2013年5月16日
しぇるぱ単独
山域:広島市安佐北区

広島北JCTジャンクションの正面、牛頭山うしずやま

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

農場・牧場入り口前に登った山で、これはええな、という山を思い出していると、そうそう、牛頭山うしずやまは傾斜が急でなかなかなの山だったな。もう一度登ろうか。
広島北
JCTジャンクションの正面にどんとあるのが牛頭山うしずやまなんですよ。中国道のトンネルが山の中腹をぶち抜いている。
トンネルに向かわずに、北広島ICで降りる。
ここからはどんどん引き返すのだよ。走っているうち、青少年野外活動センターの看板があって、それに従って街道から山への道に移る。
ずっとそのまま登って行くと、センターの管理棟の前まで行き過ぎてしまう。途中に広島市こども村農園・牧場入口と看板があったな。
前には無遠慮に奥まで車を横付けしたが、あれは迷惑なやりかただったかもしれないね。うんと手前で車を止めることにしよう。
ここから登山道に入るため池の下で道が膨らんでいて、ここなら邪魔にはならないだろう。ここに止めさせてねぇ。
ここから歩き、アーチがあって農園・牧場と看板が架かっていて、埋め込み式のバリカーがある。ここは本来入り込んではいけないと教えているんだろうね。
実習農場があって、その農場の5号で牛頭山の矢印看板をみつける。OK、OK、この道でええのだ。
進んで行くうち、この先に畜舎がある。中には牛がいるんだろうな。
水道タンクに見覚えがある。ここだ、ここだ。水道タンクの脇に牛頭山登山道と矢印標識がある。
入って行けば、しいたけ園と案内があって、しいたけのほだぎが並べてある。
谷の分岐道はよく刈り込んである。草がズボンに当たることはない。ウィルスを持つマダニが心配だが、これなら心配する必要はない。
ほどほど登ったところで横歩きに変わる。中国電力の送電線の監視路なんですよ。
ほら、ページ下のGoogle Earth あるいは航空写真をクリックしてみてね。くっきりはっきり中電道の存在が見て取れるでしょ。こんなに痕跡を残しているとは知らなかった。
尾根を越えて、どぉんと次の谷底へ降りて行く。
降りたところが分岐で、登りの方向は牛頭山への登山路、下を振り向けば農家が見えている。
谷底には大きな岩がごろごろ転がっていて、いよいよ補助ロープが設置されているところに差し掛かる。
補助ロープあんまりロープに頼るんじゃない、これが基本なんだが、ここではロープを当てにしたほうがええよ。土がつるつるになっていて、滑り止めにロープは有効なんですよ。
木の根、岩角を踏んで登って行く。
よいしょ、よいしょで、鞍部まで登る。ここが分岐になっている。
左に行けば東の牛頭山、西に行けば西の牛頭山、草が擦り切れている西の峰に登るとしよう。
こっちは岩屑の道で、みんな適当に好き勝手なコースを取るので、べらぼうに広幅の道になってしまっている。
さっきから下が騒々しかったが、とうとう追いつかれてしまった。中学校の遠足なんですよ。
鞍部先行グループが追い抜いた。続いて、どんどん勢力が増えて追い抜いて行く。さすがに中学生は元気がええな。
急な岩肌の坂があって、もひとつ急な岩の坂があって、ここを登れば、もうこれ以上抵抗する坂はない。
ここに城があったということなんですよ。この岩屑の坂が防御の砦で、幾つかの郭があった、のだそうだ。
疑問その一、水・井戸はちゃんとあったのだろうか。汲み置きはちゃんとあったのだろうか。水場を占領されると、城は明け渡すしかない。
疑問その二、食料などを運び上げるのは並大抵じゃなかったろう。補給の限界があるから、大部隊を収容できるはずがないじゃないか。
そこで推論、のろしなどの連絡拠点だったんじゃなかろうか。パトロール拠点で、少人数で短時間だけ確保できればそれでええ、そんな砦だったのではなかろうか。
岩屑の道最後に頂上手前に顎がある。この顎を乗り越えて、さて、頂上なのだ。頂上は平削されていて、これだけの土木工事を施すなら城があったのだろうとの傍証でもあるよね。
中学生がいっぱい溢れている。落合中学校のジャージを着ている。聞いてみると、安佐北区高陽から来ているのだそうな。
麓の中学校かと思っていた。へぇ、それはそれは、遠いところから遠足に来たもんだ。
帰ってから、安佐北区落合中学校で検索してみた。中学校のHPを見ると、昨日から野外活動センターに泊まって、3日間過ごすのだそうな。
手に持っている弁当に注目していたんですよ。コンビニ弁当みたいで、遠足にしてはえらく親の愛情が薄い弁当だな、と思ったが、野外活動センターの支給弁当なんだ。
そんなことは知らないから、その場では気の毒に思った。もちろん、何も言わないよ、声はかけないよ。ただねぇ、弁当が片寄って、おかずが混ぜ混ぜになっていたよ。
西の牛頭山荷物を持たない手ぶらの子もいたのですよ。今なら解る。山を降りてから弁当をセンターで食べるのだ。見た時は、弁当を持っていないとは実に不思議だったよ。
無関係者が混じっていると、居心地が悪い。さっさと降りることにしよう。
降りていると、岩屑の急坂で、ばてばてになった子供たちが座り込んでいる。あともうちょっとだぞぅ。この坂を越えて、もう一坂越えると頂上が近いぞぉ。
鞍部まで戻って、東の牛頭山に向かおう。
西の牛頭山はべらぼうに急な山だが、こっちはそんなに苦労することはない。ごく普通の山なんですよ。
稜線に出て、反転して頂上へ向かう。
東の牛頭山ここが東の牛頭山、標高はこっちが低くても、三角点はこっちにある。ここは梢に埋もれて展望は効かない。展望が効くのは西の牛頭山。
さて、降りましょうか。
鞍部まで戻って、ここから下はロープ伝いに降りて行かなきゃならない。
登る時はロープに頼らなくても、下りではロープが頼りになる。つかめばブレーキになるんですよ。急坂だから、そんなにトットトットと降りて行くわけにはいかないものね。
中学生が追いついてきた。中学生一人と先生一人が降りて来た。追々に、大集団に飲み込まれることになりそうだぞ。
谷の出口で、分岐がある。登山道は左へ曲がればええのだが、ここは直進してみよう。
農家農家の脇を通って、たんぼの向こうに海見山が見えている。
道の出口は登山口の水道施設のところだった。そう言えば、この道には[この道は登山道ではありません]と案内が出ている。禁止を破って歩いてしまったよ。
柵があって、その中では羊が草を食べている
中学生に追いつかれて、取り巻かれながら下へ降りて行く。
中学生は途中でセンターの管理棟へ別れて行った。昨夜、今夜と泊まって、二泊三日の野外活動なのだ。前後に結団式、解団式もあって、二泊五日の大イベントなのだ。
入口のアーチを潜って、駐車したところまで帰って、さぁ、家まで戻ろう。

参考 2005年03月21日 広島北JCTジャンクションの正面、牛頭山うしずやま

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。

でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+-でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる


 囲炉裏へリンク