年家に行こうね。
これがそうなの、へぇ、室町時代からの家、屋根裏が見える、壁は厚く塗り込めだよ、座敷は板の間、びっくりしたな、これが文化財でよかったね、わたしはここには住めないよ。
カシミール展望図をつけました。 |
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