馬洗川水系芋面川

08年8月1日

我が家近くのGPSの軌跡は削除してあります
前回、三次の神杉を行くとき、芋面川いもづらかわの傍を通りました。
芋面川いもづらかわとは珍しい名前だ、と前々から印象に残っております。
そうだ、 芋面川いもづらかわの川下から川上までたどってみよう。自転車ならそんなに苦労せずにいけるだろう。
JR芸備線八次駅から、線路と馬洗川に挟まれて国道が続きます。鉄道線路が山沿いから解放されるあたり、そこに芋面川いもづらかわが横切っています。
国道の橋は橋のような体裁をなしていないが、橋は橋、ここが芋面川いもづらかわ来源橋なのです。
ほら、橋のプレートに「いもづらかわ」とあるでしょ、芋の面とはどんな姿だろうね。見てみたいものだ。
上古の時代からあったのなら、それはサトイモだし、江戸時代に拓かれたのならサツマイモ、この地域に古墳があふれていることを考えると、芋はサトイモだろうねぇ。
サトイモは煮ると皮がつるっと剥ける、剥けた肌はツルツルの白い肌だよ。
サトイモのツルツル肌の顔の川、芋面川いもづらかわをこのように解釈すると、そんなに悪い印象はないでしょ。
神杉の旧街道を進む、市橋という橋を渡る。昔々はここの市があって繁盛した、その名残りをしのばせるね。
廻神交差点、信号があって国道375号線とクロスする。道はこのまま青河のほうへ進んで行く。
やっと人家から解放されて、芋面川いもづらかわと並行して進んで行く。
たんぼがあったり、人家があったりで、なかなか川面を覗くことができないが、ここでは覗いても水面は見えない。
びっしりと葦に覆われて、川の流れはどこにあるのやら、葦の割れ目があそこだから流れが推定できるというもんだね。
クリーンセンターの前を通る。このへんの道がええのはクリーンセンターのおかげなんですよ。
そりゃぁ、ゴミの焼却場ができるわ、ゴミの収集車が何台も何台も通過するわ、だれだって反対するよね。
そこを黙らせるには道路を良くするのが一番だよね。
クリーンセンターの狭間からぱっと山あいが開けてたんぼが広がっている。
青河への標識があるが、そっちは無視、このまま広いたんぼの沃野を進んで行こう。
辻塚ついづかの集落が見えてくる。辻塚ついづか下の集落はそのまま進む。
辻塚ついづか中の集落で迷う。芋面川いもづらかわの谷が二分しているんですよ。
出会ったひとに聞くのだが、要領を得ないのですよ、たくさんしゃべってくれるのだが、ポイントがわからない。
で、芋面川いもづらかわの本流はどっちですか。
引き返して、あの谷の道じゃのぅ。
お言葉に従って道を取ったが、民家の前で道は尽きた。この先は池に進む道なんだと。
峠を越えて、あそこに見える八幡神社の前を行きんさい。坂を下って次の集落から奥に進む道があるけぇ。
なるほど、このあたりは辻塚ついづか上の集落なんだな。さらにこの奥に芋面の集落があるのだそうな。
あった、あった、数件の集落があった。畑にいるひとに聞いてみよう。
ここが芋面の集落ですか。芋面川いもづらかわの川下から川上まで探しているんですよ。
もうちょっと行ったら源流の立て札があるけぇね。その先を登ると、イッポンギの地蔵さんがあるけぇね。
しまった、芋面の集落の発音は「イモヅラ」か「イモツラ」か確認するのを忘れた。
ここがイモツラの集落ですか、と聞いたのだが、素直に反応したから、イモツラでええのだろうさ。
芋面集会所と看板があるが、個人宅の作業場の一部屋を集会所に当てているように見えるぞ。
数軒の集落だから、それでええのだろうな。
集落のはずれに広島県の立て札がある。一級河川芋面川上流端と書いてある。
おい、待て待て、三次市三若町字城山甲162番の3地先と住所が書いてある。ここはどこだろう。
地図サービスでALPSLAB baseも利用しているんですが、どれどれ、そこで見てみよう
さっきの辻塚ついづか下の集落は廻神町なんですよ。ここの芋面は三若町だ。
合併の起源をいえば、1954年に神杉村、1958年に川西村、それぞれ三次市に合併しているのだ。
つまり、もともとムラが違う。芋面川いもづらかわは神杉ムラの川だと思い込んでいたが、水源地は川西ムラでした。
管理限界はここだと理解はしたが、役所の縄張りとは関係なく、水はさらにこの上から流れている。
どんどん登って行ってみよう。流れは伏流水になったり、またショロショロと流れる音を出したり、だんだんと細って行くよねぇ。
ここが峠、峠を越えてもっと先に行ってみよう。
あった、三叉路の交差点に地蔵さんは鎮座している。
お地蔵さんの頭上には屋根があって、傘堂と言うべきか、一本足のお堂というべきか、そんなお堂で覆われている。
芋面の集落で、イッポンギの地蔵と話してくれたのは、一本木、つまり、一本足という意味だったのだ。
一本足のお堂のお地蔵さん、こういう意味だったのだ。
早飲み込みして、イッポンギ峠の地蔵と聞き取ったのだが、実際に来て見ると、聞き違いはすべて解消されるね。
さて、あとはこのまま引き返して、来た道を戻ろう。

ここが芋面川の末端、馬洗川に合流する ほら、芋面川はいもづらかわと読むのだ
国道375号線とクロスして、まっすぐ青河の方向へ進む しばらくは芋面川に沿って、川全部が葦原に覆われている
クリーンセンター、ゴミ焼却場の前を進む ここが芋面の集落、この溝川が芋面川
一級河川芋面川上流端と書いてある 一本木の地蔵、同じ姿を二上山奈良県側では傘堂と呼ぶ
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