1999年10月3日
しぇるぱと囲炉裏の仲間
山域:滋賀県湖南

天狗岩に行こうよ

好感度で静かな山、ここにこんな山があるよ、いい山だからみんなで行こうよ。
場所は滋賀県湖南の山、金勝アルプス天狗岩
雨にもかかわらず、集まった面々は、KENさん、堀江百太郎さん、森の音さん、るっちいさん、ダンノ凡太郎さん
これから山道
昨夜から雨、昨日まで晴れていたのに、選りに選って今日雨が降るかい。
ともかくも草津駅に行ってみるかい。
続々と集まってきました。これは強行突破、やるしかないね。
雨は激しいが、止む、という天気予報をアテにするか。
上桐生のキャンプ場の駐車場に到着
雨は小止みになってきました。
これなら充分やれるぜ。行こう、行こう。
落ケ滝
登山路から百メートル5分で落ケ滝に到着します。
明るい滝なのだ、滝はたいがい暗いものだが、ここの滝はやたらと明るい。
こんな滝は好きだね。
滝頭の落ち口は樋の先のように水にえぐられて筒先の放水のように流れ出ている。
一枚岩がスッパリ切り取られている、水だけでこんな姿になるもんかね。
落ケ滝
滝壷によってみよう。
水の流路はえぐれている。
こんなにえぐれるのは、岩がもろいのかね、水の酸性アルカリ性の何かがあるのかね。
天狗岩
始めて天狗岩が見えてくる、また隠れて姿をあらわす、段々とズームレンズで見るように近づいてくる。
まるで燕岳だね、金勝アルプス燕岳、ちょっと森林限界が合わないけどね。
天狗岩頂上
ここで食事、後は大津市街と琵琶湖と音羽岳
雨上がりでホコリは無く、どこまでも見とおしが効きます。
南を見ると、湖南アルプスの後に鷲峰山の鉄塔の群が見える、そうだそうだ、あんなカンザシの山は鷲峰山だ。
天狗岩頂上
頂上は独占状態、ゆっくりとラーメンを作ってコーヒータイムまでたっぷりと取れました。
ほとんど満腹した頃、次ぎのお食事グループがあらわれたので場所をゆずる。
後ろは、金勝山
そうそう、岩場のてっぺんに登るには、左巻き、反時計方向に登るとかんたんに登れます。
天狗岩
天狗岩からさらに高みを目指します。
もう天狗岩より高くなった。
何故、天狗岩と言うんだろ。
天狗が石を集めたという見立てかな、岩の集まりを天狗の糞に見立てたのかな。
白石の峰
ここは交差点、天狗岩、竜王山、狛坂磨崖仏、コースの集中ポイントです。
ここが本日の最高地点、570M
重岩
途中の耳岩などはどれがどれだかわからないが、これは一目で重岩と見てとれる。
下の岩には線刻で仏像が彫ってあります。
国見岩から振返る
あそこからああ来て、右へ渡って来たんだよ。
天狗岩は姿からわかるでしょ。その後に三上山。
のてっと寝そべっている岩が見える、あれが耳岩じゃないのかな。耳たぶに見立てたんならそうかも知れないね。
ここからは、展望をはずれて、狛坂磨崖仏目指して谷の道を降りて行くんだね。
狛坂磨崖仏
昔、ここには狛坂寺というのがあったんだってね。
石垣が何段にも重なって延びている。
説明板には、嵯峨天皇の御世うんぬんと書いてある、嵯峨天皇の御世とは何時の頃だろ。
こんな山奥で寺を経営するのは大変だったろうね。
石垣がまだしっかりしているから、廃れたのは近世になってからだろね、中世以前なら樹の根張りですっかり崩れてしまうことだろうからね。
狛坂磨崖仏
へぇぇ、すごいね、大変なもんだね。
誰もがこの労力に打たれて声もない、黙って見つめていました。
にぎやかな面々ですが、ここでは静かなもんでした。


カシミール展望図をつけました。
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参考 金勝山地天狗岩
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