一畑薬師、正面の石段を自転車で

10年12月5日

湖遊館から一畑薬師を往復
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
一畑薬師に参拝するんだが、自動車で参ったのではあまりに単純、そうだ、自転車を使おう。
自動車の駐車場所はどうしたもんだろう。すこし距離があるが、湖遊館、ゴビウスの駐車場に置いておくことにしよう。
湖遊館とはね、スケート場などのスポーツ施設、ゴビウスとは、島根県立宍道湖自然館で愛称がゴビウスなんだそうな。ハゼのラテン名がゴビウスだそうな。
周囲はたんぼと湿地に囲まれていて、視野を遮るものがないね。先日登った鼻高山もここからよく見えている。
街道に引き返すと、湖遊館新駅、交通頻繁な街道を行かずとも線路沿いに道がある、そっちを行こう。
ちょうどうまいことに一畑電鉄の電車が通り過ぎた。一時間に一本、多いときでも二本のダイヤなんだよ。電車を見られるとは運がええ。
一畑口の駅は方向転換する駅なんですよ。γガンマーの字のように、いっぺん突き当って、運転手が先頭から末尾へ移動して出発する、そんな方式の駅なんだよ。
もともと一畑電鉄は一畑薬師へ参拝するために敷設した線路、こんなかたちになるのも当然のことなんだよね。
ゆったりと一畑薬師への道を進んで行く、目のお薬師さま、世間に名の通った効験のある寺なんですよ。
自動車は横道から分岐していく、正面の石段を自動車は登れないので、遠くから稜線を迂回しながら進んで行くのだよ。
わたしはこのまま直進する。昔ながらの歩きの道なんだよね。歩きも自転車も同じ道を行く。
ここが石段の入口、石段は段差を少なくしてある、敷石を傾けて爪先が蹴躓かないようにしてある。上から下までずっとそうだから心配りはたいしたもんだよ。
最初は自転車を肩に担いで歩いたのですよ。やはり肩が痛い。縦に伸びる縁石があるじゃないか。この上を歩かせればらくらくと進める。
山の斜面に民家が点在するようになってきた。石段を横切って舗装路が伸びているんですよ。
通勤通学の道だし、郵便や新聞配達などは大変なことだね。
一畑薬師マラソン大会というのがあるんですよ。
山上の一畑薬師の駐車場をスタートして、車道を駆け下りて、石段を登る、登り切ってスタートの駐車場まで戻る、というコース。
石段が1138段、5キロコース、10キロコースがあるが、どちらも石段を登るのが共通している。石段を這いながら登る、過酷極まりないマラソンなんだそうな。
狛犬が出迎えてくれる。ここで自転車をデポしておいて、さらに石段を登って本堂の薬師本尊に参拝する。
本堂の横から宍道湖が見えている。石垣の下には法堂(参禅堂)があって、にぎやかな本堂前とは空気が違うね。
本堂の前まで自転車を引き上げたら、さすがにそれは非常識というもんでしょう。
マラソンも本堂の手前の石段はコースに組み入れていない。ここからは水平に駐車場まで道が伸びている。
橋を渡って駐車場へ、橋の下には川ではなく道があるが、その道はどこへ向かうのか、いつか確かめてみたいものだね。
駐車場からは自動車参道を降りて行く。
一畑寺が見える箇所があって、山肌に岩場が露出している、そこが本堂の背後なんですよ。
ふたたび石灯篭前の分岐まで戻った。ここからは来た道を逆にたどって、湖遊館、ゴビウスの駐車場まで帰ろう。
参考 今日の行動は出雲神仏霊場と共通です。「出雲国神仏霊場 第3番一畑寺
一畑電鉄、湖遊館新駅 一畑電鉄の電車
一畑口駅から一畑薬師への道 自動車はここから迂回して山の道へ
正面の石段の始まり 石段の段差が浅いのがわかるでしょ
参道を横切る生活道路 狛犬が出迎えてくれて石段の終点
本堂、本尊は薬師、禅寺では異例 本堂前から法堂を見下ろして、その先に宍道湖
自動車参道から眺める一畑薬師全景 石灯篭の前の分岐に戻る
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