芸石国境、境界を分ける長瀬川、再び行く

2019年12月16日

清瀬川・江の川の合流点から、島根広島県境を往復

 

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前にここのコースは自転車で走っています(2014年3月24日)。通常、県境は山脈で分けるのが普通です。ここでは山脈ではなく川を県境に設定してあります。
海岸から遡上する川が県境なら当たり前です、自然なことです。山の中なのに、川が国境・県境なのが不思議です。卓越した山脈がなくて間違いやすいから川になったのでしょうね。
江の川に沿って国道375号線が走っている。今はだいぶ整備されたが、10年前は道幅が狭く、走りたい道ではなかった。今は道幅は拡幅され、トンネルに置き換わっている。もう一息で国道改良工事は完成する。
門田もんでトンネルの手前で国道375号線を離れ、式敷大橋を渡って、江の川の右岸から左岸に移る。三次市から安芸高田市に移るのだ。
道沿いに進んで、安芸高田市の川根地区に入って行く。集落の手前に道幅が膨らんだところがある。ここに駐車する。ここなら迷惑にはならないだろう。
出発して、長瀬川、梶矢橋を渡る。橋の上から長瀬川の下流を見ると、長瀬川が江の川に合流しているのが見えている。
川根郵便局の手前に交通標識がある。県道109号線を行くのだ。ずっと県道109号線を行くと覚えておいてね。広島県道109号線、島根県道109号線
もうちょっと進むと、直進する川は田草川、長瀬川は右折し、県道109号線も右折する。
「落石のため全面通行止」の看板がある。どうしたものかなぁ、とりあえず通行止めの地点まで行ってみるか。
ちょうど、自動車がやってきた。この先は通行止めなんですか。この先の銀山まで行きたいのですが行けますかね。
しゃぁなぇだいじょうぶよぉ。車は通れんよ。自転車なら通れるよ。
OKのようだね。このまま進もう。長瀬養魚場を横目に見て、エコヴィレッジかわねの前を通り過ぎる。今はシーズンオフで営業はしていない。
エコヴィレッジかわねの上流あたりから島根県と広島県の境界になる。長瀬川が境界になるのだ。
最初に出会う2軒の集落が島根県邑南町の上田地区という大きな括りの一部、ここの小字の名前はわからない。
次の集落は広島県安芸高田市高宮町の大きな括りで言えば川根集落だが、小字名が杉の原、ここが間違い易い分岐になるんですよ
ここの分岐で、道幅が広いから直進してしまった。えらく坂道だな、こんな坂道は前の時登らなかったぞ。峠まで登り詰めて、あきらかに道を間違えた。
電柱の中電のプレートを見ると、シノハラとある。地図を見ると、峠の向こうに篠原という集落がある。間違いだ、引き返そう。
引き返す途中で、分岐がある。ひょっとしてこっちかな、行ってみよう。橋の向こうは舗装路じゃなく地道に変わっている。また、大間違いしてしまった。
この橋は三本垣橋、川の名前が歌が谷川、このへんの集落は歌が谷というのだ。
間違えた分岐まで引き返す。分岐の目印に杉の原の遺跡の看板がある。この看板を合図に、右折するのだよ。
谷が狭まって岩の間が滝になっている。滝があるということは道も勾配があるということなんだよ。
看板がある。この地点から先島根県管理区間、裏を見ると、この地点から先広島県管理区間
この看板から下流は広島県管理、上流は島根県管理と両県で協定を結んだんだね。地図のままで管理すると、細切れで面倒なことになるから真っ二つにしたんだね。
そこは、あなた、微分積分して、どっちも損しない納得できる地点を選んだのだと思うよ。
数軒もある大きな集落に到着した。杉野原、あるいは、杉の原、あるいは、杉原、さっきの分岐のところも含んでの集落名だよ。どれかが正解だと思います。
杉野原は広島県側、橋を渡って島根県側に移る。山裾の道端に鉄柵・金網のフェンスを建てて連ねてある。落石をフェンスで受け止めるのだね。倒木を受け止めて効果を発揮している個所もある。
