島根の斐伊川、中流域

2011年10月17日

先日の斐伊川の行程の続きから出発、斐伊川に沿って横田まで、帰りは三成から山沿い、斐伊川を離れて戻る
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
先週、斐伊川の河口から雲南市まで川に沿って遡上した。今日はその続きをさかのぼるんですよ。
国道54号線と斐伊川が交差するのが里熊大橋、その近所で駐車しても問題とされないところを目星をつけておいたんですよ。
それが島根県雲南合同庁舎、県庁の出先機関ですよね。まだ9時前で、職員の駐車スペースも、来客用の駐車スペースも余裕がある。
さぁ、出発。里熊大橋のたもとから入って、堤防の上は車は進入禁止だから気兼ねなく走っていける。
潜水橋とも沈下橋とも言われる橋が見えている。洪水のときには水没する橋なんですよ。広島県では芦田川に数多く見えている。車も渡っているが、わたしは通る気はないね。
ここの橋は、自転車・オートバイは降りて押して歩くように規制されている。上流のダムの放流と連動して通行禁止になるのだろうな。
両方の山裾が狭まって、前方に落差のある大きな堰が見えている。
日登ひのぼり堰堤というのだそうな。落差を緩和して、長い魚道が設置されている。
日登トンネルがあって、トンネルを迂回する道を探したが、そんなものはなかった。嫌でもトンネルの中を進まなきゃならないのだ。
トンネルを抜けると道の下は断崖絶壁だった。なるほどなぁ、迂回する道がないのは当たり前だなぁ。
湯村温泉を過ぎると、トンネルが何本もあります。トンネルは嫌いだなぁ。旧道でもええ、どこかに抜け道がないものか。
旧道を通って、旧道には通行禁止とあるんですよ、そこは自己責任・自己判断だよねぇ、トンネルを2本やりすごした。この先のトンネルは迂回路はないみたい。
トンネルの壁際に一段と高い犬走りのような段がある。狭いからふらつくよね。壁に当たって跳ね返されて車道に落ちる。落ちた時、車が来なかったからええけれど、トラックなどが来たら避けようがない。
怖い、怖い。ふたつトンネルの中を走った。次のトンネルは旧道があったので抜け道を走った。
やっと流域が広まってやれやれだね。目の前に尾原ダムとあって、ダムの堰堤がそびえている。新しいダムで、地図にはまだ収録されていない。
またもやトンネル、尾原トンネル、ここでも狭い幅の犬走りを走らなきゃしょうがない。 
この先に道の駅おろちの里があって、尾原ダムの水面が見渡せる。道の駅のレストランはどこでも高級なんですよ。ここは1500円のバイキングしか置いていない。この先で食べるとしような。
雲南市と奥出雲町の境界を越えて、また鴨倉トンネル、トンネルを避けるにははるか山の尾根を行かなきゃならない、どうしますか、嫌でもトンネルを通るしかない。
やっと三成の市街地に入ってきた。奥出雲町とは、仁多町と横田町が合併してできた町なんですよ。仁多町の中心が三成、町役場はここにある。
JR木次線の走る谷を離れて、細い谷のほうへ向かう。細くても、こっちが斐伊川本流なんですよ。
斐伊川を堰き止めた三成ダムがある。国道から外れているが、ちょっと見てこよう。斐伊川に沿って、が今日のテーマだからね。
ダムのダム尻から先はゆるやかな道で、狭い谷の奥が開けて見える、そこが横田の市街地なんだろうな。
横田の町に入りました。川が合流していて、直進する川が下横田川、横手から流れ込んでくる川が斐伊川、本流の風格に欠けるねぇ。
橋の上から見ると、船通山が見えている。船通山が斐伊川の源流なのだよ。ここでは川幅いっぱいに流れているのに、合流点だけはしょぼさを露呈してしまっているのが残念だ。
異様に巨大な注連縄があるのが横田駅、近所に由緒ある神社があってのことではないようだよ。出雲大社に敬意を表して注連縄を飾ったのだそうな。
ちょうど到着した列車が凄い、凄い。奥出雲おろち号というのだよ。
ジーゼル機関車と客車が一両、三両目は窓がないトロッコ仕様の客車なのだよ。なんぼトロッコ仕様といっても屋根はあります。冬にはさぞかし寒いだろうなぁ。
奥出雲町横田庁舎がここ、通りかかったひとに話しかけてみる。
合併した町役場で○○庁舎とありますよねぇ、ここの庁舎は登記上の庁舎なんですか、実質的な庁舎なんですか。
話しかけた相手は町会議員か役場の高級職だったらしい、せっかく合併したんですけ、突き詰めたこと言ってもしょうがないわな。
言葉の裏にある揶揄を察知したのかな、当たり障りのない回答だが、ほっといてちょうだい感覚はじゅうぶんに伝わってくる、貫禄充分、さすがに町の指導者だなぁ。
市街地の品格は横田のほうが優れているように思えるが、人口・企業の集積は仁多のほうが多いのかしらね。このへんは当事者でないとわからないことだね。
さぁ、引き返そう。
仁多の三成まで戻ったが、来た道を引き返すのは嫌だね。あのトンネルを通るのは勘弁してほしい。この交差点では、松江・大東方面、県道25号線を行こう。
ここが本日の最高地点、、八頭峠、390m、めちゃめちゃ何度も立ち漕ぎしたんですよ。夜になって、踵が疲れている、ジンジン痺れが来ている、立ち漕ぎして踵でペダルを踏んだ後遺症なんだね。
下り斜面になって、奥出雲町と雲南市の境界があった。
このまま進むと他所へ行ってしまう。谷に出たところで、JR木次線と並行して進むことにする。
斐伊川と出会ったところで斐伊川の左岸を進むことにする。
潜水橋を逆の方向から眺める。
堤防の上は車が通らないから安心して漕いでいける。
里熊大橋が見えてきて、橋を渡って合同庁舎まで帰ってきた。
9時前から走り始めて、今は5時ちょっと前、ほとんど勤務時間中、ずっと自転車に乗っていたようなもんだね。
斐伊川は、横田から先、ちょっとの部分が残っている。登山道で源流部分は踏査済みなので、踏み残しが残念だね。いつか自転車を漕ぐことにしよう。
雲南市木次町の島根県雲南合同庁舎 潜水橋、洪水の時には水没する、沈下橋ともいう
尾原ダム 雲南市と奥出雲町との境界
 
三成ダム 下横田川と斐伊川が合流する、横から流れ込むのが斐伊川
水源地の船通山が見える、ここでは川幅いっぱいに流れる 出雲横田駅
奥出雲おろち号 三成の交差点で、斐伊川から離れて山越えを選択する
本日の最高地点、八頭峠、390m 奥出雲町と泉南市の境界
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