2009年5月16日
しぇるぱ単独
山域:岡山県備前市

備前市の日生ひなせ寒河そうごの天狗山

 

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寒河駅前から天狗山を昨夜は大阪で上々颱風のコンサートでした。
満足満足のできばえで、ほんまだよ、年によっては、音響機器のせいなのか体調が悪いのか、声が割れているなぁと感じることもあったが、今年は上出来、上出来、本来のちからを出し切ったと思うよ。
行きは八塔寺山に登った。帰りも岡山県の兵庫県との県境の山に登ろうと思うのだよ。
車の中でガイドブックのページをめくっているうち、予定していた山とは別の山に登りたくなった。それが天狗山。
山陽道は赤穂インターで高速を降りる。
国道250号線を走るのだが、地図を見ていると異様なことを発見する。
JR赤穂線に備前福河駅があるのだが、名前は備前なのに、赤穂市の市域にある駅なんだよ。
寒河八幡宮1963年岡山県
日生ひなせ町から赤穂市に分割編入されたのだそうだ。駅も名前を変えれば奇妙でもなんでもないのにね。
県境を越えて岡山県
日生ひなせ町に入る。町村合併で今は備前市という名前になるのだよ。
備前福河駅の次が
寒河そうご駅、ここが天狗山への出発の駅になるのだよ。
駅に来たのは山の形を見定めるため、駅前から天狗山の凸凹の稜線を眺めて、国道から山麓に近い生活道路に入って行く。
駅の看板には、コミュニティセンターの駐車場に登山者も駐車しても可、とあるが、朝早いのに地域のひとが集まっているので、駐車する余地などありはしない。
コミュニティセンターが朝から活発なのはええことだね、余裕があれば登山者も止めてもええ、そういうことだね。
しょうがない、隣の
日生ひなせ信用金庫寒河そうご出張所、ここの駐車場に止めさせてもらおう。
急登の岩場ポスターも古びているし、活動感が伝わってこない。信用金庫のHPで確認すると、ATMを置いているだけの店のようだ。
無人店舗なのかい、寂れた感じがするのはそのせいなんだね。
無人店舗なのに駐車場はこんなに広いんだもの、置かせてちょうだいねぇ。
大きな寺、西願寺を過ぎて、
寒河そうご八幡宮に向かう。鳥居をくぐって石段を上がるんですよ。
拝殿の前まで進んで、左手に向かう。天狗山登山道と案内があるから迷うことはない。
道はええですよ。広くて快適な道だ。
水道の貯水タンクがあって、ひょっとして道がええのはここまでなのかな。そうでした。
その後は、シダの葉っぱを掻き分けて進まなきゃならない。
子天狗が見える昨夜は雨でした、朝には雨が止んだので山に登る気になったんだが、葉っぱが雨露を含んでいるのはどうにもならんね。
振り返ると海が見える。日生の港と対岸の鹿久居島との間が海峡になっている
岩場が続いて、急な傾斜を登る、登る。岩場を越えて、ちょっと安定したあたりで、頂上まで1.2kmと案内がある。
六合目と看板があって、カシミールで確認してみると、感覚としての六合目だね、距離的にはまだ半分も来ていない。
さっきのような激登、急登から解放されたね。ゆるめの傾斜で楽になったね。
この先にコブがある。コブに取り付いて、登り切ったところで看板があって、子天狗とある
子天狗から天狗山まで300mなんだそうな。梢に隠れていたが、姿を現した、あれが天狗山なんだね
天狗山の頂上には岩が
うずくまっている。
天狗山頂上岩の上に鋲を打ち込んでセメントで固めてある。こんな三角点は始めて見た。
道端の水準点で鋲を打ち込んであるのは普通に見てます。三角点での応用を見たのはここが最初だよ。
山頂からは遮るものがないので展望がよく効く。
海の方向で、沖合いに見えるのは小豆島なんだろうね
東の兵庫県境の山を見ても、山に馴染みがない、どこが県境なのかもわからない。
