1999年6月5日
しぇるぱとよめさん
山域:兵庫播磨
善防山、アルプスの風景
善防山、いかにもアルプス風でしょ |
岬状に突き出した岩場 |
連続テレビ小説、もう終わったかい。これが終わらんと家を出られないんだから、かなわん人やね。
高速の中国道、加西インターについたよ、ここから下へ降りるよ。
お、見てみな、麦畑、麦が黄色く実っている、麦の収穫など長いこと見たことが無いな、珍しい、懐かしい。
方向はね、おおむね、古法華石仏の標識を目当てに行くと間違いがない、ほら、あの山、平野の中にすっくと立ってるのが善防山だ。
どこへ車をとめるの、下里郵便局、ここの道のふくらみにとめるのか。
ここから歩きか、池を回るのね、信号から池沿いに道があるね。
お、道が良くなった、今までは藪まがいの狭い道だったが、ここから突然広くなったね、え、なんて、そうか、この下に下里小学校があるのか、それで写生や外遊びにこの道を使うのか。帰りには小学校への道にしようね。
おぉう、岩山だ、表土はすっかり洗い流されて岩ばっかりなのね、頂上から腰にかけて岩ばっかりじゃないの。
ここの岩は摩擦が効いて楽に登れるのね、転げたら痛いじゃすまないね、ゴロゴロ転がって下まで落ちてしまうよ。
この近くの高御位山へ行ったことがあったよな、あそこも長い長い岩の登りがあったよな。塩田で薪を使うから採り過ぎて表土まで流してしまったんだろね。
なぁ、この先の岩場だけ見てて見、雰囲気としてまるで北アルプスにいるような気がするやろ。
あははは
あははじゃないよ、麓を見ちゃいかんよ、正面を見るだけ、ひょろひょろのイトスギをハイマツに見立ててさ。
善防山頂上、樹木に包まれて展望は無し |
ねぇねぇ、この山、名前なんといったかな。
善防山、善を防止する山と書くね。
へぇ、悪を勧める山かいな。 ここが第二頂上、いかにも小学校の標識みたいね、ほんとの頂上はもっとこの先。さぁ、着きました。
ここで食事、この先はもう止めとこう。なにしろ暑い、汗だくだくになってしまった。
山から降りたけどな、古法華石仏へ行ってみようぜ。昔、このコースは古法華から笠松山にかけて行ったことがある、石仏などあったかな。
古法華自然公園、ここが駐車場だな、ここからは歩き、へぇ、道の上にハイキングコースの吊り橋がかかっているよ、こんなの始めて見た。
おいおい、これが石仏かい、石仏アトリエ、ドラエモンの石仏、平成9年の石仏、こりゃぱちもんの集団だぜ、どれもこれも出来たての石仏じゃないか、由緒も何もあったもんじゃないよ。
昔の記憶を辿ると、荒れ果てた岩山の真ん中に寂びれた古寺があって、収蔵庫だけがコンクリ造りだったと覚えているんだがな。岩山と潅木の風景はマカロニウェスタンの世界と似てるなぁと思ったもんだがな。
帰ろ、幻滅、開発のやりすぎや。帰りは山陽道の加古川北インターから帰ろうか。
カシミール展望図をつけました。 |
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