笠岡から倉敷、海岸線を行く

2017年3月11日

笠岡の干拓地から、浅口を経て、倉敷・玉島の玉島大橋まで、往復

 

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前回、福山の芦田川河口からJFEスチールの工場に沿って笠岡を経て、浅口市との境界まで行って、引き返しました。
海岸沿いに進むのは気持ちがええな。もういっぺんやり直して、もっと先に進もう。
笠岡の干拓地に道の駅笠岡ベイファームがある。そこに車を駐車して先へ進もう。
道の駅はけっこう混んでいるんですよ。通常の駐車場は満車で、隣の駐車場に停めて、自転車で走り出す。
干拓地から神島こうのしまの周辺部に向かう。ここは干拓地ではない。もともとは波打ち際の道で、根っからの陸地を進んで行く。
島を巡る周辺道路は南西の岬で道が途切れている。島を一周するには、ここで左折して島を横断するしか方法がない。
坂道を登って峠を越える。峠の名前は何と言うのかは知らない。島の南側の集落名が外浦なので、外浦峠とでも呼ぶんじゃないかしら。
下り坂を下りると、工場がある。コウノシマ化成(株)があると思っていたのですよ。違った、エムシー・ファーティコム(株)という名前の会社になっている。
帰って調べてみると、三菱商事が肥料業界を統合したのですね。
トモエ化学、宇部興産農材、コウノシマ化成、ダイヤケミカル、播州ケミカルを合併して、エムシー・ファーティコムを設立した。三菱商事が圧倒的多数の大株主という構成で支配したようです。
工場から続く道は狭い道で、大型トラックが通るのには不向きだね。そもそも何でこんなところに工場立地したのかしら。
神島の東の岬を回って、対岸に御嶽山みたけさん、青佐山がよく見えている。
神島と大島の瀬戸に入って、神島大橋が頭上高く見えている。船のマストが引っ掛かるからではないと思うよ。海岸に余地がなくて、高いところなら施工可能だから、そういう理由だと思うよ。
神島大橋を渡って、入江かぶと橋を渡って、大島地区に進む。自転車の路面マークがあって、笠岡を示している。
御嶽山を中心にした一帯を大島と呼ぶ。島ではない、島ではないが沖から見ると島に見える。海の上から命名した地形なんだろうね。
大島の海岸を走らせて、今度はこっちから神島を眺めることになる。山の上を走ったのではない、波打ち際に道路があるのだ。これは現に走ったからそう言えるのだよ。
青佐山がくっきりと見えている。青佐山が笠岡市と浅口市の境界なんだよ。海際に突き出している岬を青佐鼻と呼んでいるのだよ。
その浅口市との境界に差し掛かって来た。前回、ここで引き返したが、今度は、その先を行こう。
青佐鼻を過ぎて、浅口市の寄島町となるのだが、なかなかに密集した家屋があって、集積の度合いは大したものじゃないか。魚の直売店が多いのが一番の特徴だね。
ラウンドアバウトがある。ラウンドアバウトとは、真ん中にロータリーの中心があって、自動車は、直進するなら半円を描いて、右折するなら3/4周して、交差点から抜け出して行くのだ。
こんな交差点は始めて見たぞ。
ラウンドアバウトの先にコンビニがある。ローソンだ。これがあるとは知らなかったので、昼食をとるにはえらく苦労した。
笠岡の大島で、正頭漁港がある。そこに[大島海の見える家]があって、大島エビ掻き揚げバーガーを提供している。そこで頼んだのだが----
運営は大島連合自治会で、建物は公民館なのだ。食堂の雰囲気など全然ないのだが、この先食べ物屋があるのかどうか、バーガーの幟が出ているから食べさせてもらえるだろう。
バーガーください。売れた、売れた、始めて売れた、えらく喜んでいるぞ。土曜日だけしか営業していないのだ。今日はたまたま土曜日、グッドタイミング。
なんか、場違いの昼食を食べてしまった。ここまで来ればローソンがあったのだ。ま、こんなこともあるさ。
浅口市の寄島町を走り抜けて、倉敷市の境界を越える。境界を越えると、傍示の鼻という岬があって、続いて帆崎という岬が次にある。
海岸に沿う道から市街地に入って行く。
海岸なら道に迷うことはないが、市街地に入ると、方向感覚が狂ってしまう。どっちへ進むべきなのか、国道2号線か、玉島市街か、たぶん直進、玉島市街だろう。
直進すれば川に当たるはず、当たりました。川岸に出て、玉島大橋が見えている
水島と玉島を結ぶ水玉ブリッジラインというのがあって、溜川に架かる橋が玉島大橋。
予定では新幹線の新倉敷駅まで行くつもりだったが、折り返して帰る行程を考えると無理は出来ない、ここで打ち切って引き返すことにしよう。
倉敷の玉島地区を走り抜けて、浅口市の寄島町、ここのラウンドアバウト交差点で右折して、海岸沿いから山側に向かう。
案内標識もない交差点だが、県道406号線の案内がある。これが頼りになる。ドライブマップで確認してある、県道406号線を進むのだよ。
登りの道から寄島の街を見下ろすと、意外に家屋が密集している、人口集積が進んでいる。
峠を越える。峠が浅口市と笠岡市の境界なのだよ。
峠からは下り一方で省エネで進んで行ける。
もっと省エネで進みたいなら、寄島のラウンドアバウトからではなく、大島の大島東小学校の近辺から始まる県道432号線を使えばええ。標高がもっと低いところを越えて行ける。
谷の出口まで進んで、入江かぶと橋の手前に出る。橋の向こうには神島の稜線が見えている。
神島大橋を渡る。橋から海面を見下ろす。これは川ではないのだよ。もともとは笠岡湾の広い海面だった。大部分が埋め立てられて、これは埋め立て残りの海面なんですよ
この海面の奥に笠岡港と伏越港があって、伏越港からは北木島・白石島へのフェリー航路がある。そのために、これ以上の埋め立てはやっちゃいけないのだよ。
干拓地まで下りてきて、道の駅はすぐそこ、帰ってきました。
今日は自転車乗りに30人前後出会ったなぁ。今年の啓蟄の日は3月5日、冬籠りの虫が這い出る日のことだが、自転車乗りが家から出始める日のことだと言い換えてもええな。
前回の2月25日ではまだ自転車乗りの数は少なかった。春になったことに加えて、海岸線のロケーションがええ。啓蟄を寿ことほいでぞろぞろと自転車乗りが出てきたんですよ。

 

左折して神島を横断する 神島の峠 御嶽山と青佐山 神島大橋
神島の岬 青佐山を 浅口市境界 倉敷市境界
玉島大橋 ラウンドアバウト 笠岡市境界 入江かぶと橋を見る

 

参考 重なっているコース
2017年_2月25日 福山から笠岡、海岸線を行く

 

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