行く手にこれから歩くだろうな、と思える山が続いている。たぶんあのコースを歩くのだろう、そう、その推察は当たってました。
下山路と看板があって、スベリ台、三つ池、鷹巣山岩壁、コミュニティ、と途中の経過を教えてくれる。
むちゃくちゃな激下りで、さらにシダを掻き分け、ズボンは濡れてもうびしょびしょで、天狗の激下りと名前を付ければ姿と名前が一致するんだがね。
すべり台この天狗山の道は山仕事のひとの仕業ではないよ。山伏行者が開いた道なのじゃないかと思うよ。
しぇるぱさん、あなた、証明なしでものをしゃべるのは、風説の流布と言ってねぇ、場合によっては犯罪になるんだよ。
風説の流布が問題になるのはね、有価証券取引法、不正競争防止法、利益を貪るか、他人を貶める場合に限られます。
わたしに利益は入らないし、誰かが面子を失うわけでもないし、問題はないでしょう。
証明なしで断定することを問題視しているんだよ。
わたしは学者ではないからね、これは仮説なんです、思い付きなんです。アマチュアに厳密を求めてはいけないよ。
最低鞍部の到着して、ここから登り直しだよ。
看板には、三峰越と書いてあるのだろうと推測するが、年月の経過でかすれて判読しにくい。
三つ池このあたりは潅木の山なので、振り向けば天狗山、子天狗の峰が見えている、進む方向には、ずるむけの裸地が見えている
コースを横道に逸れると、スベリ台があると看板が誘っている。行ってみようか。
地面の表皮が破れて、風雨にさらされているうち、崩落地になってしまったんだろうね。なるほど、スベリ台か。
たいしてアップダウンのない台地を歩くうち、青い池が見えてくる、三つ池なのだ。
台地が広いので池へ降りて行く道が見つけにくいが、赤い測量杭を探すこと、裸地があんまり多すぎて本来の道が探し難いのだ。
池へは堤の方向へ降りて行くのではない、池の頭の方向を目指すのだ、その見当で探せば道はあります。
池の頭を迂回して、池の堤まで到着した。
堰堤の上を歩いて、最初の池から三つ目の池までは工事用の砂利道が完備している。
濡れた岩を降りる林の中に道がある。なんだ、渓流から離れるのか。これは早合点だったのだ。いずれ、流れに肝を冷やす怖い眼にあうことになるのだよ。
岩にセメントで足場を張り付けてある。なんだかなぁ、緊張感のない道だね。
とんでもない、この先、このセメントの足場に感謝することになるのだからね。
狭いのどを越えなきゃならない、増水したときはここは進めない。流されてしまう。流されればこの下は滝だ。
ツルツルピカピカの岩の床を横断しなきゃならない。今日は雨で岩が濡れているから滑りそうで油断がならない。
斜めの岩を降りなきゃならない。岩は濡れていて、どこに足を下ろすか迷ってしまう。
斜めの岩にセメントで足場が張り付けてある。セメントの足場は水平で摩擦が効いて、これが有難いのなんの。
看板があって、鷹ノ巣山とある。上下左右を見渡して、鷹ノ巣山とはどこのことなんだろう。
鷹ノ巣山腑に落ちないまま降りて行く、灌漑用の水路が引いてあって、水路を跨いで谷の下流に下りて行くのだ。
この水路はどこから引いているのだろう、水路が流れてくる方向を眺めると、おぉぉ、このことかぁ。
三角形の岩壁の山が聳え立っている。なるほど、この山の名前が鷹ノ巣山ということなのか。
ここからは民家は近くて、民家まで来るとあとは舗装路、ぽくぽくと信用金庫のところまで戻るのだよ。
最後の谷が危険といえば危険だね。危険を避けるには逆のコースを歩けばええよ。
登りの道なら危険の程度もうんと下がるだろうからね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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