橋を渡って、またまた広島県側、ここの集落名が大所、橋を渡って島根県側に移っても、集落名は同じ大所なのだよ。
その島根県側の大所で、全面通行止め、どうするかなぁ、通行止めなら引き返すしかないよなぁ。
引き返して、広島県側の大所を過ぎて、次の橋の名前が両国橋、両国橋の写真を撮っていて、振り返ると自動車が止まって待っている。びっくりした、エンジン音が聞こえなかったぞ。
あんたぁ、まだこのへんにおったんかいのぉ、通行止め?別に道が崩れとるわけでもにゃぁよ、もしも落石があったんなら、オオゴトになる、そういうことよ。しゃぁなぇだいじょうぶしゃぁなぇだいじょうぶ、自転車なら通れる。
煽られたなぁ、これも煽り運転と言うのかしらね。ちょっと使い方が違うか。ハッパ掛けられたからには行かねばなるまい。
自転車で自動車の後ろを付いていくと、広島県側の大所の集落に帰って行った。オフクロさんを病院にでも送っていったのかもしれないね。後で、時間を見計らって迎えに行くのだろうね。
よし、通行止めのバリケードの横をすり抜けて先へ行こう。
道は落ち葉に覆われている。通行止めは2年や3年じゃないと思うよ。落ち葉が腐ってこんもりと積もっているもの。大枝が落ちているのは見えていて避ける。小枝は避けることなく踏んで通る。
落ち葉の下には小石があるんですよ。見えない。ゴンゴンゴンと乗り上げながら進んでいく。ロードバイクの世界じゃないね。マウンテンバイクの世界だねぇ。
通行止めの区間はかなり長い。やっと終わりになってきた。
大林橋の下流で通行止めのバリケードがある。バリケードの横をすり抜ける。
大所橋と大林橋の間が通行止めなのだ。大林橋のところに民家がある。ここは広島県安芸高田市、いつのまにか、美土里町の区域に入っている。大所では高宮町の区域だったのだよ。
大林橋を渡ると坂道になる。谷沿いの道から山腹の道に変わるのだ。このへんからは島根県側の民家の数が増えてくる。川の対岸にも広島県側の民家も数を増している。
このあたりから銀山の間歩(坑道)の案内が出てくる。久喜大林銀山として、このあたりでは銀が産出したのだ。
交差点に出て、県道6号線、その先に久喜林間学舎がある。小学校の廃校を活用した施設だと思うよ。
道の向かいに観光案内の看板がある。看板の背後に太陽があって逆光になって写真に撮りにくい。うんと近寄って、看板の陰に入って撮った写真がこれ。
さて、戻るか。この先に間歩(坑道)はあるのだが、前回、長瀬川の源流まで行ったことがある、今日はパスしよう。
引き返して、大林橋の下流に通行止めのバリケードまで戻る
大林橋と大所橋の間を通行止めにしたのは、民家がないからだ。ほんとは、エコヴィレッジかわねから大林橋まで全部通行止めにしたいのだが、民家があるから、しぶしぶ範囲を区切ったのだと思うよ。
川沿いの民家の数は広島県側のほうが多いよ。島根県側は3軒か4軒、無住かもしれないので、もっと減るかもしれない。
ここは郵便配達は大変だよ。ほとんど郵便物はないとおもうが、納税、健康保険などの公的書類は届けなきゃならない。なんぼ通行止めでも届けなきゃならない。
大所橋のバリケードまで帰ってきた。ここからは舗装路がしっかりしているから安心して自転車を漕げる。
エコヴィレッジかわねを過ぎると谷間が開ける。それまでは谷が狭くて、冬の太陽を浴びることはほとんどなかったのだ。山が聳えていて川幅が狭い。山裾の道路には日が差さないのだ。
これでは、雪が積もるとなかなか溶けないぞ。
帰ってきたぞ、梶矢橋が見えている。橋を渡って、その先に駐車しているのだ。
川根の道の膨らみに駐車 長瀬川、江の川との合流点 県道109号線を行く 全面通行止め予告
エコヴィレッジかわね 道を間違えた また間違えた 分岐での目印標識
大所での通行止め 大林での通行止め 久喜での案内看板 梶矢橋
参考、関連のコース
2014年_3月24日 芸石国境、境界を分ける長瀬川
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