三次市、南の半分 その1

08年10月18日

反時計回り、三和から三良坂まででちから尽きました
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
三次市の北半分を走った、それが前回。南の半分も走ってみなきゃね。
前と同様に、図書館の駐車場に車を置いて、出発しよう。西の方向へ走って行こう。
あぁ、しまった、市役所の写真を撮り損ねた。まぁ、ええわい、わざわざ引き返すほどのものじゃないものね。
街は秋祭り、このへんの神社はどこの神社を祭るんだろう。
普通は市街地から国道54号線に沿って走ります。でも、それは自動車での走り方、自転車なら別の走り方があるのだよ。
JR芸備線に沿って、昔の旧街道が走っている。西三次の駅なんぞは鄙びた駅で、周辺は眠ったような街だね。
いずれは旧街道も新しい国道と合流するのだよ。
道を渡るのに、見定めて、見定めて、車の切れ目のタイミングを計らなきゃね。
青河洞門というシェルターを潜らなきゃならない。
洞門とはね、トンネルに切り窓が開けてあるもの。
英語の辞書でシェルターの訳語に洞門と出て、へぇぇ、そうなの、目からウロコだったよ。
自転車歩行者は洞門の外の庇の下を走るのだがね。
ここでGPSが人工衛星をロストした、ざっと40分、ロストしたままだった。自転車なら40分というと、かなりの距離になるもんだね。
カシミールでロストを補綴するのは毎度のことだが、Googleマップでソフト轍を扱うには、時間軸も補綴しなきゃならんのですよ。
カシミールなら経過時間はデタラメでもOKだが、ソフト轍ではきちんと現場の時間に合うように補綴しなきゃならない。
ちょっと中略、志和地駅を過ぎて、山沿いの新しい県道は避けながら、昔ながらの川沿いの旧街道を進む、こういうのがええんだよね。
たんぼが尽きて、山あいに入って行く。この道は鬼が城ロードというんだそうな。
川底は岩が露出して鬼の洗濯板のようになっていて、対岸の山を鬼が城と呼ぶのだが、山に入る道は見当たらないねぇ。
山あいが開け、次の人家が見えるころになって、旧三次市と旧三和町の境界が出てくる。
美和桜という銘柄の酒を造っている酒造会社がある。街道から逸れているのだが、表敬して前を通って行こう。
ゆるゆるとした登りの道で、歩道を走っているのだが、向こうから中学生が大勢自転車で下りて来る。
石垣に手をついて止まって待って、通り過ぎるのをやり過ごすしかないね。
おはよぅっす、すみませぇん、どうもぉっす、対してこっちも、おはよっ、おぉう、いよっ。
坂道を登り詰めたところに旧役場、今は名前は支所に変わっている。
ここからは下り道、美波羅川の流域に変わっている。川沿いの盆地を進んで行こう。
道路端に旗があったり、横幕があったり、高校駅伝の県予選のコースなのだ。
このあたりが折り返し地点で、スタートの三次陸上競技場へ戻って行くのだ。
明日が競技の日なのか。それで、高校生のランナーが何人も走っているのだ。コースに馴染んでいるのだな。
再び、旧三和町の区域から旧三次市の区域に入る。
ここで国道は峠を越える。山がせまった狭間を避けて、山越えで新しく道路を付け替えてあるのだ。
自転車は楽して走るのを心がけなきゃならない。昔からの狭間の道を進むのがベストのコースなんだよ。
江戸時代、明治のころは、この道が本街道だったはずだよ。
もとの国道に戻ると、高校生ランナーが大勢いる。明日がレースなんだそうな。
どこのチームが京都の都大路を走るのか、明日の天気も良さそうだし、コースのコンディションは絶好だよね。
このまま進むと三次の市街地へ戻ってしまう。どうしよう、三良坂まで行くか、止めようか。
ここから三良坂への道は通ったことがないので、行ってみようか。
ゆるゆると坂道を登ってトンネルを潜る。ここが境界かと思うがそうではない。まだふたつほど坂道を越えて行く。
ゆるゆると坂道が下りになると、旧三次と三良坂の境界の看板があった。
峠の上ではなく、中途半端なところが境い目になっているんだね。
進めば、高速道路尾道松江線の工事現場に出た。ははぁ、ここに出るのか。それならこの先、三良坂のどのあたりに出るかおよその見当がついたぞ。
三良坂の市街地から北へ離れた交差点、信号のある交差点、見当付けた通りの結果でした。
国道は登りの坂道になるんですよ。イヤだね、馬洗川に沿って、川沿いの道を進もう。
ふたたび国道と合流して、このままずっと国道沿い、最後は馬洗川の堤防に沿って図書館の駐車場に戻りました。
南半分を一挙に回るつもりだったが、ここまで走ると、距離にして、北半分と同じ距離・時間なんですよ。
南半分はふたつに分けよう。南半分の南の部分と東の部分のふたつに分けよう。
今回は、南の部分、いずれ、残りの東の部分を行くことにしよう。
自動車で走って知っている道を行くとね、あそこの坂道があるな、距離は大体どの程度だな、走る前に解っているのですよ。
つらさの程度も見当が付くので、止めた、切り上げよう、と結論を出すのが早い。
知らない道のほうが、この先どうなるか、知らないまま突き進めて、そのほうが面白いよね。

青河洞門、可愛川と山裾に挟まれた狭隘な道 志和地と三和町の中間に鬼が城ポイント
旧三次市と旧三和町の境界 美和桜酒造、農家が酒米を作り、酒蔵に進出したのだ
三和の支所、旧役場は地域バランスで峠の上に置いた 高校駅伝のコース、毎年、ここでやっている
旧三和町と旧三次市の境界、ここも狭隘地が境い目 旧三次市と旧三良坂町の境界、あいまいな境い目
高速道路尾道松江線の建設現場 旧三良坂町と旧三次市の境界、川で区分けしている
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